よんばば つれづれ

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ありがたい平穏な日常

新年最初の見守り隊の会議に出席した。1年生担当の先生が会議室までいらして、昨年12月の「昔の遊びを楽しむ会」に対する、児童たちの綴ったお礼の手紙を下さった。

 

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10人ほどの分をまとめて先生が表紙をつけ、他のまりつきやだるま落としなどの遊びを担当した老人会の会長にも渡していた。

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ほほえましくて嬉しいけれど、前にも書いたように、年間いくつの出前授業があるのか知らないが、そのたびにこうしたことをするのかと思うと、先生の負担が心配になる。もちろん、してもらったことにお礼の気持ちを表すということ自体、大切な教育ではあるけれど、当日も終わりの会で代表の子たちが挨拶しているし、お礼のメダルももらった。この作文にまた1時限なりを費やしただろうと思うと、ここまでする必要があるのかと思う。

 

yonnbaba.hatenablog.com

 

昨日は何年振りかで、以前歩いていたウオーキングコースを歩いた。2013年の4月末に退職し、5月1日の朝から4キロほどのウオーキングを始めた。少しくらいなら雨が降っても歩いていたのだけれど、夜明けの遅い時期に挫折してしまった。起きてから明るくなるまで1時間以上ものんびりしてしまうと、怠惰な私は腰が上がらなくなってしまうのだ。

 

時間変更しても良いのに、それ以来怠け癖が付いてしまった。最近は夕方別なコースを歩いたりすることもあるが、ずっとこのころのコースは歩いていない。

 

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これはかつて「肩乗り子猫ちゃん」に会った道

 

yonnbaba.hatenablog.com

 

yonnbaba.hatenablog.com

 

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いつの間にか、畑の一角にソーラー発電設備ができていた。6年近く歩いてなかったのだから、変わるのも当然だろう。

 

昨日はやっと8000歩に到達。今日は少々手術部位が重い気がして早速歩くのを休んでしまったが、もう少し運動するようにしなければ・・・。

 

 

 

 

 

今日は鏡開き

鏡開きというと、賑やかだった子供の頃のことを思い出す。大きな鏡餅はもうすっかりカビだらけになってカッチカチ。それを父が割る。くたびれてしまうと長兄に代わったりして、なんとか細かくする。それからみんなでカビ取りをして、やっとお汁粉に入れることができる。こうしてワイワイといただくお汁粉は、いちだんと美味しかった。

 

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(画像はネット上からお借りしたが、実際はこのころにはカビだらけ!)

 

今こんな風にして鏡餅を割っているご家庭はどのくらいあるのだろう。私は近頃もっぱら「ラクポイポイ」のお世話になっている。割る手間もなければ、カビの心配もない。なんとまあ楽なこと。でも味気ないと言えば味気ない。現代の子供は、もう「鏡餅を割る」などという行為は知らずに大きくなるのだろう。

 

小田嶋隆さんが正月について「日本人が日本人らしくあるために、せめて正月の三が日ぐらいは正月らしく過ごさなければならないと、そんなふうに互いにとってうっとうしい圧力となって降りかかってくる習俗の正体なのである」と書いている。

 

business.nikkei.com

 

小田嶋さんのこのコラムはいつもかなり共感することが多く、今回もなるほどと思わないではないのだが、ここまでシニカルに言ってしまうと少々寂しい気もしてしまうのは、まさに私が氏の仰る「田舎者」だからであろうか。

 

まだ兄妹四人が揃っていた60年ほど前の我が家は、今までもたびたび書いていると思うが、「♪狭いながらも楽しい我が家」で、私にとっての家庭というものの原風景になっている。しかし、もしかしたら私のその思いが、無意識のうちに息子やその家族たちに、「長男は長男として、次男は次男として、何十年か前に演じていたのと同じ家族内の役柄としての子供」を演じさせているのかも知れない。

 

まあ、帰省からも解放されて、昔の家族の役割を演じることもなく、それぞれが勝手に休みを過ごせば、自由さや気ままさと引き換えに、何かしらを手放すことにもなるのかも知れない。

 

鏡開きのぜんざいをひとりで食べながら、正月について思いをはせてみた。何はともあれ、飢餓にも砲弾にも怯えることなく暮らせることのありがたさをかみしめる。

 

 

 

 

浅慮でオッチョコチョイのちょっと長めのつぶやき

私のブログは、当初こそ母の介護の日々を記録することで、少しでも同じ状況の方の参考になればと思って始めたのだが、母も、そして高齢だった2匹の猫たちもいなくなった今は、たんに自分の備忘録・日記のような色合いが濃い。

 

だから、本当に個人的に、ノートに書くなりワードで記録するなどしても良いのだけれど、やはり読んでくださる方がいることが大変励みになっている。また、一人で書いているだけでは独りよがりで終わってしまうが、いただいたコメントで別な視点にハッと気づいたり、自分の考えを改めることも少なくない。

 

そんな訳で、長男に注意されたり(考えずに走りだしてしまう私が反面教師になったか、長男は非常に慎重で思慮深い性格)しながらもやめられず、恥をさらしながらかも知れないが、今年もこのブログを書き続けようと思っている。

 

そんな私が、早速やってしまった。昨日フィンランドのマリン首相のニュースを紹介したのだけれど、これが誤報だったというのだ。私のブログをお読みになったセネシオさん(id:cenecio)が即座にコメントでフィンランド大使館のtwitterを教えてくださった。昨日の夜には、その誤報だったというニュースがハフィントンポストなどでも大きく取り上げられている。

「フィンランドが週休3日制を検討」の報道は“誤報” だと、大使館がTwitterで指摘 | ハフポスト

 

まあ、このニュースの場合あまり実害はないと思うが、年頭から世界を震撼させているあのきな臭いニュースの分野で、このようなことがあったらと思うとぞっとする。かつてのキューバ危機でも、ほんのちょっとした手違いがあれば、核のボタンが押されかねなかったとか。兵器が人間の力を超える今、そのわずかなミスが取り返しのつかない結果を生んでしまう。

 

オーストラリアの被災したコアラの姿も悲しい。支援を必要としている人々や場所は悲しいことに限りなく存在し、そのすべてに協力することなどとうていできない非力な庶民である私は胸が痛むばかりだ。

australia-now.info

 

少しでも気持ちが明るくなるように、良いニュースをと探せば誤報にあたってしまい、胸の痛むニュースにはこと欠かないという悲しい現実。

巷に雨の降るごとく・・・という気分の今朝の私だ。

 

 

こんなとき、昨日と同じく猫の手を借りる。

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応援するよ。 さんさんななびょう~~しっ!!! (ネットの猫画像サイトより)

初仕事は雨ふり

当地域の学校は今日から始まった。昨年の終業式の日に続いて今週も見守り当番なのだけれど、新年早々雨降りのスタートとなった。でも、結婚式の雨やお天気雨に限らず、雨は結構幸運のしるしと言われるので、これもさい先が良い!と思うことにしよう。

 

昨日が寒の入りだったが、世界も極寒の季節に入りつつあるようだ。なんとか早めに雪どけムードになって欲しい。

 

せめて、明るいニュースを。

注目のフィンランドのマリン首相が、週休3日制の導入を検討するとか。さらに「人々はもっと家族や愛する人、趣味などに時間を費やすべきだ」と述べ、1日6時間労働制も検討するという。隣国スウェーデンでは2015年から1日6時間制を試験的に導入し、生産性向上に効果があったとされる。また週休3日制をめぐっては、日本マイクロソフトが昨年8月に実施し生産性が向上したと公表。従業員の92%が評価しているという。(時事通信社報) 

 

若い人たちの活躍のニュース。

www.nishinippon.co.jp

経営は順調でも、後継者がいないために廃業する中小・零細企業は多い。時代の流れの中で不要となっていく業種はやむを得ないけれど、残したいのに残せない企業を若い人の力で繋いでいけたら嬉しい。このかまぼこ屋さんの事業、今年6月頃から動き出すそうで、うまく軌道に乗せて欲しい。

 

 

ああ、それにしても、つくづく日本にマリン首相が欲しい!アメリカにもマリン大統領が誕生して欲しい。

 

 

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もう、こういうときはドジ猫ちゃんにいやしてもらうしかないね。(画像はネットから)

 

今日はブルーになっている人の比率が高そう・・・

fujiponさんが、これからのブログについての展望を書いている。

fujipon.hatenablog.com

 

ツイッターやインスタグラムが今後の主流で、もう人が固定電話に戻らないように、ブログもどんどん「限界集落化」していくと予想している。

 

そうかもしれない。が、私は今後もブログの世界に残る。ツイッターもインスタグラムも登録はしているけれど、活用しているとは言いがたい。やはり自分は読むのも書くのも、まとまった文章の方が好きなのだなと痛感している。

 

もちろん情報を収集するには、ツイッターを上手に活用するほうが有効かもしれないけれど、今のところまだうまい付き合い方が分からない。無理についていこうと思うと、情報の洪水にめまいを起こしそうな気がするので、自分のペースでぼちぼち行こうと思う。

 

ところで、毎日が日曜日の私には関係ないが、世の中は長い連休が明けて、明日から仕事という人が多いことだろう。今年はとりわけ曜日の並びが良く正月休みが長かったので、その分つらさは倍増かも知れない。ご同情申し上げる。何もして差しあげられないが、せめてすべての勤労者にエールをお送りしたい。

 

しかし、どんなにブルーになっても、明日出かける勤務先のある人はやはり幸せと言える。BuzzFeedの「大人食堂」のニュースがヤフーのトップ画面に取り上げられていた。

 

headlines.yahoo.co.jp

 

リンクはじきに切れてしまうかも知れないので概要を記すと、9連休となった年末年始は、仕事が途絶え、住まいもないなど生活が不安定な人にとって、公的な相談窓口も長期間頼れなくなる厳しい時期で、温かい食事と生活・労働相談を支援団体が無償で提供する新宿御苑の「年越し大人食堂」には2日間で102人もの人が訪れたとして、具体例をいくつか紹介している。

 

紹介されている三十代の男性の、「昨年10月に台風19号が来た時、台東区役所がホームレスの男性を一時避難所から追い返したニュースが心に深く刻まれていて、災害の時でさえ受け入れてくれないのだから、自分が助けてもらえるなんて思ってもいなかった。でもここでは腹いっぱい食べさせてもらって、泊まるお金ももらえて、お土産にみかんやお米もいただける。しかも返さなくていいでしょう? 頑張ろうと思えるようになりました」という言葉が胸にしみる。

 

この活動にはビッグイシュー共同基金代表の料理研究家枝元なほみさんも関わっていて、フランスでは消費期限間近でスーパーから寄付された食材を使って、食事を無償で提供しているレストランがあるそうで、「大人食堂を1回限りでなく持続的なシステムにできたらいいと思いますが、日本でどのようにやればいいかはわかりません。これから考えていきたいです」という言葉が紹介されている。持続的活動はもちろん急務だけれど、子ども食堂といい大人食堂といい、必要のない社会が一番いい。

 

今朝の『サンデーモーニング』の特集「”幸せ”になれない時代」で、社会心理学者の加藤諦三氏が、現在の世界の状況を右傾化とか左傾化ではなく「幼児化」と指摘していて、なるほどと思った。自国第一であったり、自分と自分の取り巻きの楽しさが大切であったりするトップでは、とうてい底辺であえぐ人たちの苦しさなどに考えは及ぶまい。

 

とりわけ今年の日本は、これからマスコミによるオリンピック狂騒曲が人々を熱狂へと駆り立てていくことだろうから、ますます弱い立場の人たちは忘れ去られていく可能性が高い。そして祭りの狂騒のあとにやってくるであろう経済の混乱。弱者はさらに踏みつけにされそうだ。政治が一朝一夕に変わろうはずもなく、まだ当分、想像力や共感力のある人たちの応援と、弱い者同士の相互扶助が命綱になりそうな時代が続きそうだ。

 

 

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ああ、明日から仕事かあ~~。  (画像はネット上からお借りしました)

 

 

 

テレ東さんの嬉しいお年玉『きのう何食べた?』

晦日でさえ普段通り10時には寝てしまったのに、昨夜は途中9時頃に猛烈に眠くなったのに、頑張って起きていて、10時からの『きのう何食べた?』を視聴した。去年のうちからしっかり録画予約はしていたけれど、それでもやっぱりリアルタイムで見たかった。

 

続編やスペシャルになると途端に質が落ちてしまう作品も少なくないので、楽しみな一方で一抹の不安もあったが、温かく優しいシロさんとケンジの世界は相変わらずで、テレ東さんはみごとにファンの期待に応えてくれた。

 

今回はお父さんの大病後のシロさんの実家の経済的ピンチ、シロさんの仕事が忙しすぎて、3週間も一緒に晩御飯の食卓が囲めないケンジの寂しさという、2つのちょっとした問題はあったものの、殺人が起きるわけでもなければ、すれ違いで相手を裏切る行動に走るわけでもない。大切な人と美味しいものを食べる当たり前の日常の幸せを描いているだけなのに、不思議なほど視聴者を引き付けて楽しませ、幸せな気分にしてくれた。

 

私の目には結構お洒落に見えるシロさんの部屋を、以前ジルベール航(わたる)が「あまりに普通でつまらない」とくさし、「ダイちゃんの家はすっごいこだわってる」と言うのを聞いた時から、小日向さんの部屋はどんななのだろうと興味津々だった。そのダイちゃん・ジルベールカップルの暮らしぶりが描かれたのも、嬉しかった。小日向さんの部屋はほぼ私の思っていたような雰囲気だったし、私はやっぱりシロさんの部屋のほうが好きではあるけれども。

 

我がままで小日向を振り回し、堅実なシロさんの生き方を小ばかにするジルベール航だが、不思議と憎めない。原作や脚本の描き方もうまいのだろうが、演じている磯村勇斗さんの魅力も大きい。せっかく小日向が用意しておいた料理には手を付けず、勝手に高級食材を利用してキムチチゲを作る彼の料理シーンでは、ああ、あんなに食材を雑に扱って・・・とか、ああ、またこぼした!とか、私などハラハラし通しだったのだが、いかにも我がままジルベールにふさわしい料理風景だった。

 

今回はシロさん・ケンジ・小日向さん・航と、4人の調理シーンが描かれ、ちゃんとそれぞれのキャラクターを物語っていた。食べ物を扱ったドラマが増えているが、この作品は、調理手順やその料理の美味しさを伝えながら、みごとに登場人物一人ひとりの魅力を描き分け、さらに、大切な人と美味しいものを食べる素晴らしさを強く感じさせてくれ、同種のドラマの中でも出色の作品だと思う。

 

 

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人に対してはインテリアもファッションも実に辛辣な航くん。スタイリッシュな小日向さんの家で、彼の部屋だけはこのありさま。デイトレーダーだけど、1日2万円が目標で、それ以上稼ごうとはしない主義という「ゆるさ」も、憎めない重要ポイントか。

(画像はネット上からお借りした)

 

 

yonnbaba.hatenablog.com

 

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今までに『きのう何食べた?』について書いたエントリーを追加で貼りました。

幸先の良い新年

新年あけましておめでとうございます。

今年もどうぞよろしくお願いいたします。

 

寒さは厳しいけれど、青空の元日の朝を迎えた。ニュースも今のところゴーン氏の日本脱出くらいしかなく、まずまず穏やかな幕開けのようだ。

 

子供たちが来ているときは、日付が変わった途端にしたくをして近所の神社に初もうでに出かけるが、一人の時はやはり暗いうちは心細いので、明るくなってから出かける。せめて午前の内に・・・と何気なく出かけたのだが、神社には地元の消防団の方々が集まっていた。

 

参拝を済ませると、その消防団の人々に動きがあり何かが始まるようす。ちょうど居合わせたことだしと思いしばらく待っていると、梯子を持ち出し、出初式が始まった。

 

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地元の小さな神社での、ささやかな出初式ではあるけれど、今までにも明るくなってからお参りしたことは何回かあるのに、出初式にあたったのは初めてだ。そもそも、地元の消防団でも(と言ったら失礼だが)出初式をするとは思ってもいなかった。

 

なんだか新年早々幸先がいいような気がして、元日はネットはお休みにするつもりだったのだけれど、この「運」を逃さないよう、ブログでご披露することにした。

 

皆様のところにも、いろいろな幸運が舞い込みますように・・・。

と言うか、勝手にこれは幸運!ととらえたもの勝ち、ですね。

 

 

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以前にもご紹介した、全国でも一番シンプル(質素)な当地のお雑煮。

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具は「もち菜(今はあまり売っていないので小松菜などで代用)」のみで、花かつおをトッピングする。