よんばば つれづれ

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2017-02-01から1ヶ月間の記事一覧

元気な大根の葉っぱと春めく日

昨日の住み開き「よんばばんち」の参加者の方から、とても元気な葉っぱのついた大根をいただいた。大根の葉はすぐ処理しないとどんどん黄色くなってしまうけれど、参加者が史上最多の9人となりしかも新しい方もいらしたので、さすがにグッタリで手を付けず…

こんな映画が見たかった!『ラ・ラ・ランド』

この間『スノーデン』を見た時の予告編で『ラ・ラ・ランド』を目にし、これは絶対見よう!と心に決めていた。どんなストーリーなのかも知らないまま、2月24日と封切り日をしっかり頭に刻み、初日に見ようと決めていた。 昨日の金曜日はコスモス会の日なので…

不思議な読書空間『焼野まで』村田喜代子著

朝日新聞の連載小説『人を見たら蛙になれ』で知ってから、何冊かこの著者の作品を読んだ。今まで、はずれはない。前回読んだのは『屋根屋』だったと思うが、これが夢と恋のファンタジックな話だったのに対して、今回の『焼野まで』は全編に死が漂っている話…

ついてなかった今日のお出かけ

一か月半ぶりに古文書の講座に出席することができた。帰り道に「かどへい」さんによってお正月バージョンの飾りつけを写真に収めたのが、もうはるか以前のことに感じる。もうこの季節なら、店内いっぱいお雛様だろうか。 けれども、今日はちょっとまた新しい…

残酷で美しい物語『蝶』皆川博子著

書評などで「美しい文章」と評されているのに惹かれて読んでみると、案外に美しげな表現が多いだけで、自己陶酔的傾向の強さに辟易して、我儘な私は往々にして読み通すことができなかったりする。 けれども、この『蝶』は本当に美しい文章だと思った。美しげ…

昨日は例の19日でした

9.19を忘れない諦めないの集会&パレードの19日。スタンディングの言いだしっぺが、またまた新しいことを考えた。従来型の集会やデモでは外の人にはまるで伝わらないから、もっと外にいる人にアピールする行動をしよう、という提案だ。いくら言っても従来型…

映画『ザ・トゥルー・コスト』を見て考えるファストファッションの真の代償

先週、友人に誘われて、先日『日本の青空』を見に行った田原市のMEGURIYAさんにまた映画を見に出かけた。今回は『ザ・トゥルー・コスト』という服飾業界の裏側を追ったドキュメンタリーだ。 映画は美しいモデルたちが、ファッションショーでランウェイを颯爽…

『象は忘れない』柳広司著

東京電力福島第一原子力発電所が制御不能となった「あの日」以来、著者が目にした様々な形のテキストをもとに書かれた作品だ。巻末に掲載されている、日本語で書かれた主な参考資料・文献は65に及ぶ。 内容は、能の演目からとったタイトルを付けた5つの短篇…

世代間の違いの個人的考察

私は昭和26年の生まれ、敗戦から6年たっていくぶん世の中が落ち着きを取り戻し始めた頃だろうか。それでも物心ついたころ、まだ周囲には「バラック」と呼ばれるような家も残っていて、小さな隣組の中でさえ、お金持ちと貧乏人の差は子どもの目にもはっきり…

慌ただしいこの一か月半を過ごして思うこと

いま改めて手帳の1月のページを見ると、5日の正月明け以後、何も予定の入っていない日は2日しかなかった。 野党共闘を進める新しい市民団体の発足集会の準備と開催に追われるうえに、スタンディングの新年会の幹事が重なり、加えて民生委員の会議や新任研…

「穂の国音楽マエストロたち」第3回杉浦充さんの箏に感涙

豊橋出身で、今は当地を拠点に、箏のライブ、作曲、地元FMラジオ局のDJと幅広く活動なさっている杉浦充さんが、今日の講座の講師だった。さすがラジオのレギュラーを持っていらっしゃるだけあって、おしゃべりも軽妙で会場はすっかり充ワールド! 山田流と生…

久しぶりの「おしどりマコ&ケン」さんネタ

吉本興業のお笑いコンビ「おしどり」に密着したドキュメンタリー番組「NNNドキュメント’17 お笑い芸人VS原発事故 マコ&ケンの原発取材2000日」が、先日5日の深夜に放送された。この情報を得たのが放送日よりだいぶ前だったので、一週間前になったら録画予…

これは絶対『竜の柩』も読まなくちゃ!『霊の柩』高橋克彦著

先週、最後のコグニサイズ教室のため訪れた市民館で、帰りに図書室に寄ったところ、高橋克彦さんの本を見つけた。 以前やっていた音訳ボランティアで、点字図書館から『火怨』という作品をあてがわれて、初めてこの方の作品に触れた。大和朝廷と東北の蝦夷と…

マッチョな人、マッチョな国は、「いちばん!」が好き?映画『スノーデン』を見た

先週、金曜スタンディングのあとミーティングがあり、その時にメンバーの一人が映画『スノーデン』がとても面白かったと話していた。『沈黙』を見たいと思っているという人が何人かいて、私もそう思いながら、3時間はちょっと長いなあ・・・と躊躇している。 …

豆を年の数だけ食べるのは大変だ

金曜日。国際協力コスモス会。今日はやっぱり「節分について」。 節分は季節の分け目を意味し、本来1年に4回あったのだけれど、新しい年を迎える節目でもあるためか、立春の前日の節分だけが残っているといういわれから始まった。 紙芝居を見てもらい、ス…

フェルディナンド・フォン・シーラッハの『テロ』を読んで考える

昨年7月出版の作品。刑事事件の弁護士として活躍するかたわら、『犯罪』『罪悪』『禁忌』などの小説を発表してきた著者の初の戯曲作品だ。 刊行直後から本国ドイツでは本書をめぐって大激論が巻き起こり、ドイツ語圏の30か所以上の劇場で上演され、日本でも…