よんばば つれづれ

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トマト缶をすすぎがてら水を一杯!と内野聖陽さん

三週目にして二度目の感想を書いてしまう。それほどドラマ『きのう何食べた?』が面白い。

初回の感想

yonnbaba.hatenablog.com

 

オープニングでケンジがスマホで撮影しているらしい動画が流れるのだけれど、その中での西島さんの笑顔が、もうホントに内野さんが可愛くてたまらなくて、つい笑っちゃってる感じがしてなんとも言えないいい雰囲気だ。そのまま本編も無駄なシーンも引っかかる台詞もなく引き込まれて、あっという間に楽しい40分が終わってしまう。

 

シロさんの実家のお母さんが息子のゲイを理解しているのかと思ったら、「私はあなたがゲイであろうと犯罪者であろうと受け入れる・・・」と口走り、息子に犯罪者と一緒にされたと嘆かせる。良い母であらねば!と思う人なのだろう。

 

食事シーンでシロさんの食べ方が美しいなと感じていたが、このお母さんに厳しくしつけられたのかなと思う。いっぽう、ケンジは食卓に肘を突いて食べたりして、いまだに親の描写がないことと合わせて、こちらも育った背景を想像させる。長いセリフや細かなナレーションがなくても、ちょっとしたシーンやしぐさから背景を推察させる。

 

今回特に印象的だったのが、鶏もも肉の料理をしながら、シロさんがトマト缶を半缶フライパンに入れ、残りをタッパに移したシーンだ。なんとも無造作にタッパにあけるのを見て、細かなことが気になってしまう私は思わず「あぁ・・・」と思ったが、次の瞬間シロさんは、「缶をすすぐついでに一杯の水を入れ」たのだ。さすが日常的に料理をしている人。そして月二万五千円の食費で賄うことを目指す人だ。恐れ入りました!(ちなみに、こんな小さいことが気になってしまうくせに、一人暮らしながら私は月二万五千円で賄えることがほとんどない)

 

西島さんも、スーパーマーケット友達を演じる田中美佐子さんも実にうまいが、やはりケンジの内野聖陽さんが素晴らしい。どうしてこんな(失礼!)むさくるしい中年男が、こんなにもチャーミングに見えてしまうのだろうと思う。

 

もう10年近く前になるが、内野さんがNHKの『十年先も君に恋して』というドラマで、将来修復不可能な関係に陥ってしまう自分たちの結婚を阻止しようと、未来から結婚前の妻の前に現れて二人の恋愛を阻止しようとする夫を演じた。

 

この時、妻役の上戸彩さんは現在も未来もほとんど同じだったが、内野さんは大学生のシーンになると、特別なメイクをしているわけでもないのに、まだ大人社会のずるさを知らない若者の顔つきになっていて驚かされたことは忘れられない。

 

ゴンゾウ 伝説の刑事』でも、犯人逮捕のためには少々過激な捜査も辞さない捜査一課のエースの顔と、容疑者の情婦(池脇千鶴)と愛し合うようになって清らかな心を得た時の顔、そしてその大切な人を自分のせいで失って心に傷を負い、ふぬけ(ゴンゾウ)になってからの顔とを見事に演じ分けていた。

 

来週はシロさんのお父さんの健康問題。演じる志賀廣太郎さんが実際に脳梗塞のため降板とのことで、どのような展開になるのか。こんな良いドラマを降りなければならなくなって、志賀さんもさぞ無念でいらっしゃることだろう。

 

 

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もうひとつ、気になった小さなこと。

昨日郵便局のATMで、ペシャワール会の今年度の会費を振り込んだ。そうしたら、去年は80円だった振込手数料が150円になっていた。金額としては大したことではないけれど、二倍近いって、けっこうすごい値上げ・・・。

ついでに綺麗な切手も買ってきたが、10月からこれも値上がりするんだった。1円切手と2円切手を買い足す羽目になるだろうな。