よんばば つれづれ

民主主義を機能させる、自立した「ひとり」でありたい

テレ東さんの嬉しいお年玉『きのう何食べた?』

晦日でさえ普段通り10時には寝てしまったのに、昨夜は途中9時頃に猛烈に眠くなったのに、頑張って起きていて、10時からの『きのう何食べた?』を視聴した。去年のうちからしっかり録画予約はしていたけれど、それでもやっぱりリアルタイムで見たかった。

 

続編やスペシャルになると途端に質が落ちてしまう作品も少なくないので、楽しみな一方で一抹の不安もあったが、温かく優しいシロさんとケンジの世界は相変わらずで、テレ東さんはみごとにファンの期待に応えてくれた。

 

今回はお父さんの大病後のシロさんの実家の経済的ピンチ、シロさんの仕事が忙しすぎて、3週間も一緒に晩御飯の食卓が囲めないケンジの寂しさという、2つのちょっとした問題はあったものの、殺人が起きるわけでもなければ、すれ違いで相手を裏切る行動に走るわけでもない。大切な人と美味しいものを食べる当たり前の日常の幸せを描いているだけなのに、不思議なほど視聴者を引き付けて楽しませ、幸せな気分にしてくれた。

 

私の目には結構お洒落に見えるシロさんの部屋を、以前ジルベール航(わたる)が「あまりに普通でつまらない」とくさし、「ダイちゃんの家はすっごいこだわってる」と言うのを聞いた時から、小日向さんの部屋はどんななのだろうと興味津々だった。そのダイちゃん・ジルベールカップルの暮らしぶりが描かれたのも、嬉しかった。小日向さんの部屋はほぼ私の思っていたような雰囲気だったし、私はやっぱりシロさんの部屋のほうが好きではあるけれども。

 

我がままで小日向を振り回し、堅実なシロさんの生き方を小ばかにするジルベール航だが、不思議と憎めない。原作や脚本の描き方もうまいのだろうが、演じている磯村勇斗さんの魅力も大きい。せっかく小日向が用意しておいた料理には手を付けず、勝手に高級食材を利用してキムチチゲを作る彼の料理シーンでは、ああ、あんなに食材を雑に扱って・・・とか、ああ、またこぼした!とか、私などハラハラし通しだったのだが、いかにも我がままジルベールにふさわしい料理風景だった。

 

今回はシロさん・ケンジ・小日向さん・航と、4人の調理シーンが描かれ、ちゃんとそれぞれのキャラクターを物語っていた。食べ物を扱ったドラマが増えているが、この作品は、調理手順やその料理の美味しさを伝えながら、みごとに登場人物一人ひとりの魅力を描き分け、さらに、大切な人と美味しいものを食べる素晴らしさを強く感じさせてくれ、同種のドラマの中でも出色の作品だと思う。

 

 

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人に対してはインテリアもファッションも実に辛辣な航くん。スタイリッシュな小日向さんの家で、彼の部屋だけはこのありさま。デイトレーダーだけど、1日2万円が目標で、それ以上稼ごうとはしない主義という「ゆるさ」も、憎めない重要ポイントか。

(画像はネット上からお借りした)

 

 

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今までに『きのう何食べた?』について書いたエントリーを追加で貼りました。