よんばば つれづれ

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去年の足取り重かった子はどうしたかな?

今年もあいさつ運動の日を迎えた。民生委員として、また見守り活動のメンバーとして、参加する。去年の記録を読むと、お天気の具合も、やはり梅雨のさなかということもあってか、ちょうど似たようなもの。今日はいくぶん晴れ間がのぞいて、雨より日焼けを心配するくらいになった。

 

 

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今日はスマホを持って行かなかったので、3年前の写真を。

 

 

去年はみんなが通ってしまったかなりあとになって、暗い顔つきで思い足を引きずるように行く子がいて、その子の心の中が気になったが、今日は登校班ごとにまとまって、予定の時間内にみんな通り終わった。去年のあの子の心が晴れて、みんなと行けるようになったのなら良いけれど、もしかしたらもっと重症になってしまって、今日は欠席だったという可能性もある。前者であってほしいと願う。

 

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普段の朝なら8時ころまでパソコンの前でのんびりしているのに、今日はサッサと化粧も済ませ、7時半過ぎから学校に出かけた。また、10時から民生委員の定例会もある。

 

というわけで、あいさつ運動を済ませて帰宅してから、つかの間、「ひとりお疲れ様会」。

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陶器は青森のりんごの木の灰を釉薬に使ったもの。いただいた時の箱に「ひょうか焼き」とあって、食器の底面にもHYOKAYAKIとあるのだけれど、どんな漢字が使われていたかが思い出せない。ネットで探してもりんご灰釉の別の焼き物はヒットするが、この名前は見つからない。優しい色合いがとても好きなのだけれど、作り手も販売会社もなくなってしまったのだろうか。

 

 

 

改めて舌を巻く安達祐実さんの力『100分で名著』

6月の『100分で名著』は「アルプスの少女ハイジ」だった。テレビ放映されたアニメは見ていないけれど、子供のころ本で読んだような気もするし、なじみ深い児童書だと思っていたが、アニメには描かれなかった暗い一面も含んだ、なかなか深い物語なのだそうだ。早稲田大学教授でドイツ文学者の松永美穂さんの案内で、大人の視点で読み解くハイジが面白かった。

 

そして今回のこの番組をより一層魅力的にしていたのが、俳優安達祐実さんの朗読だ。天才子役と騒がれたが、その子役ぶりを私はほとんど見たことがない。しかし「女優安達祐実」となってからの彼女を見ると、シリアスもコメディも、善人役も悪人役も、何を演じてもさすがと思わせられることが多い。

 

いつもこの番組は作品を朗読する人が大きな魅力の一つではあるが、今回の安達さんはそうした中でも傑出していたように思う。ハイジやおじいさん、ペーターのおばあさんなどさまざまな登場人物を、わざとらしい声音を使わず、自分のピッチの高低とスピードだけで見事に演じ分けた。すっかり彼女の朗読の世界に引き込まれ、非常に深い感動を覚えた。

 

欲を言えば、鼻濁音を使えていたらもっと素晴らしかったと思うが、今や鼻濁音はアナウンサーでも歌手でも使える人は少ないし、日本語の発音はどんどん単純化しているようで、「を・wo」の音も鼻濁音も、絶滅危惧の音なので仕方ないかとも思う。

 

実はハイジのおじいさんは、過去に賭け事やお酒で全財産を使い果たし、傭兵になって姿をくらましたという暗い過去をもっているとか、クララの医師であるクラッセンさんが実は後半の物語の鍵を握っていること、ペーターの中に深い心の闇があり嫉妬に駆られて暴力性を発動することなど、アニメでは描かれない意外な事実が描かれているというこの原作を、できることなら松永先生の翻訳(雑誌の連載ではなさっているが書籍化はまだらしい)で読んでみたいものだと思う。

 

 

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一日遅れの和菓子「水無月」

出かけることを極力減らしたい私は、食料品の買い出しもなるべくまとめ買いだ。一時期朝食をシリアルにしていた時はよかったが、今はまたパン食に戻っているので、食パンばかりは買いだめもできず、しばしば買いに出なければならない。

 

今日はそんな食パン補充の日。とは言っても、食パン一つでは終わらず、ついつい余計な嗜好品まで買ってしまう。

 

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ついふらふらと買ってしまった和菓子。6月最後の日に食べるとされる「水無月」。一日過ぎてしまったからか3割引きなり。

 

粗忽者の失敗談。青汁が200円も値引きになる!と勇んで提示したクーポンが対象外だと言われた。青汁の売り場には1種類しかなかったのだから、該当しない商品なら不要なクーポンを出すことないのにと少々不快に思ったが、当該商品は薬売り場のほうに並んでいるのだそうだ。私もおっちょこちょいだが、しかし、まぎらわしい。

 

f:id:yonnbaba:20190701160607j:plain 当該商品

 

    f:id:yonnbaba:20190701160635j:plain 私の購入したもの。

このよく似たパッケージ、「青汁のイメージ」かもしれないけれど、もう少し何とかなりません?などと文句を言うのは、粗忽者の私くらいだろうか。ちなみに2つは会社が違う。

 

セロリ生姜ピクルスとお煎茶

先日のきのこジュレに続いて、一緒にもらった「セロリ生姜ピクルス」を食べてみた。

 

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きのこの和風パスタと。四角いお皿がセロリ生姜ピクルス。セロリの香りがとても強いので、セロリ好きな人に。サラダのトッピングくらいにして使った方が食べやすいかもしれない。

 

 

ついでに食べものつながりで、こちらは先週のコスモス会のお煎茶の様子。私はほかの用事で欠席。水出し煎茶。出席者の話では大変美味しかったとのこと。

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昨日今日と体にまとわりつく不快な湿気と暑さ。うっとおしくても雨には降ってもらわないと、またダムの貯水率0パーセントなどとなったら大変だ。そして梅雨らしい空模様のもと、今年の半分が終わる・・・。

 

ストレスやゲートキーパーについて学ぶ

市全体の老人会の女性部長の研修会があり参加した。うちの校区の女性部長をずっとしてくれていた方が、去年から体調を崩したご主人の介護のため務められなくなったとのことで、今年から私にお鉢が回ってきてしまった。うちの老人会はまだできてから日が浅いので比較的メンバーが若いけれど、他の老人会のメンバーはおおむねかなりご高齢で、ほかにしていただけそうな方はいないという。

 

5月に総会があって、今回は研修会。ストレスについての市健康部健康増進課の若い女性課員たちによる出前講座だった。ストレスとは・・・に始まって、ためないための方法や解消のためのストレッチやハンドマッサージ、食事や良質な睡眠をとることなどの説明があった。

 

こうしたことに気を付けていても、うまく解消できず気持ちが落ち込んでしまったり、うつ病に至ってしまう人もいる。身近な人が、なるべくひどくならないうちに気付いてあげ、適切な声掛けができるようにというのが、後半のゲートキーパーの話だった。

 

専門的なゲートキーパーにはならないまでも、発見し、話を聞き、専門の機関につなぐということをしてほしいとのことだ。へたをしたら命にかかわりかねないことだけに、生半可な励ましや助言はかえって危険だろう。寄り添って、専門機関の戸を叩くところまでいけたら上出来だと思う。

 

それにしても、市がこのような出前講座を準備して、機会をとらえては啓蒙を図らねばならない社会のなんと悲しいこと・・・。

 

休憩をはさんでそのあとは折り紙講習。コスモス会で教わる折り紙を思えばはるかに簡単なものだったが、周りの方たちはほとんど説明のプリントを見ても理解できず、時間の半分以上は他の方々に説明を求められる状態になってしまい、もう一つのほうは作れずじまいになってしまった。

 

事前に出欠を取ったにもかかわらず、両面カラーの説明プリントが大幅に足りず、あわてて一面だけモノクロコピーをとって配られたため、思うように作り方も見られないという不手際が少々気になった。

 

 

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今日の折り紙、バスケット。

 

小さな隣人からのねぎらい

今日も小学生の見守り当番を終え帰宅した。ちょうど我が家の2階に住むフィリピン人の2年生の女の子が帰ってきたので、「お帰り」と声をかけた。するとその子がニッコリして、「お疲れさま」と言ってくれた。

 

その子は見守り当番が立つ場所を通らないで帰宅するので、1階の住人の私が当番をしているとは知らないかもしれないが、見守りの黄緑色のベストを着て黄色い旗を持っているので分かったのだろう。

 

昨日に続いて、思いがけなくなんとも素晴らしいプレゼントをもらって、とっても幸せな気分に包まれた。

 

今日は雨ふりなので傘をさしての見守りだった。梅雨が明ければ、今度はカンカン照りの日ざしのもとでの活動になる。私自身は、身体が元気なうちは、何かしら人や社会のお役に立ちたいという思いでしているが、第三者からは、「ご苦労なこと」とちょっとさめた目で眺められることもあるかもしれない。

 

でも、今日みたいなこともあるから、やっぱり情けは人の為ならずね、と思う。

 

 

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こういう本格的な格好をしている人は、たぶん行政から依頼されているプロです。

一年生にもらった小さな小さな花

今週は小学生の見守りの当番にあたっている。相棒は86歳の男性で、初日の月曜日はうっかり失念なさったようで、いらっしゃらなかった。

 

その日私が一人で黄色い旗を持って立っていたら、横断歩道を渡ろうとする男の子が、「もう一人のおばあちゃんはどうしたの?」と問うた。私の相棒はおばあちゃんじゃなくおじいちゃんなのだけれど、8人のメンバーのうち6人が女性だから、やはり女性のイメージが強いのだろう。

 

水曜日の今日、3時で下校するのは1年生のみだった。十数人のひと塊でガヤガヤとにぎやかにやってきた1年生たち。一人の女の子が歩道から団地の敷地の草むらに入っていき、ピンクの草の花を摘んできた。その小さな小さな一輪を「ハイ」と私に差し出してから、横断歩道を渡っていった。「さようなら!」「ありがとう!」。

 

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しょっちゅう目にしているけれど、名も知らなかった草の花。調べてみると、「イモカタバミ」という名だった。

 

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月曜日、見守り当番を忘れたYさんが、お詫びにと家庭菜園で収穫したキュウリを持ってきてくださった。あまり大きくて立派なので、よく分かるようにボールペンを。

 

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今日のお昼はシロさんの「ツナマヨそうめん」ミニトマト版。辛子漬けにしたYさんのキュウリを添えて。