よんばば つれづれ

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豊橋市の公立小中学校、エアコン設置率は2.4パーセント!

昨日は恒例の地域の小学校の夏祭りで、民生委員もお手伝いをした。毎年各団体が担当するものは決まっていて、民生委員は「おにぎり・パン・ジュース」と、火を使わないものだから恵まれている。何年か前に所属した更生保護女性会はみたらし団子の担当で、千本以上の団子をガスコンロで焼くので大変だった。


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去年は私たちの担当したジュースは最終的にかなり売れ残ったが、今年は昨年よりだいぶ早い時点で完売してしまった。反対に、例年売れ行きの良い焼きそばなどが苦戦していたそうだ。やはりこの猛暑の影響もあったのではないかというのが、大方の見方だった。

 

会場の一角ではホースに小さな穴をあけてミストを発生させていたが、焼け石に水の感をぬぐえなかった。メンバーの中からは、「朝から、中止って連絡メールが入るかと期待していた」という声も聞こえた。私は民生委員のほうに参加したが、老人会の仲間はエアコンのない教室でスポーツ吹き矢のお手伝いで、かえって風の通る戸外のテントよりきつかったかも知れない。

 

PTAやおやじの会の人たちはまだ若いからいいとしても、更生保護や民生委員はおもに平日の日中に活動するため現役世代には難しく、結果的に引き受け手の平均年齢は高い。近ごろは、70代でも入りたがらない老人会などまして推して知るべし。

 

昔の遊びを一年生と楽しむお手伝いは一番寒い二月で、連日真夏日の七月には縁日のお手伝い。学校行事はスケジュールが厳しいので、良い季節など選んでいられない。そもそも、そんなに忙しいのにどうしても行う必要のある行事なのか、年間予定を白紙に戻して考えてもいいと思うのだが、一度始めてしまうとなかなかやめられないのは、この国のお役所の宿命だろうか。近ごろでは「二分の一成人式」なんてものも加わっている。はやりに乗っかって安易に増やすことはするけれども、廃止することはめったにないように思う。

 

 

今日も名古屋市は気温が40度を越えた。豊橋は名古屋よりいくぶんマシだけれど、それでも相当な暑さだ。なのに、市内74の公立小中学校のエアコン設置率は2、4パーセントだというのだから驚きだ。いちおう今日から夏休みには入ったけれど、予定表を見ると今月いっぱいは「国際教室夏休み勉強会」となっている。言葉のハンディのある外国人の子供たちのための補習だろうが、教えるほうも教えられるほうも、この暑さの中で大変なことだろう。

 

つい先日、愛知県では小学校の児童が学校の校外学習後に、熱中症で亡くなるという事件が起きてしまったが、「教室で」学習中に死亡とかいうことにならなければ、エアコンはつかないのだろうか。甲子園で試合中に「選手が」死亡なんてことにならないと、高校野球の在り方についての議論は始まらないのだろうか。いや、これだけ過労死していても働き方改革なんてごまかして、「高プロ」法を成立させてしまう国だから、少々の犠牲が出たくらいでは変わらないかもしれない。あなオソロシや。

 

 

この暑さのなか、二度も倉敷にボランティアに行かれたワットさん(id:watto)には、本当に頭が下がります。

 

 

夏と言えば・・・。

ねぷた祭り。もう一週間もすると始まります!

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私が弘前に住んでいた頃は冷夏が多く、沿道でこのねぷたを待っている間、寒さに震えることがありました。

 

 

会える時に会い、話せるときに話す大切さ

73歳で逝った方の通夜と告別式に参列した。人の命とは、はかない。思いもかけずあっけなく、別れが来てしまうことがある。だから会いたいと思う人には会う努力をし、話したいと思う人とは、何らかの手段ですぐ話すことが大切だなと、当たり前の単純なことを再確認した。

 

少なくとも、「会いたいと思っている」「話がしたい」「貴方のことを考えている」という気持は伝えたい。今は電話機を常に持ち歩き、メールもたちどころに相手に届く時代なのだから。

 

そうは思っても、私はやっぱりどうも電話は苦手だ。だからせめて、ほんの数行ですむ絵葉書を、なるべく出すように心がけている。出せば、嬉しいことに自分のところに喜びが返ってくる。

 

このところ局留めの「平和の葉書」を一週間に一度取りに行くので、郵便局でいろいろ珍しいカードや絵葉書を見つけることができ、そういうものを手にすると、あの人にはどれを?あの方にはどれを送ろう?・・・と、思いが膨らむ。

 

今週は、そうしたものの返事として、手紙の苦手な友人からはメールが、そして素敵な絵葉書も届いた。いつもすぐ返事をくれる友人から来ないのは、具合を悪くしているのかも知れないと気にかかる。こんな時こそ、苦手と言っていないで、電話をかけてみようと思う。

 

 

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嬉しい素敵な葉書たち。

 

 

 

病院に取り込まれる

3時半過ぎ、老人会のメンバーのYさんから、どうにも体調が悪くて市民病院の救急外来に行くから付き添ってほしいと電話が来た。すぐ戸締りをしてYさん宅へ。昨日も、先月亡くしたご主人の遺族年金受給の書類の書き方が、少し分からないからと頼まれて伺ったばかりだ。その時もちょっと体調不良だとは言っていた。

 

タクシーで市民病院に行き、1時間ほどの待ち時間ののちにYさんの名が呼ばれて、診察室に入っていった。待合室の椅子に座って待つうち、気のせいか私までちょっと具合が悪くなりそうだった。大きな病院に行くとどうしてもかなりの時間がかかる。あの独特の雰囲気の中にいると、何でもない時でも、なんだか自分まで病人になってしまう気分にとらわれることがしばしばだ。

 

安倍公房の作品に、救急車で運ばれた妻を探して病院に行った男が、知らないうちにその病院に取り込まれて出られなくなる話があったが、どうも私にとって大きな病院にはそういう恐ろしいイメージがある。病院から、兄も、父も、生きて戻らなかったことも影響しているのだろうか。

 

つい先日も、知り合いがそれほど難しいものではなかったはずの手術で命を落とした。きっとその手術を受けなければ、少々苦しかったかもしれないけれど、それでも、まだまだ生きられただろう。家族ともちゃんとお別れができたのではないだろうかと思う。

 

だから、私は、健康診断で病気を見つけてほしくないのだ。知らぬが仏でいたい。我儘かもしれないが、我慢できない痛みだけ、コントロールしてもらいたい。

 

結局Yさんに異常は見つからず、心身の疲れから来るものでしょうとのことだったそうだ。深刻な病気でなかったのは良いことだけれど、苦しいから受診しているのに、病気未満で何の処置もしてもらえないというのは、これはこれでつらいものがある。長年介護してきたご主人を先月無くされたので、気落ちに疲れが重なったのかも知れない。

 

Yさんを家に送り、「元気な人でも参ってしまうこの暑さ、しっかり食べて、しっかり眠る。どうしても買い物が必要だったら私が行くから、しばらく最低限のことだけしてのんびり体を休めて」と声を掛けて別れた。

 

 

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の~んびり、ゴロゴロなら任せて!(在りし日のドリーム、おなかから放熱中・・・)

 

 

 

申し訳ない怠け者

今日は午後からスタンディングの交流会(ミーティング)。朝には、少し早めに出て駅ビルでお昼をとり、ハンコ屋さんに行って平和の葉書プロジェクトで使う「Peace展参加」というゴム印を注文して、それから交流会に行こうと計画していた。

 

ところが、今日の猛烈な暑さである。計画通り行動する気力などすっかり萎えてしまい、冷房した室内で、ネットのハンコ屋さんに注文してことを済ませ、昼食は作り置きの簡単な漬物と冷凍食品をチンして食べ、ギリギリまで家にいて、タクシーで交流会の場所に直行した。汗は一滴もかかずに済んだ。

 

帰りは5時ころになったので、さすがに電車を利用したが、股関節の調子もいまひとつなうえ、選んだ服の関係から今日は久々にパンプスなんぞ履いてしまったため、途中から左足指が擦れて痛み始め、やっとの思いで家に辿り着いた。

 

豪雨の被災地ではこの暑さの中で片付けに追われているというのに、なんという怠惰さかと情けなく申し訳ない気がする。夕方のニュースでは、38度を超えたところも何か所かあると報じていた。依然断水の続いているところも多く、本当にご苦労の多いことだろうと思う。

 

しかし、それにしても38度とは・・・。こんな暑さの中、また甲子園の高校野球が始まる。再来年はオリンピックだ。正気の沙汰とは思えない。再来年の夏は、オリンピック狂騒曲が吹き荒れる間、何処か静かで涼しい国に逃げ出せたらいいなあと夢見てしまう。

 

 

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せめて写真だけでも涼しげに。ネットからお借りした、わが心のふるさと津軽の、奥入瀬渓流

青い蝉

去年の秋に建物外壁の塗り替えの足場建設のため、育てていた樹木や草花がみんな切られた。すっかり丸坊主になって寂しいようなサッパリしたような気分だったが、春から夏にかけてかなりのものが復活してきた。とはいえ、まだ大きくはなっていないため、今年はいつも以上に、こんなとこで?と思うような、頼りない草花などに結構セミの抜け殻がくっついている。

 

今日はうちの窓の横の外壁に、2つの抜け殻がくっついているのを見つけた。しかもよく見ると、片方にはまだ羽が緑色のセミがしがみついている。羽が乾かずまだ飛び立てないのだろう。子供でも手を伸ばせば届くような位置なので、見つかったら格好の好奇心の対象になってしまいそうだ。天敵の鳥も心配だ。

 

涼しくなった夕方、少し草取りでもしようかと外に出たときに見てみると、抜け殻から離れて、昼間より少し高い位置に登っていた。さっき見に行ってみたら、さらに高い位置まで移動していた。もう夜なので、鳥目の鳥の襲撃もないだろう。これで明日の朝までには、無事に飛び立てることだろう。やれやれ。

 

羽化したばかりで若い、という意味でも青い蝉。実際に色も青い(厳密には緑だけれど)。頭のほうは黒くなり始めていたので、半分、青い、蝉だった。写真を撮り忘れたのが残念。

 

 

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最近このブログは写真の大きさを調節できなくなってしまった。カボチャ、すごい迫力。ご近所さんが作ったのをいただいた。直径20センチほどもある。

 

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日本語教室は来週から夏休み。今日は教室のあと都合のつく人でランチへ。彩りがとてもきれいで、しかも美味しい料理だった。でも2人のティーンエイジャーの男の子(モルモン教の宣教師)には、ちょっとボリューム不足だったかもしれない(ご飯はお代わり自由だったが)。しかも2人とも身長が190センチもある。150センチない60代の私が充分完食できるものと同じでは気の毒だったかな。

 

やっと見られたBBCの詩織さんの番組

先月の末頃、イギリスのBBCが「 Japan's Secret Shame(日本の秘められた恥)」という番組を放送し話題になった。その後、その番組の最後のほうで、詩織さんが私たちの届けた励ましの葉書を嬉しそうに見ているシーンがあると、スタンディングのフェイスブックにその動画がアップされた。

 

ところが見ようと思ってリンク先にアクセスすると、すでに動画は削除されてしまっていた。何回も、誰かがアップする、削除される、ということが繰り返されたらしいが、今日やっとその動画を見ることができた。

 

確かに、終わりの方で詩織さんがベッドに腰かけて小さな箱から取り出して見ているピンクの葉書の束は、去年の夏、私たち「じじばばの会」が街頭で呼びかけて集めた彼女への応援葉書だった。このあと、彼女は肉筆のお礼の手紙を私たちのもとに送ってくれている。この番組でも紹介するほど力になったのかなと、再び喜びがこみあげた。

 

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安保法制に危機感を覚え、3年前の夏に初めて踏み出した政治にかかわる活動だけれど、味わうのは敗北感ばかりで、活動の広がりもなかなか得られず、おまけに長男には注意も受けてしまい、気持ちが沈むこともしばしばだった。

 

でも、この応援葉書にたいして示された詩織さんや望月さんの感謝は、この3年の活動の中で得た貴重な喜びだ。

 

女性の地位にしても、教育にかける予算にしても、国民の労働環境にしても、報道の自由度にしても、もはや世界の主要先進国とはとても思えない悲しい状況になっているこの国。なかばすべてのマスコミが政府広報と化している状況で、考えない国民を作る教育をされ、いったいきちんとした民主主義が機能する日が来るのか非常に疑わしいけれど、諦めないでなんとか気持ちをつないでいかなければと思う。

 

現在取り組んでいる「平和の葉書」も着々と集まってきている。去年の暮れからの取り組みで長期戦になったのと、少々しくみがややこしく、理解を得るのが難しいということも手伝って、さすがの”言い出しっぺ”も途中で弱気になったりしたが、集まった葉書の枚数も200枚を随分超え、目標の300枚も夢ではないところまで来ている。

 

誰かを誰かが励まし、その励ました相手の喜びが、また励ました誰かのほうを励ましてくれる。嬉しい循環だ。

 

 

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今回「平和の葉書」に賛同して、色紙や葉書で参加してくださった著名人の方々

申し訳ないような日常

ニュースのたびに死者の数が増えていく。雨が上がったと思えば、今度は30度越えの暑さだ。被災者の方々、救助に当たっていらっしゃる方々、ボランティアに駆けつけた方々、みなさん大変なご苦労だろうと思う。普段通りの生活ができていることが申し訳ない気さえする。

 

土曜日には先日の朝のあいさつ運動と同じく、”社会を明るくする運動”の一環として恒例の講演会が催された。テーマは毎年さまざまなのだが、今年はちょうど「災害時における対応と地域の絆」というものだった。講師は当地区市民館の館長だったのだが、この春まで市内最大の消防署の署長をしていた方(天下り)とあって、結構具体的かつ実践的な内容であるうえ、リアルタイムで大規模災害が進行しているなか、いやがうえにも話し手も聞き手も力が入った。

 

さいわいこの地区は水の心配はないところだけれど、なにしろ東南海地震がいつ来てもおかしくないと言われ続けているだけに、地震については備えなければならない。接近が事前にわかる大雨や台風と違い、地震はほとんど予知はできないようだから、普段からの心構えが肝要だ。

 

母や猫たちがいたときは責任も重大だったが、今は自分一人なので随分と気が楽になった。災害に備えたわけではないが、水は2種類を通販で箱買いするようになったので、両方きらすことのないように気を付ければ安心だ。食料品は講演の中で講師も言っていたが、防災用の特殊なものでなくても、常備の食料品を少し多めに買いおくよう心掛けるとよいようだ。

 

大型の家具はほとんど処分したうえ、寝室には電灯も吊り下げていないし倒れて危険になるような家具もない。それでもニュースで被災家屋の惨状を目にすると、もっともっと、もおっと、モノを少なくしなければ・・・と思ってしまう。今の体力だと、あのようになったらとても後片付けができそうにない。

 

心配な猫たちはいなくなったのだが、いまや自分の体の機嫌をうかがいながらの生活で、申し訳ないけれど、とうていボランティアに飛んでいく元気はない。私にできるのは、消えそうにささやかな貧者の一灯をともすくらいのことだ。あとは、これから連日となるであろう猛暑の中、被災者や関係者の皆様のご健康を祈ることくらいだ。

 

 

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講演会で配られたパンフレットと非常食。調べたらラーメンは一食500円ほど、わかめご飯は350円くらいするようだ。長期保存ができたり調理が簡単だったりするが、やっぱり値段もそれなりに・・・。行政などが大量に準備するのなら別だが、一般家庭はやはり通常の食料品をうまく活用する方がよさそうだ。