よんばば つれづれ

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2014-01-01から1年間の記事一覧

翁長さんの勝利

沖縄知事選の結果は、当然の結果が出た。安倍首相は「消費税増税を先送りするには民意を問わなければ・・・」と仰るほど民意を大切になさる方なので、これほどはっきりと出た沖縄の民意を、まさかあだやおろそかにお扱いにはなるまい。これから沖縄の米軍基…

人生初の携帯電話はスマホだった

このところ母の状態があまり良くない。足の壊死はマッサージの効果もあるのか進んではいないけれども、食べたり飲んだりの力がかなり弱ってしまった。微熱も続き、昨日、一昨日は38度以上にもなり座薬を使われている。チューブをつなぐようなことは一切しな…

荒ぶる神

昨夜はNPО法人三河三座主宰の薪能(と言っても第八回の今年は昨年オープンした穂の国豊橋芸術劇場、通称プラットでの公演だった)を鑑賞した。演目は、昨年に引き続き能楽師中所宜夫さんの新作能で「中尊」という作品だった。「フクシマの鎮魂」という副題…

寝物語は男女間限定

少し前に読んだ本だけれど、自分の祖父が立志伝中の人物であることを母親から聞かされて知った、ということを表現するのに、「母の冴子から、寝物語に聞かされた部分が多い」と書かれていてびっくりした。「寝物語」とは男女が床の中で交わす睦言ではないか…

『赤目四十八滝心中未遂』車谷長吉著

社会の底辺に暮らす人々の猥雑な風景を描きながら、実に清らかな話だという印象を受けた。有名大学を出ながら会社勤めの生き方になじめず、自ら無頼の世界に落ちていく主人公生島も、その生島が惹かれていく美貌の女アヤも、ずるく立ち回る気になればもっと…

足を切断かもって、簡単に言わないで

昨日母がお世話になっている施設から電話を貰った。「先日お知らせした左足指の傷が悪化して壊死してしまったため、放っておくと広がる危険もあり、足を切断することになるかも知れません」と言う。その施設を運営している母体の病院で受診しているので、必…

宮沢賢治をひとり語り 林洋子さんの世界

長年宮沢賢治の作品のひとり語りをなさっている、林洋子さんの舞台を見に。会場は穂の国豊橋芸術劇場(プラット)のアートスペース、200席余のこぢんまりした空間なので演者との距離が近い。開演時刻が来て場内が暗くなり、チリーン、チリーンと澄んだ鈴の音…

民族衣装を着る

今日の国際交流サークル「コスモス」のテーマは「民族衣装を着る」。 バングラデシュの方が用事があって途中で帰ってしまったので、 みんなでああでもない、こうでもないと賑やかに着付け。 これはバングラデシュの方にみていただいたもの。 一枚の長い布を…

久しぶりに元の職場へ

今日はピアノの稽古の帰りに、去年まで勤めていた職場に顔を出した。1年半ぶり。10月に代表者の交代がありパワハラ社長がいなくなったので、見たくない顔を見る心配がなくなった。女性が一人増えて6人、うち2人は初めて顔を合わす方。あとは私が入社した…

オランダ国王ご夫妻訪日レセプションのこと

先月、満蒙開拓平和記念館の見学の折(その時のエントリはコチラ)に交流をし、その後情報交換をしている東京のユネスコのグループ「アルムニクラブ」の方のメールで知ったことについて書く。 先月末オランダ国王夫妻が日本を訪問され、夫妻主催のコンサート…

『それでも猫は出かけていく』ハルノ宵子著

著者は吉本隆明氏の長女、ばななさんのお姉さん。漫画家で自称開店休業中ということだけれど、この本の猫たちを見れば、その画力が尋常でないことはよく分かる。生き生きとして、個性的で、単なるイラストではなく、読む者の心にそれぞれの猫がスルリと入っ…

フレンチのディナーで豊かな時間

天気が悪そうだったのでギリギリまで延期の可能性もあったけれど、今日の朝の空模様を見て、姉から思い切って行くと連絡が入った。足を悪くしてから、天候にも臆病になっているし、年を取ると無理は禁物だから私も「ドタキャンОKだから」と常々言っている(…

『ボーダーライン』終わっちゃった

夏も秋も次回が楽しみ、と思えるドラマが少ない中で、『ボーダーライン』は久しぶりに惹きつけられて見た。でも連続5回の作品なのであっという間に終わってしまった。NHKはつまらないドラマをダラダラと長く続けるかと思うと、もう少しじっくり見たいと…

くくむガーデンでボリュームホットサンドのランチ

今日は8時前に家を出て、市内の小学校の平和教育出前授業。以前にも紹介した、豊橋公園に残る戦争遺跡を見学する出前授業野外バージョンだ。(その時のエントリはこちら)公園にメンバーの車で向かう途中フロントガラスに雨粒がポツポツ落ち始めたので心配…

オーガストが拘束される!

つい先程のこと。私がお風呂から上がると、なんだかオーガストの鳴き方がけたたましい。入浴中も鳴いてはいたが、ちょっと鳴き方が異常な感じだしガサガサと変な音もする。焦ってパジャマを着て部屋に駆けつけると、オーガストが電子ピアノのペダルのコード…

とれたておいも!

昨日、自然農法をしている方から里芋と薩摩芋をいただいた。昨日は少々出先からの帰宅が遅かったので調理しなかったけれど、今朝さっそくいただくことにして、さてどうやって食べようかと考えた。とれたてで、しかも自然農法の野菜。結局一番シンプルな調理…

想像力を刺激する『枯木のある風景』ー「近代日本の絵画名品展」改題ー

えむこさんが期待を上回る素晴らしさだと書いていらした、今回の豊橋市美術博物館の企画展。開館35周年を記念する催しでもある。前売り券は早々に手に入れていたのに、なにやかやと出かけるのが遅れ、今日やっと見に行って来た。やはり、とても見ごたえがあ…

サバイバーズ・ギルトなるもの

今日のニュースでこの言葉を知った。戦争や災害、事故などで奇跡的に生還した人が、他の人が亡くなったのに自分が生き残ったことに罪悪感を抱いてしまうことを意味する言葉。もちろん東日本大震災のときにも、今回の御嶽山のときにも、助かった方たちが少な…

人は老いるのだ

古いアルバムを整理した。私が子供の頃から独身時代までのもの。残したい写真だけはがして、うまく剥がせないものはデジカメで撮影した。そうして昔の、あの場所ふさぎのアルバムはゴミに出すことにする。父がカメラに凝っていたため、当時としては珍しかっ…

『首都感染』高嶋哲夫著

2010年に出版された本なので、ちょうどあの、空港での検疫などが行われた新型インフルエンザの騒ぎの後で執筆されたのだろう。おりしも今は毎日のようにエボラ出血熱のニュースを耳にしているので、感染力こそこの物語のウイルスほど強くはないけれど、いか…

解散する老人会

今日は所属する更生保護女性会のミーティングがあった。今年度の活動も半分が過ぎ、大きなイベントはあらかた終了したので、中間の会計報告やこれからの予定の確認などが主な議題だった。全くの民間団体であるユネスコ協会の方はかなりの貧乏所帯で、やはり…

『世界の果ての通学路』輝く子供の瞳

見たいと思いながら見られずにいた映画を、思いがけなく見ることができた。平和教育出前授業で交流のある小学校が、ユネスコスクールの登録をしたことで県から助成金を受け、せっかくだから記念になる使い方をしたいと、映画鑑賞会を催され、私たち豊橋ユネ…

懐かしの映画

前回の「今を生きる」で「あしながおじさん」の本の一節について触れたところ、ゑぽむさんからコメントをいただき、いっきに記憶が懐かしの映画に飛んだ。 黄ばんでしまっているパンフレット 作品は1955年のものなので、多分私はリバイバル上映で見たのだと…

今を生きる

昔この題名の映画があった。先ごろ亡くなったロビン・ウィリアムズさんの主演で、心にしみる良い映画だった。全寮制のエリート養成学校で厳しい規則に縛られて過ごす高校生たちに、ロビン扮するキーティング先生が「自分らしく自由に、今を生きろ」と説く。…

「幸福」と「かわいそう」

「老後破産」についての記事に、へうたむさんが長いコメントを下さった。番組のA男さんとB子さん。 このお二人、もし潤沢な資産があったら、はたして「幸せ」と感じられたかどうか。 たぶんそうではないと思います。そして、じつはそこにこそ問題の本質が…

泣き声の合唱 ファミリサポート実働第2回目

以前」「ファミリーサポートやっと実働につく」で紹介したが、私は昨年から小さな子供の世話をする市のボランティアに登録している。車を持っていないため使いにくいのかあまりお呼びがかからないのだけれど、今日はやっと2回目のお手伝いに出かけた。前回…

やたらと写真撮影したがる人たち

あきさんが狂言を観に行ったところ、舞台をフラッシュ付きで撮影する人が多くて不愉快だったと書いていらした(http://sprighascome.hatenablog.com/)。それで、先日テレビドラマを見ていてとても不愉快なシーンに出合い、このことに一度触れようと思ってい…

「老後破産」の国について

放送されたのはもう半月ほど前になるけれど、NHKスペシャル「老人漂流社会"老後破産"の現実」について、ちきりんさんがブログで取り上げていた。やっぱり、ちきりんさんもこういう感じがしたんだな、と再確認。先日姉に電話した時もこの話題が出て、姉も…

模様替えほぼ完了   追記あり

あまりの重さに一人ではどうしても運べなくて、リビングまでの運搬を隣人の応援を得て敷き込んだウッドカーペット。あの時点ではまだ模様替えが完了していなかったので、写真をアップしなかったのだけれど、もう一つ待っていたものが今日やっと届き、ひとま…

最後の女学生  

このところ戦争に関連したことばかり書いている気がする。去年の1月2月頃はパワーハラスメントに辟易して会社に辞表を出し、でも後任がなかなか定着しないため辞めるに辞められず、愚痴を書いたりしていたなんて信じられないくらいだ。いまや、それはもう…