よんばば つれづれ

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2014-01-01から1年間の記事一覧

八路軍に強制抑留され戦闘員となった少年の記録『大陸流転』

先日行った満蒙開拓平和記念館で、仲間が求めてきた本が回って来て読んだ。著者は長野県旧富草村から、昭和15年10歳の時に両親と渡満。終戦に伴い逃避行、収容所生活を体験し、途中八路軍に抑留され8年間の長きにわたって戦闘に参加させられた。昭和28年8…

戦争体験を聞く催しのご紹介

今週の土曜日に、豊橋ユネスコ協会は戦争体験を聞く催しを行います。 秋祭りシーズン(私の町内も)ですが、お近くの方でもし興味をお持ちの方がいらっしゃいましたら、ぜひお越し下さい。 日時 10月11日(土) 10時〜12時 場所 愛知大学豊橋校舎 記…

王道楽土の夢破れ

王道楽土と聞いて何のことかすぐ分かる人はどれだけいるだろう。今から80年ほど前、中国に満州国という国が創られたときの理念を表す言葉だそうだ。この言葉に憧れ、騙され、多くの日本人が夢の国満州へと海を渡った。多くは国内では十分食べられない寒村の…

台風襲来

現在の豊橋市西高師町の梅田川の様子。 市の河川ライブカメラ映像から。 めったに止まらない豊橋鉄道渥美線や市内線(路面電車)も運休しています。

隣人の手を借りて

ずっと前から気になっていた。リビングの敷物。半分がウッドカーペットで、半分が竹を編んだような夏用の敷物。しかもどちらも相当痛んでいる。編み物のほうはドリームがそこで爪を研ぐものだから、あちこちささくれ、靴下を引っ掛けてしまうこともある。ウ…

枯れ木のプレゼント

今日は朝早く出かけ、やっと夕方猫の心配をしながら急いで帰宅すると、玄関の花壇にカラッカラに枯れた鉢植えがある。あらっ、慌てて出かけて枯らしちゃったのかしらと一瞬ドキリとしたけれど、見覚えのないプラスチックの白い鉢。「悲し、植木盗人」で書い…

女心と秋の空と言うけれど

私はずっと「女心と秋の空」という言葉が不思議であった。私が生まれ育ったこの地方(愛知県)では秋というのは比較的気持ちの良い天候が続き、それほど変わりやすいという印象がなかったから、なぜ変わりやすいことのたとえに秋の天候を持ち出したのか納得…

社会を明るくする運動、街頭パレード

「社会を明るくする運動」は地域の様々な団体が関わって行っている。年間の大きなイベントは、子供たちの登校時に小学校の校門で行う「あいさつ運動」、防犯意識の向上のための「ミニ集会」と、今回行った「街頭パレード」だ。これで私の所属する更生保護女…

吉永小百合さんの美しい話し方

NHKの「ニュースウオッチ9」に吉永小百合さんが出演された。大越キャスターのインタビューである。私は特別吉永さんのファンではないけれど、外見の美しさはもちろんのこと、話し方の美しさに感心した。と言っても、格別丁寧なわけでも上品ぶっているわ…

自然は怒っている?

人間よ、驕るなかれとでも言いたいのだろうか。次々と起こる思いもかけない自然災害。それにしてもなぜ週末でなければいけなかったのか。なぜちょうどお昼頃でなければいけなかったのか。曜日が違えば、時刻が違えば、犠牲の大きさはまるで違っていただろう…

憲法と沖縄の未来ー大田元沖縄県知事講演会

今月初めに沖縄の苦難を描いた映画『標的の村』を観に行ったときに、今日の催しを知り、会場でチケットも販売していたので購入しておいた。主催は「金子勝憲法講座実行委員会&愛知大学九条の会」だ。大田氏の講演のあと、第二部は憲法学者金子勝氏との対談…

母も少し食欲の秋・・・かな

いつも快適な室温になっている施設ではあまり関係ないように思うけれど、それでも母の食欲がほんの少しだけ改善されたらしいのは、涼しくなったからだろうか。でも私が介助するとまた摂取量が減ってしまうかもしれない。どうもスタッフの方がなさるよりも時…

『流れる星は生きている』藤原てい著

今更ではあるが、『国家の品格』の藤原正彦さんの母上の著書。夫の仕事について渡った満州で終戦を迎え、夫は使命感から現地に残ることを選ぶため、女一人で幼児2人と乳飲み子を抱えて引き揚げた体験をもとに綴った物語だ。よくぞ3人の子を無事に連れ帰っ…

風邪をひいてしまいました

去年仕事を辞めてから体調はほとんど崩さなかったと思うので、久しぶりの風邪だ。 体温は37度で、普段低めの私は37度あると少々辛い。 今日は細かな字を読むのも書くのもしんどいので、ブログの訪問は又に。 ゆうべも早々に休んだのだけれど、今日は一日グダ…

『一九四五年の少女』澤地久枝著

ー私の「昭和」−と副題にあるように、『妻たちのニ・二六事件』を始めとして数多くの戦争にまつわるノンフィクション作品を著してきた著者の、戦後昭和の総括のような本である。敵であるアメリカ兵の遺族から、戦争中に自分と同じような少女期を過ごしたドイ…

鳩の子育て結末は?

朝起きると、まとわりつく食いしん坊ドリームにまず朝ごはんをやって、野菜ジュースを飲みながら庭木の鳩の巣を眺める。このところの習慣だ。ところが、いない!昨日の夕方までは確かにじっと巣に座り込んでいた母鳩の姿がない。慌ててベランダに出て巣の中…

国際協力コスモス会でヘナタトゥー体験

金曜日は国際交流サークル「国際協力コスモス会」の集まりの日。今日はバングラデシュの女性に、ヘナペーストを使ったヘナタトゥーをしてもらった。ちょうどケーキにチョコレートで文字を書くときのデコペンのような、円錐形のチューブにヘナペーストが入っ…

喜多郎コンサート

急に都合が悪くなって行けなくなった人のチケットをいただいて、喜多郎さんのコンサートに行って来た。豊橋市の公益財団法人国際交流協会の設立25周年を記念する事業で、無料。広報で案内があったけれど抽選なのでスルーしてしまった。抽選というものは大抵…

ピアノレッスン1年

今月2回目のピアノのレッスンを終えた。去年の10月から始めたので、丁度1年が経過したことになる。子供のころ見よう見まねで『ねこふんじゃった』のサワリを弾いた程度の全くの初心者だし、左右の手で別々のことをするなんてまるで不得手なこと。六十の手…

幸も不幸も重なる

地中海で、シリアなどからヨーロッパへの移住を求める人たちの乗った密航船が沈没し、乗っていたおよそ500人が行方不明になっているそうだ。船を運航する業者と利用者の間でトラブルがあって、業者がわざと他の船を衝突させ沈没させた疑いもあると言う。なん…

母さん鳩はシングルマザー?

インターネットの情報によれば、鳩のつがいは人間以上に絆が強いそうだけれど、うちの庭木の巣にはまるで片割れが来ている様子が感じられない。庭木を伐採していたときに私と目が合ったあの母鳩が、ずっと卵を抱いているようだ。お父さん鳩は事故にでも遭っ…

ユネスコ活動と支援の難しさ

今日は豊橋ユネスコ協会の定例会だった。月に一度のペースなので今年度の第6回目になる。先月は豊川海軍工廠跡地の見学会に当てたので、会議形式では2か月振り。今回のメインテーマは、世界寺子屋プロジェクトチームによるスタディツアーの報告だった。こ…

我が町の電気屋さん

客間のエアコンの動作音が、少々大きくなって気になっていた。近所に迷惑をかけるといけないのでお盆前に動かしてテストしたのだけれど、その時はなんともなかった。それでもう少しこのまま使おうと思ったのだけれど、いざ息子一家が来て寝るときに使ったら…

9月11日

アメリカ同時多発テロから13年。 東海豪雨(名古屋市周辺に大雨が降り激甚災害が発生した)から14年。 そして、 月命日としてとらえれば東日本大震災から3年半。 今日は普段よりいっそう多くの人が、亡き人や失った生活に思いを寄せている日だろう。私は、…

夏ドラマの終わり

夏ドラマが次々終了する時期を迎えている。今期は終わってしまうのが寂しいと感じるものがない。しいてあげれば、藤原竜也くん演じる赤城左門に会えなくなることくらいか(このドラマも途中少々失速の感があったけれど)。そうだ、井之頭五郎さんに会えなく…

「中神敬子 日本画展」を見に

ほの国百貨店美術画廊で開催中の「中神敬子 日本画展」を見に出かけた。10年ほど前に西武百貨店が閉店してから、この街の唯一の百貨店だった丸栄が、2012年から独立した運営になり、この珍しい名称のデパートになった。私は西武があった頃は仕事帰りにちょく…

校区体育祭

9月の第一日曜日は恒例の校区体育祭。朝目覚めると霧のような細かい雨が降っていた。果たして今日は開催できるだろうか。7時に決定することになっているので、それまでに雨が上がりさえすればやることになるだろう。去年も朝まで雨で、グランドは水浸し状…

沖縄県東村高江

またひとつ、胸が苦しくなることを知ってしまった。ドキュメンタリー映画『標的の村』(監督:三上智恵)を見た。日本は未だにアメリカの植民地じゃないか。 それが沖縄の現実だ。 その最も象徴的な理不尽さに闘いを挑んでいる 東村高江の人々。 米軍の軍事…

君子は天下に先んじて憂え・・・

朝起きると、ゆうべから雨になったらしい。母鳩はどうしているか?当然、雨に濡れて抱卵している。私が枝を払わなければ、みっしり茂った葉に守られて、よほどの雨でない限り濡れることもなかっただろうにと思うと、心が痛む。知らなければ、鳩を気に掛ける…

庭木伐採と母さん鳩

朝ゴミ出しをしたときに、我が家の上の住人Sさんとお会いした。「木がまた大きくなっちゃったから切ってもらえない?」と言われてしまった。我が家の庭木、と言っても鳥が運んだのであろう種から勝手に芽吹いた雑木なのだけれど、緑があるのはいいことじゃ…