よんばば つれづれ

民主主義を機能させる、自立した「ひとり」でありたい

前川喜平氏の講演会とミュージカルステージ

今まで、中村哲医師や木村聡太さんなど、なかなか訴求力のある講師を引っ張ってきている東三河九条の会が、今年は前川喜平さんをお招きした。

 

受付を担当するという友人が、ちょっと時間が早くて良ければ車に乗せて行ってくれるというので、お世話になった。午後1時半の開演で、会場の豊橋市公会堂に到着したのは12時半にもならない頃で、聴衆としては2番手というところだった。

 

会場は1階が収容人員469名というキャパシティで、これまでは1階だけで間に合っていたと思うが、今日は2階まで聴衆が入る盛況ぶりだった。友人は若者にも聞いてもらいたいと、数日前愛知大学の入り口で学生相手にビラ配りをしたそうで、学生たちはほとんど前川さんを知らなくて驚いたと言っていたが、高齢者には大人気のようだ。

 

講演の前に、元劇団四季の天野陽一という方の仲間や生徒さんたちによる”ミュージカルを貴方に”というステージがあり、『レ・ミゼラブル』の「民衆の歌」が歌われたのに絡めて、前川さんのお話は、ユネスコに出向して3年暮らしたというフランスの話から始まった。

 

そして今日の会場の豊橋市公会堂が、大正デモクラシーの言論の場としての必要から1931年に建造されたものだそうだが、その1931年というのは、第一次大戦で戦争に懲りた国々が、二度とそうした戦争を繰り返さない体制を作ったにもかかわらず、再び世界大戦へと向かう流れに変わった、歴史の転換点だと話された。そして今の時代の雰囲気が、その1930年代と似てきている気がすると・・・。

 

文部省(当時)入省以来、ほとんど面従腹背だったが、夜間中学の充実に関しては、長い間自分も関心を持っていたことだったので、本当にやりがいがあったそうだ。そしてそれにまつわる、中学校を卒業していない人や非識字者の話は、社会の表面にあまり出てこないことで興味深い内容だった。

 

演題は「これからの日本、これからの教育」というものだったが、やはり招聘した側や聴衆の期待を慮ってか現政権批判の強く出た内容で、加計学園の問題や三権分立もあやうくなり、権力から自由であるべきマスコミと教育まで、いまやかなり浸食されているといった話に力が入った。

 

批判も大切だけれど、私はもう少し「これからの教育」の、理想や夢を聞きたかった。みんなで力を合わせてそこに向かっていく気持ちになれるような、明るくて具体的な未来図を見せてほしかったように思う。今日の聴衆はほぼ団塊世代中心の反安倍政権の高齢者だからこれでもいいのかも知れないが、若い人たちに対しては、ぜひ、明るい夢を語ってほしいと願う。

 

 

今日、ひとつ嬉しかったこと。

午前中に市会議員の投票に行ったら、地域の体育館の投票所に、今回はシートを敷きこんで土足で入れるようになっていた。

 

今月の民生委員の会議の折、市役所の職員が来ていたので、委員の一人が、「足の悪い高齢者は靴の脱ぎ履きが大変負担で、そのために棄権する人もいるから、ぜひシートを敷いて土足で入れるようにしてほしい。そういう対応をしている投票所もあるそうだから、担当部署に伝えて欲しい」と頼んだのだ。私も股関節が悪い時に痛感したことなので、大いに頷いた。

 

それが早速実行に移されていた。こんなに迅速に対応してもらえるとは夢にも思っていなかったので、大変嬉しかった。こちらも早速市役所にお礼のメールでも送ろうと思う。

 

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ありがとうございます!   (またネット上からお借りしました)

 

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今日の会場、豊橋市公会堂