よんばば つれづれ

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久々の新聞社回り、道路は渋滞

先日ちょっと触れた”言い出しっぺ”発の新しい取り組みの宣伝で、今日は新聞社回りをした。今まで豊橋スタンディングの活動などをよく取り上げてくれた地元の小さなH新聞社は、電話で事前に約束を取り付けていた。その他の新聞社は受付で説明するだけで記者とは会えないので、特に約束は取らなかった。

 

いつも同じ顔では新鮮味がないからと、今回は”言い出しっぺ”は加わらず、新たに若い女性2人(40代と50代。当人たちは若くはないと言うが、私たちから見れば十分若い)に参加してもらった。

 

私は同じ方面かららしいKさんが途中でピックアップしてくれるというので、分かりやすい近所のレストランの前で待ち合わせたのだが、定刻少し前に渋滞にはまっていて遅れそうだから、こちらに向かって歩いてきてほしいとラインが入った。

 

なんとか拾ってもらうことができたが、もう一人のSさんとの約束にも遅れてしまうので、そちらにも連絡を入れる。こういう時、携帯電話のある現代は本当に助かる。昔なら家を出たが最後、もうひたすら待つしかなかった。

 

少し早めに落ち合って、現役で働いていて、今までの全容を把握しているわけではない彼女たちに今日の説明内容など話し、私はなるべく陰に控えようと思っていたのだけれど、突然の道路事情で打ち合わせの時間が無くなってしまい、結局私も大分口をはさむことになってしまった。

 

今までずっと私たちの活動に対応してくれていた年配の男性記者さんが、1年ほど前に病気で亡くなってしまったため、今回はSさんと同年代くらいかと思われる女性の方だった。子育て世代だからか、あるいは産む性である女性特有の感性なのか、原発問題には敏感に反応し、非常に真剣に話を聞いてくれた。

 

また、従来の団体のような組織を持たず、思いを同じくする個人が集まって、できる人ができる範囲で動く緩やかな活動の仕方にも、共感を示してくれて話は大いに盛り上がり、1時間近く話していた。秋のチャリティー・アート展もまた記事にしてくださるとのことだった。

 

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現在取り組んでいるアンケート活動。ごく簡単な原発についてのアンケートをきっかけに、福島のことや政治について話し、考えてもらい、できれば投票へ・・・。(地元選出の国会・県会・市会議員にも記述式の理由附記のアンケートを実施。一般と、この議員へのアンケート結果を、11月のアート展の一角で発表する予定。)

 

 

このあと市内の主な新聞社4社を回り(3社は完全休業でポストに資料を入れるだけ、1社は受付で簡単な説明)、今日の新聞社回りを終えた。

 

帰りの道も交通量が非常に多かった。雨模様ではあるけれどそれにしてもなぜこれほど?と思ったら、世間では今日は三連休の初日だ。それが関係したのだろうかと思いいたった。

 

 

 

 

ミニバッグとお弁当きんちゃく作り

若いころはぼーっと時間を過ごすのが嫌いで、この時間でこれをした、この時間でこれを作った、と納得のいく「あかし」のようなものを残したかった。それで、子育て中も寸暇を惜しんで編み物をしたり洋裁をしたりした(作り始めると夢中になりすぎてしまうため、公文の仕事を始めてからは封印した)。何かを作れば、時間が形になって、一番安心できた。

 

それなのに、そのころより残り時間が少なくなった現在のほうが、そんな気持ちはきれいに消えて、平気で怠惰に過ごしているのだからおかしなものだ。現在は基本的にモノを作り出すことはしないことにしている。

 

唯一と言っていい例外が、コスモス会でのハンドクラフトの日だ。今までも折り紙で小物を作ったり、伊勢型紙の技法で絵葉書を作ったりした。

yonnbaba.hatenablog.com

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そして、今日は何十年ぶりかと思うようなお裁縫。ミニバッグとお弁当巾着作りだった。先週、ハンカチやバンダナを用意すれば簡単と聞いていたので、私はバンダナを持って行った。4か所直線縫いをするだけなので、非常に簡単だった。ほかの方たちはもう少しちゃんとしたミニバッグのほうを作っていらした。

 

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おしゃべりしながらチクチク縫い物。『赤毛のアン』にはよくご婦人方が集まって縫い物をする場面が出てきたっけ・・・。

 

 

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ミニバッグときんちゃく。どちらも教えてくれた方の作品。

 

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作品を紹介している雑誌。

 

日本語教室は来週もう一回あるけれど、コスモス会はこれで9月まで夏休み。

花の色は移りにけりな

1か月ほど前に、庭に植えて忘れていたピンクのカラーが花をつけたことを書いた。その時の花は確かにピンクだったし、最初に鉢植えでもらった花もピンクだった。

 

ところが、いつの間にか花の色が変わって、深い赤色の花をたくさんつけるようになった。おととい草取りをしていたら、そのカラーの花が何本もうつむいて曲がってしまい、目立たなくなっていたので、こんなことならと、切って部屋に飾って愛でてやることにした。

 

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写真では少し色調が明るくなっているが、実際はもっと深く大人っぽい色だ。

 

 

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これは前回アップした、咲き始めたころの花。可憐なピンクだった。

 

 

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これが、そもそもプレゼントされた時の花の色。

 

 

紫陽花が植えた場所の土の性質によって花の色が変わるのは知っていたけれど、ほかの花も日照条件などで変わるのだろうか。そういえば、友人の家を訪ねた折り、深紅のゼラニウムが素敵で、翌年挿し木で増やしたものを分けてもらった。我が家はピンクと朱赤だったので、新たに大人っぽい赤が加わって嬉しかった。

 

ところが、このゼラニウムを植えた我が家の玄関側の植え込みは半日陰なためか、だんだん赤の色が変わってしまい、友人の家の庭で咲いていた時のような深い赤ではなくなってしまった。

 

植物といえど、なかなか人間の思うようにはならない。

 

どら絵さんの「猫はえらい展」と投票しよう!の話

朝”言い出しっぺ”から「今日猫の絵を描く人の作品展を何人かで見に行くけど、行きませんか」とのお誘いの電話があった。以前聞いた時から見たいと思っていたので、二つ返事でピックアップをお願いした。

 

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素敵な案内葉書。

 

どら絵さんは”言い出しっぺ”の仕事つながりの方で、いま私たちが計画を進めている11月の「チャリティー・アート展」にも出品してくださる予定になっている。作品もご本人も今日が初対面だったけれど、どちらも大変魅力的で、秋のアート展ではぜひどら絵さんの作品を購入したいという思いを強くした。おそらく早めにいかないと売り切れてしまいそうな気がする。

 

写真撮影とブログ掲載の許可を求めると、快く応じてくださり、遠くて見に来たくても来られない友人がいるので、ブログをアップしたらその友人に知らせるので、教えてほしいとおっしゃった。じかに見る作品はとても素晴らしいのに、私の下手な写真ではうまく伝えられなくて申し訳ない。

 

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椅子の手前側に座っていらっしゃるキャップの方がどら絵さん。

 

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しあわせそうに眠る子。

 

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光が三つ映りこんでしまった・・・。

 

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軸になっているのは「借りてきた猫」と題するシリーズの広重の猫。

 

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これも面白い趣向。同じく「借りてきた猫」の宇野亜紀良さんの猫。

 

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ほとんど猫の絵だが、画材も趣向も変化に富んでいて楽しい。猫好きにはたまらないし、特別猫が好きでなくても絵に興味のある方なら楽しめると思う。ちょっと絵を描いてみたいと思っている人には参考にもなりそうだ。どら絵さんに声をかければ、熱心に話していただける。細い体から、猫愛や絵画愛のあふれている方だ。

 

 

かとうどら絵さんの「猫はえらい展 PARTⅡ」

豊橋商業高等学校近くのギャラリー「アートエイジ」(東海フレームという額縁屋さんの2階)で15日まで。

 

猫の絵を楽しんだ後、一緒に行った5人でお茶を楽しんだ。その席でそれぞれが”言い出しっぺ”とどういうつながりかという話になり、私が「駅前のスタンディングで」と言ったところ、「それはどういうもの?」と質問され、スタンディングの話、プラカードの話から安倍政治の話になった。

 

なかの一人が「安倍さん結構好き」と言い、だめだと言っても他に適当な人がいないじゃないかという意見だった。でもその人は「安倍さんダメという人の意見を聞きたかった」と言われ、”言い出しっぺ”と私が話すマスメディアでは伝えられない現政権の横暴無茶ぶりを話すと、「知らなかった」「知らなかった」と驚きながら興味深そうに聞いてくれた。

 

安倍さんがいいという一番の理由は、外国であんなに堂々と交渉できる人はいないと言われた(マスコミの印象操作はかなり成功している)ので、この間のG20の記念撮影で安倍首相に握手を求めた人が1人だけだったことや、国連での演説も、安倍首相の時に聴衆側を写せば席ががら空きなことなど話すと、とても驚いていた(そのうえ100兆円越えのバラマキ)。

 

憲法は触ってはならないものじゃないし、必要があれば変えてもいいけれど、現政権下では非常に危険なこと。どこの誰がやろうと、権力は暴走する。だからこそ権力を縛るものとして憲法があるのに、それを権力側に都合の良いものに変えようとしている。まずは投票に行きましょう、あなたの周囲の人にも呼び掛けて。投票に行くからには、少しでも政治について考えるようになる。有権者の投票行動が変わらない限り、一般庶民のためになる政治にはならないという話ができた。

 

最初「結構安倍さん好き」と言っていた方は、投票日を忘れてしまったりするともおっしゃっていたが、今日の話できっと今度の選挙は忘れずに投票に出かけてくれると思う。忘れそうなら期日前投票も。「選挙のお知らせ」の用紙がなくても投票できるので、出先で気が付いたら投票をすませるよう話した。

 

まさか猫の絵を見に行って政治の話ができるとは思っていなかった。へたにこの手の話を持ち出すと場に冷たい空気が流れ、変わった人ととられることも少なくないこの国。あちらの強大な力に、無力感に押しつぶされそうになることも多いこの頃、今日は思いがけなくこうした話題を熱く語ることができて、猫の絵とともにちょっと力をもらった気分だ。

 

晴れパンをいただきました

評判の高級食パンらしい。近所の方から「晴れ時々パン」略してハレパンをいただいた。

 

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パン屋さんのホームページから 

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お店は11時オープンで、いただいたのは11時半頃。ビニル袋の内側にはちょっぴり水滴が付き、まだほんのりあたたかい。すぐにお昼だけれど、さっそくひときれ切って生で食べてみる。

甘くてふわっふわで美味しい!あっという間に1枚おなかに収まってしまった。

 

朝もパンだったが、誘惑に勝てず昼食にまたこのパンを厚切りトーストにして食べた。やっぱりおいしかった。生の時のもっちりした柔らかさと違って、口に入れるとサワサワと溶けていくような感じだ。これも美味しいが、どちらか選べと言われれば生に軍配が上がる。これはきっと焼き立てだからで、明日の朝はやっぱりトーストだろう。

 

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商品はこの2斤の食パンのみらしい。そして、現在ぞくぞくと全国で新しいお店がオープンしているようだ。豊橋は6月27日にオープン。美味しいけれど、この商品だけでずっと人気を保てるのだろうか。老婆心ながら・・・。

昨日のエントリの訂正と教育現場の改革

第一日曜日の今日は我が住宅の一斉清掃日。私の組の組長さんは更生保護女性会(社会を明るくする運動の推進団体の一つ)の仕事に割り振られているので、「昨日の講演会は、椅子を増設するほどの盛況で良かったですね」と声をかけた。

 

その方の話では、昨日の防犯劇の演じ手は、制服姿で司会をした女性だけが警察の人で、劇を演じた3人はすべて学校の先生なのだそうだ。ならば、おそらくはボランティアであろうから、私が心配したほどお金はかかっていないのだろう。私はてっきり警察官たちが、仕事としてやっているのだとばかり思った。

 

しかし、それならそれでまた、新たな疑問がわいてしまう。いま学校現場はブラック労働が大きな問題になり、忙しすぎて疲弊している教師を助けるため、保護者や地域の住民をボランティアに巻き込んで働き方改革を進めているところもあると、今朝のテレビでも伝えていた。

 

防犯チームに参加している先生方の学校では、そうした問題は抱えていないのだろうか。もしかしたら、普段身を置いているところとは違う場所で活動することで、リフレッシュできるということもあるかもしれないし、すでにそうした教員以外でもできる仕事を外注して、余裕の持てるようになった先生方かもしれないけれど。

 

今朝のテレビ番組で紹介されていた北名古屋市の例では、地域のメダカの研究家のような方に理科の生き物の授業に参加してもらったようすや、プール授業の監視や移動・着替えなどの付き添い、家庭科の調理の授業での補助などに、保護者や地域住民の力を借りるようすが挙げられていた。教師たちは、その分学習のほうに注力できるようになったと言っていた。

 

私は学校教育の根本から見直す必要があると思っているけれど、それは一朝一夕にはできないことだし(現政権では特に)、学校現場が非常に大変な状況にあるのも事実なのだから、まずは対症療法であっても、こうした教員免許がなくてもできることを、ボランティアなど外部に託していくことは急務だと思う。

 

この地域の小学校でも、さまざまな外部の出前授業を受け入れているが、そのことがまた教師の新たな仕事を増やしている部分もある。出前授業に行く人(高齢者であることが多い)の自己満足の場になってしまわないよう、受け入れる学校側も前例などに流されないできちんと対処すればよいと思うし、出前する側は、真に学校の助けになる行為かを、厳しく自問する必要があると思う。

 

 

【追記】中国好きの松っちゃん(id:mm3493)さんのコメントを読んでいて思い出した。テレビで紹介された学校には、登録されたボランティアと授業を結ぶ「コーディネーター」というスタッフがいた。これは非常に重要なことだ。そうでなければ、この制度もかえって教師を煩わせるだけになってしまう。

 

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かつてユネスコに属し平和学習の出前授業をしていたころ、先生方の負担を増やしてしまうことが私には非常に心の重荷だった。

 

 

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猫の手も借りたい?   (画像は「知恵ラボ」さんのサイトからお借りしました)

 

 

 

県警防犯活動チームの防犯劇を見る

7月は”社会を明るくする運動”月間で、この地域では毎年この時期に関係団体の共催で講演会が催される。今年は愛知県警の防犯活動専門チーム「のぞみ」の方々が来て、防犯教室をしてくださるという案内だった。

 

先日の朝のあいさつ運動もこの講演会も、各団体ごとに「参加依頼数」なる数字が通知される。動員割り当てだ。強制ではないけれど、講演会はいつも入り口でどの団体に属するかをチェックされるので、ちょっとプレッシャーになる。今日は開会間際に椅子を増設していたほどなので、雨の落ちそうな空模様ながら良い集客ができ良かった。

 

事前に、防犯に関する劇の上演があり当初の予定の市民館では狭いため、小学校の体育館に場所を変更すると通知があった。どんな劇だろう、空き巣などの対策なら劇にはしないだろうから、おそらく振り込め詐欺防止のものだろうと思っていたら、案の定、だった。

 

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右は詐欺グループの一員、左は被害者の高齢女性(演じているのはうら若い女性警察官)。これにもう一人詐欺グループの手下の男(帰りにそばで見た素顔は、頼りになりそうな壮年のイケメン警察官だった)と、解説役の女性の4人が本日の「のぞみ」のオールスター。

 

オレオレ詐欺架空請求詐欺、還付金詐欺、融資準備金詐欺などの詐欺の種類の説明の後、息子をかたっての電話と、警察と称して詐欺グループの名簿にあなたの口座があったと連絡してくるものの2種類の寸劇を上演した。かなり演じなれているようすで、ご当地の特産品「ヤマサのちくわ」とか「ブラックサンダー」チョコレートなどの名を入れて笑いを取る。

 

ニュースでは毎日詐欺被害や警告を聞かない日はないし、いわゆる「受け子」を主人公にしたNHKのドラマも作られるなど、世は特殊詐欺予防に大わらわの感がある。金銭の被害にとどまらない事例もあるようで、深刻な問題であることは確かなのだろうが、こうして警察内で「劇団」まで組織して啓蒙に歩く必要が果たしてあるのだろうかと思ってしまう。

 

同じお金をかけるなら、「いじめは立派な犯罪です」というような劇を持って学校を回るなんていうのはどうだろう。ほかにも警察が早めに介入した方が、犯罪を未然に防げたり、深刻化を防げる分野があるのではないだろうか。なぜこうも世の中が高齢者をターゲットにした特殊詐欺予防にばかりやっきになるのかが、私は今ひとつ納得できないでいる。

 

 

(もうひとつ言うならば、真剣に高齢者の被害を減らそうと思えば、その人たちの「寂しさ」を解消しなければだめなのではないかと私は思っている。)