よんばば つれづれ

民主主義を機能させる、自立した「ひとり」でありたい

季節の移ろい

父の月命日の今日、墓参をした帰り道で柳生川のほとりを歩いている時、ふと見ると川の中で頭を出したコンクリートブロックの上に亀がいます。ここにもそこにもあっちにも・・・という感じで、大きいのから小さいのまで全部で10匹くらいいました。これもたぶん捨てられて大きくなったミドリガメなのでしょう。外来種の放流は困ったことですが、でも亀がのんびり甲羅干しをしている光景はなんだかのどかでほほえましく思いました。

よくみると亀は意外にこわもてだったりするのですが、のんびりした動きが可愛らしさを感じさせるからか、物語の中でも悪役では出てきませんね。すぐ思い浮かぶのは『ウサギとカメ』それから『浦島太郎』、ミヒャエル・エンデの『モモ』にも出てきますが、やはりいい役回りです。そして亀仙人、あっこれは関係ないか?

川の中では、亀たちと少し離れたところにサギもいました。普段はこうして道路から何メートルも下になる川底に少しの水が流れていて、サギの足がちょっとつかっている程度の川なのですが、ひとたび豪雨になるとあっけなく氾濫してしまいます。神奈川の時に住んでいた家は、この柳生川のような川が家の裏を流れていて、普段は庭の眺めも良いしいい気分だったのですが、5年間住んでいた内にその川が一度氾濫したことがありました。幼い子ども2人と、ちょうど生まれたばかりの次男を見に上京していた姑も一緒に近所の家に避難させていただいたりして、大変な思いをしました。我が家は幸いすんでのところで床上浸水は免れましたが、川が近いのは怖いものだと痛感しました。

先月の墓参りは暑いさなかで、少しでも暑さを避けるため朝6時過ぎに家を出たのでした。それが今日はもうかなり秋の気配です。地軸がちょっぴり傾いていることでこの季節の移り変わりが生まれるのかと思うと、つくづく地球という星の不思議を感じます。宇宙の営みの何かがほんの少し違っていただけで、今の地球も私たち人類もなかったかもしれないと思うと、奇跡の上にあるこの星もそこに生きる命も、大切に大切にしなければという思いを新たにします。