よんばば つれづれ

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バス事故、恐怖の瞬間

今朝の東名高速で起きたバスと乗用車の事故のニュースには驚いた。バスのドライブレコーダーに事故の瞬間が写っていてその映像がニュースで流れたのだけれど、対向車線の乗用車が中央分離帯を越えて、まるで木の葉のように軽々と飛ばされてきて、バスのフロントガラスにたたきつけられた。実際は吹き飛ばされてきた訳でなく、なんらかの運転操作ミスがあって吹っ飛んできたのだろうが、映像ではまさに「木の葉」のように「軽々と」見えたのだ。

 

激突する瞬間、バスの運転手は頭を下げてよけようとしていたが、ちゃんとブレーキもめいっぱい踏み込み、ハンドルも左に切っていたのだそうで、そのとっさの判断が幸いしたのか、重傷者こそ出てしまったが、バスの乗客から死者は出なかった。乗用車はまるで金属の屑の集まりのようになってしまっていたが、バスの方もかなり前部が破壊されていて、事故のすさまじさを思えば、死者が乗用車の運転者のみだったというのは、本当に奇跡的に思える。

 

このバスに乗っていた団体旅行客は隣の豊川市の町内会の人たちで、バスは豊橋市の観光バスだった。今のところ知り合いが巻き込まれたということもないようだけれど、おかしなもので、遠い場所で起きた知らない町の人たちの事故とは違う衝撃を覚える。

 

きっと、沖縄で起きていることも、シリアで起きていることも、その他日々この地球上で起きている悲しい事態や事件や事故のすべてが、こういうことなのだろうなと思う。その大変な事態に遭遇している人が自分の知っている人だったら、知っているどころか自分にとって大切な人だったなら、現在の何倍も何十倍も痛みを感じ、とてもじっとしていられないだろう。

 

世界中の一人ひとりが、大きな力を持っている人はとりわけ、こんな風に想像してみたら、辛くて辛くて、なんとしても平和な世界にせずにはいられないだろう。

 

Imagine all the people ・・・だよね。

 

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父の祥月命日、墓参に行き帰途あのお店で昼食を・・・と決めていた店に行くと「本日は13時から営業します」。その時まだ12時を回ったばかり。ならば、と第二候補のレストランに行くと、土曜日だというのに休んでいる。なんでこうも私の好きなお店は商売っ気がないの?仕方なく、大型スーパーの中のお店で昼食に。レタスピラフのセット(ドリンクとミニソフト付き)というのを注文。アイスクリームも一緒に供されてしまうの?と焦ったが、器が冷やされていて案じたほどゆるくはならなかった。

なんと平和でありがたいことか・・・。

楽しいトンガ料理

今日の国際協力コスモス会は料理教室で、4月に幸福度指数が高そうなお国のことについて話してくれたSさんが講師になって、トンガ料理を教えてくれた。

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ラマダン中とあってイスラム圏の方たちは少なめ。参加した人も、出来上がったものを一緒に食べることはできず、持ち帰った。

 

 

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料理名はLO'I FEKE

(Octopus in Coconut Cream)タコのクリーム煮

材料はタコ、玉ねぎ、サツマイモ、ほうれん草(本当は別の野菜なのだが、日本にはないのでこれで代用)濃いココナッツクリーム 塩、コショウ、小麦粉

 

大らかなお国柄にふさわしくレシピも実にシンプルで、分量の記載などなく、目分量と味を見ながら適宜、といった感じ。もっとも、私たち日本人だって、日常的な料理ではいちいち計量などして作ってはいないのだけれども。

 

Sさんは食べるときに塩を足していたけれど、私には薄味でちょうど良かった。タコと玉ねぎのココナッツクリーム煮は塩コショウで味付けしているが、ほうれん草とサツマイモはココナッツクリームと水少量で煮ただけで、全く味は付けていない。トンガでは日本のご飯のように、毎日イモを食べるそうだ。

 

 

今日は午後からスタンディングの仲間と、同じスタンディングの仲間の奥様の書道展を見に行く約束をしている。少し時間に余裕はあるけれど、ちょうど食事もしたことなのでこのまま家に戻らず街に出て、喫茶店で本を読みながら時間を潰すことにする。

 

書道展を見た後は、途中の素敵な喫茶店でケーキとお茶を楽しみながら活動の現状やこれからについて熱く語り合い、金曜日なのでそのままみんなで6時からの駅前スタンディングに参加した。今日もいつもとほぼ同じ20人弱くらいの参加だったが、メディアの論調が少々変わってきたせいか、雰囲気が活気づいていたように感じた。ここから一気に、政治を変える流れが作り出されるといいのだけれど・・・。

 

 

 

 

 

 

東山魁夷 唐招提寺御影堂障壁画展

素晴らしい展示だった。東山魁夷の作品ももちろん素晴らしかったが、唐招提寺の建具周りまで再現したような展示で臨場感が味わえ、作品の幽玄な世界を堪能することができた。

 

今回の展示は、「唐招提寺御影堂の修理が行われるに際し、通常は非公開となっているこの障壁画の全貌を紹介するとともに、あわせてスケッチや下絵などを展示して、構想から完成にいたるまで画家が歩んだ足跡をたどります(豊田市美術館のHPより)」というもので、作者が鑑真和上への敬意を込め、全身全霊で制作した大作に酔いしれることができる。

 

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なぜか涙が込み上げてしまうほど、心揺さぶられる。墨の作品も素晴らしいが、私は青い色の絵画になぜか惹かれることが多いので、やはりこの作者の青い色はたまらない。

 

豊田市美術館は展示スペースも広く収蔵作品も多いので、全部をじっくり見ようと思うと大変だけれど、この障壁画展だけ見ても充分満足できる。会期は今度の日曜まで。

 

 

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豊田市美術館

人生三度目の救急車は添乗で!

第一子のお産の時、初めてで分からないため、陣痛を我慢し過ぎたのか破水してしまい救急車を呼ぶ羽目になった(お産そのものは大変安産だった)。仕事を辞めた4年前、前から興味のあった演劇を始め、その帰りの夜道で交通事故に遭ってしまい、幸いとても軽傷だったのだけれど、居合わせた人が救急車を呼んでくれてしまったのでお世話になり、救急病院に行った。

 

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今日人生第三回目の救急車は、初めて119番に電話して出動を要請し、添乗要員として乗った。近所の一人暮らしのお年寄り(民生委員の見守り対象になっている方)が自転車で転倒し、動けなくなってしまったのだ。すぐ来てもらえるご家族もいないということで、隊員の方が「付き添ってもらえますか?」と聞いてきたので、承諾して乗り込んだ。

 

救急車を呼んだのが4時前で、7、8分で到着し、救急隊員が本人にいくつか問診したりという準備があって、おそらく10分か15分後に出発、市民病院の救急外来に運び込まれた。

 

検査の結果は大腿骨骨折で、現在手術室の空きがないので夜になるが、できればなるべく早く、今日のうちに手術をした方が良いと言われた。麻酔を含め3時間かかるとのことで、7時から始まれば終わるのは10時、何があるか分からないのでできれば付いていてほしいと言われたが、家族ではないし、もしも緊急なことがあれば連絡をもらうということで帰らせていただいた。

 

それでも手術室に入るのを見届け、病棟に行ってそちらのナースから説明を聞いたりしたので、家に帰り着いたのは7時半を回っていた。それから名古屋にいるという弟さんに連絡をしたり、転んでいるのが見つかって家に運ばれるとき、近所の方たちのお世話にもなったりしたので、2、3連絡をしたりして、ふだん5時半か6時には夕食にしている私だけれど、今日はすっかり遅くなってしまった。

 

まだ私は家族がいないからいいけれど、もしいたら、こんな時きっと家族は店屋物か外食になってしまうだろう。まあ、こんなことはそうそうあることではないし、私もひとり暮しのうえ、何かあっても子供たちはすぐには駆けつけられないので、きっとご近所さんたちのお世話になることだろう。情けは人の為ならず、なり。

 

 

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手術室前の廊下から、たそがれゆく街を眺める(手術室前の廊下には、ドラマのような手術を待つ人のための椅子は、置かれていなかった)。

三日間、信州に行っていました

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雪を残した北アルプスが遠くに望める、ここは信州安曇野の地。先週の土曜日に到着した。滞在した三日間、ずっと好天に恵まれたが、6月とは思えない肌寒さ。いくら信州とはいえ、少々気温低めだそうだ。

 

 

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蔵造りの街並みが美しい松本中町通り。入ってみたくなるお洒落なお店ばかりなのだけれど、日曜の夕方5時前の時刻、残念ながらすでにほとんどのお店が営業終了。それでもなんとか滑り込めたお店で、木彫りの可愛い二匹の猫が寄り添う人形と、イアリングを買うことができた。

 

 

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実は今回信州に来たのは、孫の所属する吹奏楽部の定期演奏会を聴くためだ。無事に全プログラムを終了して、会場前で聴衆と交流。3年生部員は両手に抱えきれないほどのプレゼントをもらっていた。まさに「青春してる!」という感いっぱいで、若さがまぶしい光景だった。

 

 

旅の空にあっても、不穏な政治への危惧は頭を離れなかった。明日からまた、全力で通常営業再開だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

京極夏彦著『書楼弔堂 破曉』弔堂主の脳内キャストは木村草太さん!

先日『炎昼』を読み、面白くて第一巻の『破曉』を読んだ。順序が逆になったが、ほとんど問題なく楽しむことができた。

 

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この巻に取り上げられた人物は、絵描きや物書きといった文化人だ。そして、その中に一人だけ意外な人物が入っている。それが誰であるかは、お読みになってのお楽しみ。

 

今回は教科書に出てくる人物は少ないかもしれないが、この本で描かれるように歴史上の人物を知ることができたら、歴史の勉強もどんなに楽しくなることだろうと思う。同時にさまざまな本にまつわる蘊蓄があるので、前回の『炎昼』同様、本好きにはたまらないことと思う。

 

店を訪れる客の置かれた状況に沿って、その人が必要とするに違いない書物を、本の海のような書楼の中から的確に選び出す弔堂の主。もと僧だという、知のかたまりのようなこの不思議な主を、私の脳内では木村草太さんが演じている。先日の講演会では髪が少し伸びてスポーツ刈りのようになっていたが、弔堂主の出てくる場面になると、どうしても、「報道ステーション」に出ていらした頃の坊主頭の草太さんが、白い和服姿で私の頭に浮かんでしまうのだった。

 

 

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久々のスタンディング、シール投票と、スイカ

久しぶりに駅前スタンディングに参加した。昨年の参院選のあと、私たち豊橋スタンディング+(プラス)は、スタンディングをするのを、原則週に一度、金曜日ということにして続けて来た。でも先週から、今は緊急時だから、なるべく毎日都合のつく人が立つということにしている。

 

今日は6人だった。同時刻に連合東三河の人たちが「働き方改革」のティッシュ配りをしていた。私たちがスタンディングを終えたあとは、「共謀罪」のティッシュ配りをするとのことで、愛知県高等学校教職員組合の方がいらしていた。色々な組織が、それぞれに頑張っているのを実感する。

 

スタンディングを始めて20分くらいしたころに、いつもシール投票をする人が来て、手伝ってほしいと言われ、二人でシール投票を呼び掛けた。

 

今日のシール投票のテーマ

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足を止めてシールを受け取ってくれる人は少ないが、参加してくれた方はほとんど「真相解明」派。「分からない」と、北朝鮮のことが心配でそちらをやって欲しいから「これで終わり」という方が一人ずついた。

 

広場のベンチに座っていた2人の女子高校生、1年生と2年生だと言う。その2年生の方の子が、この「もり、かけ」問題は知らないけど、北朝鮮のことが心配だと言う。1年生の子はどちらもまるで分らないと言う。

 

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そこで、「もり、かけ」問題をざっと説明した後、その先輩さんにはこちらのテーマで参加してもらった。「対決したら戦争になるし、戦争しても勝者はない。いいことないから、戦争にならないように話し合ってほしい」ととてもしっかりした意見を述べてくれた。後輩さんは「脅威ってなに?」と、実にあどけない。

 

先輩のほうは、政治が自分たちの生活に関係あるということをちゃんと分かっていた。「18歳になれば選挙権も持つし、よく考えて、必ず投票に行ってね」と言うと、しっかり頷いていた。こういう若者に出会えると嬉しくなる。

 

 

ご近所さんにいただいたスイカ、嬉しい初物!

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