よんばば つれづれ

民主主義を機能させる、自立した「ひとり」でありたい

眠れない夜・・・でも大丈夫!

手術の日が近づいてきた。でも元来神経が太いのか、それとも幸いに手術というものと無縁にきた(家族等の手術に付き添ったこともなし)知らない強さか分からないが、それほど不安に思ってはいない。

 

なにしろ急に決まったため、残りの日にちとしなければならないことや準備するものをリストアップして、毎日それを消し込みながら暮らしている。最後まで使用するものを除いて、用意する品物や名前付けは昨日でほぼ完了した。

 

子供たちも離れているし近くにあてにする親戚もいないので、病院には許可をもらって、一人で入院し一人で手術も受けるつもりでいた。ところが台風のために仕事の日程が一日ずれて、なんとか入院・手術に付き添えることになったと、昨日長男が連絡してきた。

 

前にも書いたけれど、手術が必要な状態だと分かった時点で、部活で忙しい孫は置いて、夫婦で食料・寝袋持参で(私に世話を掛けないため)会いに来ると言ったのを無理やりやめさせたこともあって、私に似て頑固なところのある長男は、今回はおそらく私が何と言おうと来るだろうと思い、すなおに甘えることにした。

 

以前まとめ買い用に購入したレジかごリュックが収納力があるので、これに持ち物一切を入れて、タクシーと電車で入院する予定だった。この間の台風禍の苦労を教訓に、今度は前日にちゃんとタクシーの予約も入れるつもりだったが、息子が車が送ってくれるというので、「買い出しスタイル」で出かけないで済むことになった。

 

急展開でいくらか興奮気味だったのか、昨夜は寝つくのにも少々手間取り、やっと眠ると夜中1時ころに目覚め、なんとかもう一度眠ったのだが、おかしな夢を見てまた3時過ぎに目が覚めてしまった。

 

なにごとも早めに準備しないと落ち着かない私に対して、子供たちの父親はギリギリにならないと腰を上げない性格だった。夢の中でその人が、やっぱりバタバタで準備して大慌てで仕事に出かけようとして、知人も乗せている車をぶつけてしまった場面で目が覚めた。

 

入院の準備がずっと頭にあったところに息子のことを考えたのが連想を呼んで、こんな夢を見たのだろうか。なんだかそのあとはいろんなことを考えてしまって、なかなか寝付けなくなってしまった。

 

でも、そんなときでも毎日が日曜日の気楽さ。眠れなくても、次の日眠くなった時に昼寝すればいい。勤めていたときは、「明日の仕事のために眠らなきゃ!」と焦って、さらに眠れなくなるということがあった。気楽に構えると、不思議なものでまた知らないうちに眠られるものである。

 

 

ありがたいことに、先日一緒にランチをした元の職場の若い友人も、ブログを読んでくれていて手術が早まったのを知り、「入院の時、荷物が多くて大変じゃないですか。車で送るなど必要では?」とメールをくれたり、手術が8か月待ちとなったときに別の病院の情報をくれた友人は、差額ベッドのことなどを心配して、我が家の郵便ポストまで情報を届けてくれた。

 

今までも人生の大変な場面で、いつも心配したり応援したりしてくれる友人がいた。実際に頼ったりお金を無心したりはせずにくることができたが、だからと言って、信頼できる人の一人もいない状態で、今までのように生きてこられたとは思えない。どうしても困ったら、のっぴきならなくなったら、あの人を頼ろうとか、あの人も心にかけてくれている・・・と思えるだけで、人はどんなに心強いものか。

 

ネット上でもたくさんの方々にご心配いただき、応援していただいた。リアルの世界で出歩くことがままならなくても、ブログを通じてみなさんと遣り取りできたことで大変救われた。

 

スマホで投稿はしないつもり(暇すぎて試みることになるか?)なので、たぶんこれでしばらくお別れになることと思う。また無事に復帰した暁には、よろしくお願いいたします!

 

 

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ネコはいつでもどこでも、寝られますzzz・・・。

ジャンプの編集部員になりたい

『ジャンプ編集部をのぞき見!』というNHKの番組を見た。今年創刊50周年を迎えた週刊少年ジャンプの編集部に、なんと100台の固定カメラを設置して撮影したというドキュメンタリーだ。

 

私は小学校入学前こそ大変な漫画読者だったけれど、それ以降はあまり読んでいないし、まして男の子向けの「ジャンプ」は、息子たちが中学生と高校生の時に、二人が交互に買って読んでいたのを、時々見せてもらって興味を引く数点の作品を読んで、彼らの話に加わったことがあったくらいだ。

 

ただ、「どこそこの本屋さんはお婆さんがやっていてよく分っていないから、発売日より早く店に並ぶ」などという情報が男子高校生の間を駆け巡り、みな目の色を変えて、「ジャンプ」を一日でも早く手に入れようとするほど面白いのだという話を、彼らから聞いていた。

 

その程度の知識しかなくてこの番組を見たのだけれど、なるほどこの雰囲気だからこそ、そのような面白い雑誌が生まれるのだなあと感心した。なんともゆるいと言うか、自由と言うか、職場とか上司部下といった雰囲気がないのだ。上司に対してそんな態度そんな言葉づかいでいいの?と、見ているこちらがハラハラしてしまう。でも上司はそんなこと全くお構いなし。

 

ただ、月一回(だったかな)の、新しく採用する作品と打ち切りにする作品を決める会議の場面だけは、担当編集者たちの胃の痛みさえ伝わってきそうな緊張感があった。

 

雑誌の編集室というものは何処もこんななのかもしれないが、もう部屋全体がカオスで、どの編集者の机も、キーボードも埋もれてしまうほどの雑誌や資料の山だ。引き出しまで物があふれ、きちんと閉めたのはいつのことだろう・・・と思われる人もいる。整理整頓好きの私には非常につらい風景のはずなのだが、見ていて不快になるどころか、とにかく楽しくて、ところどころ一人で吹き出してしまったし、できることならこの中のメンバーになりたい!とさえ思ってしまう始末だった。

 

こうした番組で、映像を見ながら芸能人がしゃべるのは不快なことが多いが、この番組のМCのオードリーのコメントは的確で、特に若林さんの見方は鋭さを感じさせるものがあり、ますます好感を持った。 

 

 

ジャンプ編集部のこのゆるさは、もちろん仕事の性質にもよるのだろうし、社外の人と対したり、求められる場面では、ちゃんと社会人としての態度がとれることも必要だろうが、良い仕事のできる条件という面で、示唆に富んでいると感じられる興味深い番組だった。

 

 

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(写真はツイッター上から拝借しました)

 

エビアンで顔を洗う!

固定電話のベルの音で眠りを破られた。自治会の会長さんからで、「水は出ますか?」と言う。蛇口をひねると、あら、出ない。「もし同じ棟の人から問い合わせがあったら、集会室の水は出るので使っていいと伝えてください」という連絡だった。

 

電話をもらって初めて断水に気付いているのだから、寝ていたということがバレバレだ。時刻は6時半だった。いつも6時前に起きているのに、今日に限って・・・。

 

ところで、ミネラルウオーターの買い置きと風呂の湯が残してあるので、とりあえず我が家は困ったことにはならないが、今日は浜松の病院の受診予約をしているので、11時ころにはどうしても出かけなければならない。突然の断水なんてなったことがないから、簡単に復旧するだろうと高をくくっていたが、10時になっても水は出ない。

 

諦めて、買いおきの水で洗顔せねばならない。阿蘇の命水とエビアンの2種類を買っているが、阿蘇の水はエビアンよりも高いので、エビアンで顔を洗うことにする。洗面台にトポトポとあけると、あっけなく1.5リットルのボトルが空になってしまった。もったいないので丁寧に丁寧に洗った。でもべつにそれで美人になるわけでもない。

 

さて、準備万端、家にいても水も出ないし、予定より1本早いバスに乗って駅でゆっくりしようと家を出た。バス停には年配の女性が一人先にいて、私のあとにまた若い女性が来た。で、待てど暮らせどバスは来ない。台風禍の停電で信号の消えているところもあるようだから、通常より遅れるんだろうなと思って辛抱強く待っていた。

 

定刻より30分ほど過ぎたころ、通りがかった男性が、「バス動いてます?」と仰る。その方が朝出勤のために乗ろうと思った時は運休していたそうで、カバンからタブレットを出して現況を調べ、やはり運休してますと教えてくださった。渥美線は大清水駅以南は不通だが、最寄り駅は動いているようだとのこと。

 

丁重にお礼を言って、すぐタクシー会社に電話した。すると1時間くらいかかるかもしれないと言う。それでは予定の電車に乗れなくなってしまう。こうなれば、頑張って電車の駅まで歩くしかない。しかも、のんびりしていればJRに乗り遅れる!と、必死に頑張って歩いた。

 

こうしてなんとか予定の時刻に間に合って豊橋駅に辿り着いたのだけれども、なんと、東海道線が動いていなかった!そこで、また一番端の新幹線のホームまで行き、特急券を買って新幹線で浜松まで。駅前のタクシー乗り場も順番待ち、浜松の街も信号がところどころ消えているなかを病院へ。なんとか予定通りに到着することができた。

 

ここまでで十分クタクタだったのだけれど、また大きな病院の中をあっちの検査、こっちの検査とグルグル。

 

帰りはさすがに東海道線も動いていて、表示を見ると18時28分にちょうど乗れそうで良かったと思ったのだが、30分以上遅れていて、豊橋駅に着いたのは8時少し前。遅くなってしまったから夕飯を食べて帰ろうと思っていたのに、さすがにもう、一歩も余分に歩く気力がなく、まっすぐタクシー乗り場に向かってしまった。

 

クッタクタの大変な一日ではあったが、でも、なんと、「いつでもいいです、とにかくなるべく早く・・・」とお願いしたら、来週手術していただけることになった!8か月待ちで目の前が真っ暗になったことを思うと、夢のようだ。

 

みなさんにも、大変ご心配をおかけしました。

 

 

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帰宅するとさすがに水は出ました。ありがたや、ありがたや。

バスが走っていて、電車が動いていて、蛇口をひねると水が出る。

当たり前と思っていることが、なんとありがたいことであるか。

パソコン殿、何がお気に召さないの?

少し前からパソコンの矢印キーがうまく働かない。画面によって、あるいは同じ画面でも時によって、作動したりしなかったりする。下向き矢印は利くのに、上向き矢印はダメだったり・・・。

 

フェイスブックサイトはさらに面妖で、「いいね」などのボタンを押すと、サーっと画面が流れていって、うんと先の記事になってしまうため、続きを読むためにはかなり戻さなければならない。しかもそのとき必ず上向き矢印キーは利かないので、画面右端のスクロール用のタブをクリック連打しなければならないという面倒さだ。

 

もともと私はあまりフェイスブックが好きではない。グループのページなどを利用するため必要に迫られて登録しただけで、自分のページを積極的には使っていない。自分で発信することはあまりなくても、グループのページや友人のサイトを見て、「いいね」をしたりコメントを入れたりはしていたのだけれど、近ごろのこの不具合で、ますますそうした訪問さえも気が重くなってしまった。

 

この現象は私のパソコンの故障なのか、なにかウインドウズの更新などによる影響なのか、システムに弱い私にはさっぱり分からない。

 

現在使っているNECのノートパソコンLavieも、もうすぐ丸5年になる。最初のマシンは、長男が初めての冬のボーナスで買ってくれたもので1999年だった。それが調子が悪くなって、2台目として奮発して購入したのが2004年、ソニーのスタイリッシュな一体型のVAIOだ。高かったのにこれが思いのほか早く故障して、次に買ったのがエプソンのコンパクトなEndeavorで2008年。次の4台目が現在のもので2013年購入なので、結局ほぼ5年くらいで買い替えてきたことになる。

 

買ったばかりのパソコンは実にサクサク動いてくれて気持ち良いのだけれど、だんだんデータが多くなるからなのか、短気な私はイライラすることが多くなる。それでも、こうして以前のマシンのことを思い出すと、現在のものは5年経過したにしては上出来といえる働きぶりだ。今までなら、とうに買い替えを考えなければならなくなっていたわけだから。

 

3台目のマシンまでは音訳ボランティアの録音に使っていたので、使い方もヘビーだったのかも知れない。一番最初のものなどはまだパソコンのスペックも低かったのに、音のデータを扱うので、フリーズするなどのトラブルが多く、長男に電話で助けを求めたこともあった。

 

最近では、若い人はキーボードが打てない人もいると聞くが、私はどうもスマホの小さな画面で作業するのは気が重い。この先、何台のパソコンのお世話になるだろう。トラブルがあるとお手上げなので、パソコン殿も、近ごろのしゃべる機械の仲間入りして、「ここが痛い(故障)です。〇〇してください」なんて訴えてくれるようになるといいのだけれど・・・。

 

 

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マウスとネコ。

 

 

 

珍しいものをいただいた「山うにとうふ」

子守歌で有名な五木地方に800年間受け継がれた伝統保存食「豆腐の味噌漬け」を、現代風にアレンジした食品だそうだ。

 

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お店のホームページより(オリジナルの他にゆず・黒ごまなど風味は6種)

 

 

ウニのような、チーズのような食感。いくぶんしょっぱいので、アレンジするのがいいかも知れない。

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f:id:yonnbaba:20180927184902j:plain  f:id:yonnbaba:20180927184837j:plain お店のHPのアレンジ例

 

 

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とりあえず、今日はシンプルに。工夫もひねりもなく・・・お恥ずかしい。

 

カフェ&ギャラリーgradualへ

思いがけなくスタンディングの中から始まった、”言い出しっぺ”の画家活動。年1回ペースの豊川のカフェ&ギャラリーgradualさんでの個展も、はや3回目だ。

 

今日はその”言い出しっぺ”が、この近辺のスタンディング仲間4人を会場まで車に乗せていってくれた。3人は近くのスーパーの駐車場に集まったのだけれど、脚の悪い私だけは、特別に家まで迎えに来てくれた。画家自らのお迎えなんて、贅沢だ。

 

 

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このギャラリーはほんの2坪かそこらのとても小さなスペースだけれど、かえってそれがギャラリーの雰囲気をとてもいい感じにしている。大きな作品には向かないが、”言い出しっぺ”の作品は、この空間にとてもマッチする。

 

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今回は「異国とふるさと」というタイトルで、これまで”言い出しっぺ”が訪れた国々のスケッチと、生まれ故郷の熊本、そして現在暮らしている豊橋の風景などが並ぶ(今月29日まで)。

 

絵画を鑑賞した後は、隣のカフェでお茶を飲みながらお喋り。私はレアチーズケーキとコーヒーはコスタリカを選んだ(夕食を軽めにしなくては・・・)。適齢期(今はあまりこんな言葉使わないが)を過ぎても結婚する気配のない息子さんのことや、親の思いとは違う子供たちの子育て・家庭づくりからテレビドラマの話まで、今日もいろいろ話は弾んだ。なにしろ”言い出しっぺ”以外はみな女性だから。

 

カフェを出るころポツポツと降り始めた雨が途中から結構強くなってしまい、帰りは私以外の人もそれぞれの家まで送ってもらった。

 

広いギャラリーだと今の私には大変だが、このgradualは真ん中に立ってクルリとひと回りすれば、全て鑑賞できるくらいのサイズなので疲れることもなく、おまけに隣接の素敵なカフェでお喋りもできて、楽しい午後を過ごした。

 

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隣接のカフェ。広々した空間とセンスの良いインテリアで落ち着く。

久々の美味しいハードパンとドラマ版『乱反射』

昨日ランチ会のために家まで迎えに来てくれたHさんは、薪窯焼きのパン屋さん「かぜのようにはなのように」のパンをお土産に持ってきてくれた。NHKの講座に通うことがなくなって、このパン屋さんを訪れることもなくなってしまったので、久しぶりにここの美味しいハードパンが食べられる・・・ありがとうHさん。

 

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以前この店を紹介したエントリ 

yonnbaba.hatenablog.com

 

 

さて、先月貫井徳郎さんの『乱反射』の感想をアップしたとき、秋に妻夫木聡さんと井上真央さんでドラマ化されることを書いた。そのドラマが先週放送された。どんなふうに仕上がったかなと見てみたが、ちょっと期待外れだった。

 

登場人物の誰かは自分自身『乱反射』貫井徳郎著 - よんばば つれづれ

 

(このあと感想。いくぶんネタバレになります)

原作も、主人公が新聞記者であるにもかかわらず、せっかく調べた市井の人たちのちょっとした自分勝手な行為やマナー違反を記事にすることなく終わってはいるのだけれど、ドラマは「読者の反発を招きかねないから」という上司の反対理由などに触れていないため、主人公加山の子供を殺された父親としての悲しみや怒りが浅薄なためだけに見えてしまった。

 

最後の方で加山が家庭ゴミをパーキングエリアのごみ箱に捨てたシーンで、捨ててしまったあと彼が一瞬あっ!という表情をする。原作を読んでいれば、ああ、あそこで加山は自分もほかの人たちと同じマナー違反している人間だった!と強い自責の念を感じたのだろうなと推測できるが、ドラマだけ見たら、あの一瞬のカットで伝わっただろうかと思う。

 

全体的に暗さを感じる割には主人公夫婦の悲しみの深さは伝わらず、希望も救いも感じられなくて、見終わったときにモヤモヤした気分だけが残った。現実は必ずしも勧善懲悪とはいかず不条理なことが多いが、だからこそ、フィクションやドラマには救いが欲しい。

 

以前紹介したドラマ『透明なゆりかご』も終了したけれど、こちらは確率としてはかなり低い、不幸な出産ばかりを主に描いていたのだけれど、全編通して救いがあり、つらくなりすぎないで見ることができた。画面も光の使い方がうまく、深刻な話を暗くせずに描けていて、なのにテーマの深刻さは見事に伝わってきた。

 

どちらも、リアルなテーマをリアルに描きながら、エンターテインメントとしては対照的な出来栄えだったように思う。