よんばば つれづれ

民主主義を機能させる、自立した「ひとり」でありたい

じじばばの会で再び望月記者を応援

先週の土曜日、実に久し振りに「じじばばの会」のミーティングを持った。と言っても、”言い出しっぺ”と私は事前に打ち合わせで会っており、メンバーのほとんどは都合が悪くて当日は一人追加になっただけだったが、それでも三人寄れば・・・で、文殊とまではいかずとも、良い意見が出て前進した。

 

一つ目は至急案件。官房長官の記者会見から、望月記者を締め出す画策がなされているというニュースを受けて、再び私たちの「じじばばの会」で、報道機関への応援葉書運動を展開することにしたので、その協力のお願いだ。

 

こういう運動をするのなら、東京新聞にも送ってほしいというのが、望月記者ご本人の希望だと聞いたので、今回はまず東京新聞社あてに送ることにした。

 

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この葉書(官製はがきに印刷、カンパを含め100円で販売)を、スタンディングの参加者はもちろん、各種講演会や集会でも配布させてもらう。

 

次のテーマは「レッドカード即退場」運動。嘘だらけの官邸に、レッドカードに見立てた赤い葉書を山のように送り届けるという、私のアイデアを、”言い出しっぺ”が具体化。100円ショップで売っているカラー葉書は、ブルーやピンクなどの淡い色だけで赤はないようなので、私は色画用紙を裁断して作るつもりだったのだが、”言い出しっぺ”は手にレッドカードを持っている状態を図案化し、それをネット印刷会社に印刷してもらうことを考えた。色画用紙では面倒な作業になるが、これなら量産できる。

 

問題は何処に届けるかだ。官邸に届けても即ゴミ箱に入れられて終わりかも知れないが、私はこういう運動が起こっているということをSNSなどで拡散し、より多くの人々に危機感を持ってもらうことに意義があるから、それでも仕方がないと考えた。けれども、ミーティングの3人目の意見は、宛先をどこにするかは葉書を書く人のモチベーションに影響するから大切だというものだった。

 

ただ捨てられてしまうか、届いた先がちゃんと受け止め何かの力にしてくれるかでは、確かに大きな違いがあるかも知れない。それで、この点についてはもう少し検討するということになった。

このブログをお読みの皆さん、何か良い知恵があったらお教えください!

 

 

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ドリーム、それはイエローカードだよ!



 

粗忽が全開でくたびれ儲け

ああ、やっとたどり着いた、我が家へ。もうクタクタだ。

 

 

朝の天気予報の「今日は大変春らしい陽気になる」という言葉に背を押され、冬ごもりしていた私も、やっと墓参に出かける気になった。ちょうど母の月命日でもある。先週は小学生の見守り当番のため見送っていた役所の手続きも、ついでに片付けてくることにしよう。

 

出かけるのが苦手で、時間の決まっている用事でない限りつい支度がグズグズしがちな私だけれど、先週から週間天気予報とスケジュールとを見て月曜にさっさと済ませようと心づもりしていたこともあって、今日は珍しく10時前に家を出た。

 

熱心に駅前でスタンディングしていた頃は週に何度も使用した電子マネーmanacaも、このところサッパリ出番がなかった。それでも残額が少ないという記憶はあったので、改札を通るとき残り金額を確認した。180円と表示されたので、安心して乗車した。

 

ところが、霊園の最寄り駅で降りるときチャイムが鳴って「残高不足です」と機械に注意されてしまった。その駅は電子マネーのチャージ機もないし無人駅なので、電車の車掌が下りてきて対応することになる。その分発車が遅れるわけで、車掌さんにも電車の乗客にも申し訳なくて、身の縮む思いをしてしまった。運賃140円のところ残額は130円しかなく、改札の読み取り機械の表示が暗くて見えにくかったため、私が3を8と勘違いしたようだ。

 

年末に来たときを思うと、だいぶ足の運びが早くなったのを実感。風はまだ少々冷たくて薄いコートにしたのは失敗だったかと思ったが、はや足で歩いていると体が温かくなり、冬のコートならきっと汗ばんでしまっただろうなと思った。

 

ずっと気にかかっていた墓参りを済ませ、隣接する梅園を少しだけ覗く。

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寒紅梅は花盛り(日差しの中だとスマホの画面が見えず、適当に撮ったものですみません)。

 

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白梅はどの種類もまだまだ。

 

役所の手続きを済ませないうちは、のんびり遊んでもいられない。次の目的地に向かうことにする。霊園の最寄りのバス停に行って時刻表を確認すると、案じた通り目的の施設に行く路線は1時間に2本しかなく、まだちょっと時間がある。ひと区間なので、バスを待たず歩いていくことにする。

 

やっと目的の、市の文化会館に到着。入り口に立つが、自動ドアが開かない。おかしいなと視線を横に流すと、「閉館日」の表示が・・・。えっ?ええっ!!!

 

わが市では確かに市の管轄する施設はたいてい月曜が休みだけれど、文化的な催しでないためか、私はてっきり平日は受け付けているものと思い込んでいた。改めてバッグから案内を取り出しスケジュール表を見直してみると、ちゃんと土・日・月に網かけがされて休みの表示になっている。

 

電車の駅から広い霊園の一番奥のほうの実家の墓まででも結構大変なのに、さらにがんばって歩いて辿り着いたというのに、空振りなんて・・・。私のドジ、間抜け、おっちょこちょい!疲れも一気に倍増した。

 

またひと区間分歩いて、本数の多い霊園の最寄りバス停まで戻り、豊橋駅に向かう。こうなったらせめておいしいものでも食べて帰ろう。

 

もう歩けないので駅ビル内で間に合わせたい。「おいしいもの」と言ったって、一人ではホテルのレストランというわけにもいかず、レストラン街の店から選ぶことにする。ということで、11時過ぎに梅園で胡麻団子とみたらし団子を食べてあまりお腹もすいていないというのに、とんかつ和幸で「かき盛合せ御飯」を食べて帰宅した。

 

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バスの本数が少ないだろうから、霊園でタクシーを呼んで会場まで行こうかとも思ったけれど、そうしないで良かった。タクシー代をかけて到着して休みだったら、さらにガックリしたに違いない。

 

粗忽者の、骨折り損の(母の命日に墓参りできたのだから、損ではない・・・かな)くたびれ儲けの一席でした!

 

 

ただ雪と戯れに冬の清泉寮に行った若き日

takako(id:takakotakakosun)さんが、昨日のブログで雪かきについて書いていらして、

雪かきの大変さをあれこれ書きましたが、雪の無い地方の方にはやっぱりピンとこない話かもしれません。百聞は一見にしかず。この雪の時期に、雪の地方を訪れてみてはいかがでしょうか。私の拙い筆では表しきれなかった発見や、旅行者ならではの雪の魅力や楽しみが待っているかもしれません。おすすめは青森県

と結んでいたのを読んで思い出した。

 

 

chokoreitodaisuki.hatenablog.com

 

私も、まだ雪国というものがどんなものかまったく知らなかった若いころのことだ。『ある愛の詩』という映画が大ヒットした。まだまだ恋に恋する世界を抜け出せずにいた私は、仲良しの友人たちとその映画を見に出かけ、すっかり虜になってしまった。

 

f:id:yonnbaba:20190217164156j:plain 「愛とは決して後悔しないこと」!

 

なかでも私たち3人が夢中になったのが、主人公2人が雪のセントラルパークで子供のようにはしゃぐシーンだった。

 

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YouTubeの動画の当該シーンをスマホで撮影。はなはだひどい写真でスミマセン。

 

私たちは、この雪原にドーンと倒れるのがしたくて、そのためだけに冬の清泉寮に旅行に出かけた。このシーンをまねて写真も撮ったのだけれど、アルバムを整理したときに処分してしまったのか、探したけれども見つからなかった。

 

ここでちょっと話はそれるが、この年齢になって家の整理をするときに気をつけなければいけないことは、捨てたことや収納場所を替えたことなどを忘れてしまうということだ。前にもそうした失敗があって、その後押し入れの整理をしたときは、新しい収納状態を図にしておいたのだが、今回はほとんど捨てるばかりで、場所を変更するわけではないからと油断していた。捨てたことを忘れ、捨ててしまったからないのか、どこか別の場所に紛れているのかが判然とせず、探し回ることになる・・・と学んだ。

 

 

雪国への旅行の話に戻る。この時の清里行きが何日間の行程であったか忘れてしまったが、せいぜい4、5日のことだったろう。これだけの滞在で、しかも雪かきをするわけでもなく、約半世紀も前のことだけれど、夜中のトイレさえぽかぽかだった清泉寮での快適な滞在で、雪のロマンを満喫はしても、とうてい雪国の大変さは想像だにしなかった。そして、将来自分が雪国の住人になることも、この時点の私は夢にも思っていなかった。

 

  

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庭に作ったかまくらの中で遊ぶ幼い次男と若き日の私。

 

 

4年前に弘前の雪燈籠まつりについて書いたエントリ

yonnbaba.hatenablog.com

子育てあるあるとナイ ナイ ナイ!

―過日整理した育児記録から―

 

次男6歳のある日のことば。「ボク大きくなったら、お母さんと結婚する。結婚して優しくする。だって優しくしないと逃げられちゃうもん。そうするとまた探して結婚しなくちゃいけないでしょ」。

 

「大きくなったらお母さんと結婚する」は、男の子の子育ての「あるある」ネタだろう。長男もやはりこのセリフは言ってくれた。でも「優しくする・・・」からあとの部分は長男にはなかった。こんな知識、たった6年の人生の、どこで次男は仕入れたのだろう。その頃身の回りに、お嫁さんに逃げられちゃってまた探す苦労をしている人などいたのだろうか。あるいはテレビで見たのか。

 

もう一つ、これはナイでしょというもの。長男7歳のセリフ。「お母さんおこってばかりいるから、ボクの赤ちゃん見させてあげない。赤ちゃん、かわいそうだから」。洞察力があって時に辛辣な批評をくれる長男は、この頃からすでにしてその片鱗が・・・。

 

それにしても、私はもうこの頃から「あなたの赤ちゃんは見てあげるから」というようなことを口にしていたのだろうか・・・。

 

 

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猫あるあるある・・・本や新聞に乗る、書き物の邪魔をする。

 

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猫あるあるある・・・シンクロ。

 

 

胸をしめつけられるETV特集『宮沢賢治 銀河への旅』

先週土曜日夜に放送され、録画しておいたものを見た。もともとはBS4Kで前後編3時間にわたって放送されたものらしい。先週放送されたものはそれを1時間にまとめ直したもののようだ。3時間見たかった気がするが、今回Eテレで放送されたものも素晴らしかった。

 

盛岡農林高等学校の寄宿舎で賢治と同室だった保阪嘉内に対し、賢治が生涯持ち続けた強い思いにスポットを当てている。賢治の作品の多くに嘉内の影響が見られ、トルストイを読み百姓として人のために生きたいと考える嘉内に、賢治は強く共鳴したようだ。

 

嘉内は1992年に発見された小惑星にその名が付けられたほど、天文学上の貴重な資料となるハレー彗星のスケッチを残していて、賢治の『銀河鉄道の夜』にも大きな示唆を与えているという。むろん、カンパネルラは彼をモデルにしているものと思われる。

 

銀河鉄道の夜』は初めて読んだ時から、親友カンパネルラを失うジョバンニの悲しみにうたれたが、こうした背景を知ると、この物語はいっそう悲痛さを増し、番組を見ていて胸がしめつけられるように苦しかった。

 

1921年、賢治は上京して軍隊にいた嘉内に面会するが、その日の嘉内の日記には「宮澤賢治 面会来」と書いた上から大きく斜線が引かれている。そしてそののち賢治から嘉内への手紙もなくなる。そのとき二人の間にいったいどんな会話があったのか。賢治の思いが裂かれた気がしてならない。

 

番組では明らかに、嘉内を愛した賢治を描いていた。こうした表現が受け入れられると判断したのは、時代ゆえだろうか。

 

賢治の文学にいっそうの深みを添える、素晴らしい企画だった。

 

 

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私の大切な本の一冊。

 

 

 

 

紹介せずにいられなかった『歌川国芳 猫づくし』風野真知雄著

しばらく本の感想はお休みしようと思っていたのだけれど、題名に惹かれ、これなら楽しく読み流せそうだと手に取った本著、思いのほか味わい深くて、ご紹介しないのはもったいない気持ちになってしまった。

 

主人公はもちろん浮世絵師の歌川国芳。7つの連作短篇で、それぞれに国芳の作品と周辺の人物、家族・ファンや弟子などの関係する人物が取り上げられ、また猫好きでここに描かれた当時に国芳が飼っていた8匹の猫も各篇で1~2匹ずつ描かれる。

 

「下手の横好き」で取り上げる作品は『浮世又平名画奇特』で、ワキとして登場するのは弟子の芙蓉堂の隠居。大金を積まれたので国芳はつい弟子にしてしまったが、これが下手の横好きで、しかも春画ばかりを描き、リアルさを求めてとんでもない行動に出た顛末を書いている。登場する猫は「クロベエ」という黒猫だ。

 

「金魚の船頭さん」はもちろん『金魚づくし』(中でも金魚が尻っぱしょりした『いかだのり』)で、国芳の絵の熱烈なファンである金魚屋金左衛門と、トラ猫の「キヨマサ」が登場する。

 

「高い塔の女」。国芳好きな方ならああ、あの絵・・・と目星がつきそうだ。ワキは北斎の娘お栄、キジ猫の「おたか」や、牝猫にもてもての「源氏」が描かれる。

 

「病人だらけ」では妻とその母親について語り、「からんころん」では弟子の三遊亭小円太(のちの圓朝)と一魁斎芳年(のち月岡芳年)の話で、もちろん怪談仕立て。登場する猫は「お岩」「お菊」と念が入っている。

 

「江の島比べ」は同い年でかつては兄弟弟子だった広重が登場し、それぞれが描いた「江の島」や雨の絵に殺人事件が絡んでくる。

 

団十郎の幽霊」は、興行に行った先の大阪で、突然自死した八代目団十郎をめぐる幽霊と、自分の贋物の出現にもしやそれが死神というものかと、自身の人生に思いを巡らす国芳の物語。団十郎の遺した猫は国芳の「お岩」に代わる8匹目の猫「団十郎」になる。

 

国芳とともに7篇通して登場する人物に、下っ引きの松吉がいる。初めはまだ少年のあどけなささえ残す愛嬌のある若者だったのだけれど、話が進むにつれて仕事に慣れて抜け目なく擦れていく。人が権力を持つとはこういうことかと国芳をうんざりさせ、読んでいるこちらも、こういう人間の業は今も昔も変わらないなあと重い心になる。けれどもこの松吉の存在が、この物語の奥行きをより深いものにしている。

 

作品の中の猫がただ可愛いばかりでないことからも、国芳の猫の愛し方が分かる気がするが、この物語での国芳と猫のかかわり方も非常に心地よい。そして、読んでいると、話に登場する国芳や広重の作品を改めて鑑賞し直したい気分になる。

 

国芳の有名な作品に、実在した人物や実際の事件を絡めて、怪談ありミステリーあり、かつじんわりと胸を打つ人情ありで、余韻の残る良質な読書となった。

 

 

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農作物の豊凶を占う神事「柳からみ」

先日「水下げ」について書いたりしたものだから、かの地で旧暦正月七日に行われる「柳からみ神事」を思い出してしまった。

  

猿賀神社七日堂大祭 | 平川市観光協会

 

こうした神社の神事は、当然その神社の神職が行うものと思っていたが、慶長18年(1613年)から続くというこの神事は、私のかつての婚家の当主が代々行ってきたのだそうだ。私が子供たちを連れて出なければ、今頃21代目当主となった長男が行っていたのかも知れない(現実には別家の方が引き継いでいるらしい)が、裃を着た息子の姿などとても想像できない。

 

長いことこの神事については考えたこともなかったのに、寒波から水下げ・・・と、連想ゲームのように今朝なんとなく思い出し、そう言えば今年はもう済んだ頃かなと検索してみたら、ちょうど今日がその神事の当日だった。今年の作柄はどんなふうに出るだろう。ちょうどそろそろ始まるころだ。

 

 

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