よんばば つれづれ

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訪ねてくれた友人とランチ

同じ市内に暮らしながらなかなか会えない友。ピアノのレッスンに行っているNHK文化センターのそばにその友人の会社があるのだけれど、店主夫人としてまだ現役なのでお気楽に寄るのも気がひける。結果1年に1度会うかどうかという七夕様も顔負けの私達だ。

その友人から数日前に連絡があり、今日我が家を訪ねて来てくれた。たぶん私の寒中見舞い状で母の死を知り(喪中葉書が苦手な私は出さなかった)、優しい友は慰めようと心を使ってくれたのだと思う。去年彼女が連絡をくれた時にはちょうど私が都合が悪くて会えなかったので、2年ぶりだろうか。

可愛い「花かんざし」の鉢植えとワッフルやチョコレートまで提げて来てくれた。久しぶりに会えた嬉しさで私は黒柳徹子さんも青くなるかもというくらいにしゃべりまくってしまった。瞬く間に昼になり、先日更生保護の集まりで知った創作和食のお店でランチを食べようということになり、散歩がてら歩いて行くことにして二人で向かった。

目指すお店が目に入ったのだけれど、いやにお店のたたずまいがシンとしている。嫌な予感。ああ、やっぱり!休業であった。残念、残念。我が家に戻って作ってもいいけれど、せっかく出て来たのだし、フレンチレストランの方に聞いてみることにした。ここは予約じゃないと入れないことも多いから。ここがだめなら諦めるしかないと決めて、スマホで電話(こういう時はホント便利)。大丈夫ということでそちらに向かう。和食の店からフレンチの店まで徒歩5、6分。なんと我が家は幸せな立地。

友人は以前このレストランのガーデンウェディングにお嬢さんを車で送ってきたことがあり、食事してみたいと思っていたそうで、喜んでくれた。良かった。ビーツを効果的に使ったポタージュスープが彩りもきれいでほっこりする味だった。メインの料理もパンも柿(豊橋は柿の産地なので地元の柿だと思う)を使ったデザートもとても美味しかったけれど、味覚いい加減の私は例によってお料理の細かな論評はなし。

お姑さんがデイサービスから戻るのが4時前というので、また私の家に戻ってお茶の続きをした。子や孫のことはむしろ付け足しで、身近な隣組の活動の話から社会のことまで打てば響くように話せる友との会話はとても話し甲斐があり、楽しい。瞬く間に別れの時間になってしまった。


会えばこんなに楽しいのに、なぜ私はセッティングの労をとらないのだろう。いつもこの友人の働きかけを待っているだけだ。勤めていた頃なら知らず、今は彼女より私の方が時間的なゆとりがあるのだから、次はあまり間が空き過ぎないうちに、もう一人の友人も含めて会えるようにしよう。



友人からのプレゼント 花かんざし
開花が楽しみです