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よんばば つれづれ

民主主義を機能させる、自立した「ひとり」でありたい

この完成度の高さ、緊張感、『64(ロクヨン)』がすごい! 加筆アリ

今朝、産経ニュースのサイトの櫻井よしこ氏の日本国憲法についての記事を読んで、詭弁を弄したひどい内容に腹が立ち、反論しようと思っていた。しかし、土曜日の夜に見たNHKのドラマ『64』があまりに良く、なのに5回連続でもうあと2回しかないので、これを早く紹介しなければと思い、今日はこちらを書こうと言う気になった。そうしたら、きなこさんが「テレビ視聴途中経過」でこの作品に触れていらした。 

 

加筆! 同じ失敗をまたやってしまいました。すみません!

    きなこさんのところは限定公開です。

 

next-kinako.hatenablog.jp

 

視聴率はふるわないけれど、初回からこの間の3回目まで、息もつかせないほどの緊張感と完成度の高さで、春ドラマの中では群を抜いて素晴らしい。

 

脚本、演出、出演者、映像、音楽・・・と、どれをとっても文句のつけようがない。しいて言えば、主演のピエール瀧さんがいくぶん滑舌が良くないようで、私のような聴力の優れないものには聴き取りにくい時があるのが難と言えば難か。

 

ストーリーも結構いろいろ錯綜しているのでセリフが分からないと辛いのだけれど、そのピエールさんがあまりにもこの役にピッタリでドラマの説得力を増しているので、我慢してしまう。

 

段田安則さんはいい役者だと思っていたが、このドラマでまたさらに株が上がってしまった。なんという人だ。高橋和也さんや萩原聖人さんもうまいのは分かっていたけれど、山本美月さんのような若くて可愛いだけ(失礼、彼女は『僕のいた時間』でもヒロインの友人役でなかなか良かった)のような女優さんも、地味な役柄なのに、他の演者たちのレベルの高さに引っ張られ、さらに演出や映像の力もあいまって、まるでドキュメンタリーかと思わせるほどの演技だ。

 

電話のベルの音に、見ているこちらも思わず飛び上がりそうになり、堅いものをひっかくような効果音に不安は高まり心臓の鼓動まで早くなりそうだ。

 

NHKの大河や朝ドラ以外のドラマには、類型的でない良い作品が多いと感じていたのだけれど、皮肉なことに『セカンドラブ』(私は未視聴)が当たってからなんだか駄作が増えたようで残念に思っていた。(大して見ていないのに偉そうですみませぬ)

 

けれども、この土曜の10時からの枠には『神様の女房』『とんび』『ボーダーライン』『限界集落』と、この何年かでも結構楽しみに見た作品がある。

 

『64』は週末の夜、一杯やりながら(私は飲まないけれど)のんびり見るというのには向かないかもしれないが、本気のキャストとスタッフが集まれば、テレビの力が低下したと言われる現在でも、これほど質の高いドラマが作れるということの証だと思う。あと2回、最後までこのクオリティーを維持して突っ走れ!

 

ドラマの公式サイト

www.nhk.or.jp