よんばば つれづれ

民主主義を機能させる、自立した「ひとり」でありたい

映画「スーパーローカルヒーロー」を応援する

実はいま、この映画の自主上映会をしたいと思っている。もう少し、せめて輪郭線くらいでも見えてきてから書こうと思っていたのだけれど、名古屋での上映が今週で終わってしまうので、いくらかでも宣伝に貢献したいと思い、急遽お知らせすることにした。 

 

以前SPYBOYさん(id:SPYBOY)が感想を書いていらして、それを読んだらどうしても見たくなってしまった。ところが例によって渋い名画は豊橋では上映館がない。作品の公式ホームページには自主上映会の方法が載っている。それほど莫大な費用が掛かるわけでもなし、これはいっそ上映会を自分でしちゃおうか、と考えた次第。

 

広島県尾道市のCDショップ(もうほとんどなんでも屋さんの様相だけど)の店主である、「ノブエさん」という地味なおじさんを追った映画だ。ところがこのおじさん、とっても魅力的なスーパーローカルヒーローなのだ。べつに変身するわけでもないけれど、1時間半ほどの映画を見ているうちに、たぶんかなりの人がこのおじさんのファンになってしまう。

 

ノブエさんはとにかくそばにいる困っている人を放っておけないのだ。ご自分もあまり困っていないとは言えないのではないか、と思えるような状況なのだけれど、楽しそうに人のために走り回ってしまう。まだ売れていないミュージシャンや、福島から自主避難して来たお母さんや子供たちを応援する。

 

見ているうちに、なんだか自分でもなんかできそうな気持になって来る。人のために動くことがべつに大げさなことじゃなく、毎日ご飯を食べるくらい、当たり前のことに思えて来る。

 

主義主張なんて関係ない。お涙ちょうだいの感動的盛り上がりもないけれど、私はそこにとても好感を持った。押しつけがましくなく、さりげない淡々とした描き方がいい。

 

たぶん興行的にはもっと派手さがあったほうが儲かるだろうが、監督は無欲の人なのだろうと感じる。自主上映に関して何度かメールのやり取りをした(まさか監督ご本人からお返事をいただけるとは思っていなかったのでびっくり)のだけれど、返事の速さや内容からお人柄がしのばれる方だ。ノブエさんもつい応援したくなってしまう人だけれど、田中監督もとても応援したくなってしまう。

 

名古屋は今池の名古屋シネマテークで、10日金曜日まで。

18:30 (1回のみのようです)  一般 1500円

お近くで、時間に余裕がおありの方はぜひ!

 

映画『スーパーローカルヒーロー』公式サイト