よんばば つれづれ

民主主義を機能させる、自立した「ひとり」でありたい

社会を明るくする運動、街頭パレード

社会を明るくする運動」は地域の様々な団体が関わって行っている。年間の大きなイベントは、子供たちの登校時に小学校の校門で行う「あいさつ運動」、防犯意識の向上のための「ミニ集会」と、今回行った「街頭パレード」だ。これで私の所属する更生保護女性会の今年度の大きな行事も、ほぼ終了。あとは刑務所の見学とか、赤い羽根や歳末の街頭募金といった、一部のメンバーが参加すれば済むことばかりだ。

私は更生保護の仕事は2年目(最低任期が2年)なので、去年もこの街頭パレードに参加したのだけれど、その際、子供たちの鼓笛隊はとてもしっかり行進しているが、大人たちの一部はただおしゃべりしながらダラダラ歩いて、係の人が注意しても列も広がりがちという状態が見られ、社会の役に立つより交通の邪魔をしている可能性のほうが高いと感じた。

そうした見方は多分他からもあったのではないかと思う。と言うのは、どうやら来年度から今の形でのパレードは行わないことになったらしいのだ。警察のほうでも結構この行事が負担だったようだし、小学生のマーチングバンドに一般道路を歩かせることは、学校側にとっても相当気を使うことだったようだ。去年の私の経験から推察しても、道路を通行する車のドライバーにしても、真剣に交通安全や犯罪防止を願って行進しているならともかく、おしゃべりしながらタラタラ歩いているのを目にすれば、腹立たしく感じただろうと思う。

そんなわけで、地域の小学校創立30周年の記念の年に、最後の街頭パレードが行われた。昨日のような暑さでないのは良かったが、逆に少々雨が心配される天候だった。予定を30分ほどはしょったこともあって、なんとか行進が終了するまでは雨が落ちなかった。

今年は私は市民館に残って、行事が終わった後の懇親会(お茶とお菓子だけの簡素なもの)の準備をする係りを担当したので、最後の行進がきちんと行えたのかどうか分からない。有終の美を飾るにふさわしいものだったと信じたい。



更生保護女性会の活動といい、社会を明るくする運動といい、どれだけ地域に貢献できているのかとか、使っている予算に見合った活動内容なのかとか、考え出すとなかなか難しい。けれども費用対効果とか効率とか、単純に数字だけで評価してはいけないものもあるような気がしている。こうした活動がなければ地域の団体も人々もバラバラで、いざ何か事が起こった時になかなか連帯したり助け合ったりするのは困難だろう。

子供たちが地域の学校と関係ない年齢になってから住み始めた私は、自治会の役目をするまでは同じ団地内の人でさえ、ほとんど誰も知らなかった。自治会の役をして、しかも社会教育委員会とか更生保護女性会とか、自分の自治会内ではなく校区の集まりに出る役目をすることで、またさらにさまざまな人と出会うことができた。小学生の子供がいなくても、学校と連携する行事も多いおかげで、学校外での子供たちに目を配ろうという意識も強まる。神戸で起きたような事件も、遠回りのようでもやはり地域のつながりを強くすることも抑止力にはなるのではないだろうか。

パレードの人々が市民館に戻ってくるまでの間、居残り仲間とそんな話を交わしたりした。誰もが役員を引き受けたがらず、まだ来年私と交代してくれる人を見つけられないでいるけれど、誰かがババをひかなければ社会は回っていかないし、「損を絶対しない生き方」はもしかしたら案外大切な部分を知らずに捨てているのかも知れない。


後片付けを終えて解散になった5時過ぎには、雨が降り出していた。



地域の市民館のホームページから写真をお借りしました。

子供たちのマーチングバンド


こんな感じで行進