よんばば つれづれ

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ふれあい日本語教室のポットラックパーティ

この春から手伝い始めたふれあい日本語教室、ゴールデンウイーク明けの今日はポットラックパーティだった。

 

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参加者のルーツとなる国は、インドネシア、台湾、中国、バングラデシュ、コロンビア、ペルー、そして日本、だろうか。お料理も国際色豊かなものが並んだ。お米や麺を使ったものから、サラダなどの野菜もの、肉料理、デザートまで、相談したわけではないが、バランスの良い幅広いメニューになった。しかも、ごく一部を除いてすべてハラル対応。

 

 

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私は参加してまだ日が浅いので、自分の担当しているグループの人以外はあまりなじみがないけれど、今日のパーティでそうした人たちともぐっと距離が縮んだ気がする。これは何を使った料理?材料は何処で手に入る?などと、食べ物を介すると知らない間に話が弾み親しみも増す。

 

今日は市の国際交流協会から若い男性職員が一人参加していたが、私のそばで、ペルーとコロンビアの女性とスペイン語の会話が弾んでいた。インドネシアの人たちは5人と、日本人を除けば今日一番人数が多く、料理をとったあと椅子で車座になって楽しそうにお喋りしていた。やはり母国語で心おきなく話せるのは楽しいことだろう。

 

みんなお喋りと料理を楽しみ、おなか一杯、心も満足で散会となった。午後、たくさんのお礼や楽しかったというコメントが、ひっきりなしにLINEに入っていた。

名画を見た後のよう『ラジカセ』三重発地域ドラマ

録画したままになっていたNHKのドラマ『ラジカセ』を見た。4月7日の放送なので、ちょうど1か月経ってしまっていた。

 

これまでもNHKの地方局制作のドラマには名作が少なくないけれど、今回のこの津放送局制作の『ラジカセ』も素晴らしい作品だった。消去せずに残しておきたい。

 

舞台は忍者の里、伊賀市。リストラされ、母も亡くなった実家に帰ってきて、古い家電などを集めて周囲からはゴミ屋敷と呼ばれる家で無気力に暮らす男(滝藤賢一)と、父親がいなくなった後、水商売で働く母親に邪険にされて暮らす少年との、ふれあいを描いている。

 

少年が男の所有する「ゴミの城」に執着するのは、そこにラジカセがあるからだ。少年が大切に持ち歩くポーチには、いなくなった父親と少年が一緒に写った写真と、一本のカセットテープが入っている。「しょういち・まき」とタイトルが書かれ、両親に関係しているらしいそのテープを、少年は聞いてみたいのだ。

 

古い家電とは濃密な交流をするのに、人間を相手にするとまともに目も見られず、うまく話すことができない男は、少年に対してもぎごちない接し方しかできない。けれども孤独な魂を抱えた者同士、だんだん距離を縮めていく。ある日、少年の母が結婚の約束をしていた男に振られてやけになり、少年に「あんたさえいなかったら!」と叫んでしまい、少年はいなくなる。

 

男は少年を必死に探し、父親との思い出の場所と聞いていたところで見つける。自分はいらない子なのだと傷ついている少年に、男は「いらないものなんてない」と、あることで証明してみせようとする・・・。

 

オール伊賀ロケの美しい映像に始まって、いずれ昭和ミュージアムをしたいという古いもの好きの男の収集物や背景に流れる音楽まで、なんとも懐かしく温かく心地よい。

 

出演者も家電オタクのダメ男を演じる滝藤さん、息子そっちのけで新しい男に傾くだらしない母の安藤玉枝さん(こういう役柄が見事にはまる)、男の行きつけのバー「くのいち」のママのキムラ緑子さんと、いずれも演技達者のはまり役で酔わせる。少年役の向鈴鳥くんも、母親を思って元気にふるまいながらも寂しさをうまくにじませ、素朴な雰囲気も良かった。

 

2016年にBSプレミアムで放送された作品らしいが、2017年の再放送に続いての今回の放送だったらしい。やはり好評なのだろう。この先、再再再放送があるかどうか分からないが、もしチャンスがあったら、お薦めです。

 

 

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7年前に友人から贈られたミニバラの鉢。姿かたちはすっかり崩れてしまったけれど、今年はたくさん花をつけている。

 

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これがいただいた時の姿。花があると必ずそばにいって気取ってみずにはいられなかったオーガスト

自習室&カフェtalkからクラウドファンディングのお礼

友人のクラウドファンディングが閉め切られて10日余り。自習室&カフェtalkから、リターンの礼状とチケット類が届いた。ドリンク券が4枚と、「ともニティ牧場」のリラックス乗馬ペアチケットが1枚。

 

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このブログを通じてご協力くださった方々にも、届くことと思う。遠方の方にはお礼のチケットを使っていただくことが難しいと思うけれど、ドリンク券は「有効期限はありません」と書いてあるので、いつか豊橋をお訪ねいただくことがあったら、ぜひtalkを覗きがてらご利用いただきたい(お知らせくだされば、私も飛んでいきます)。

 

その礼状に記された近況によれば、少しずつ高校生や中学生の利用者が来ているようだし、転職をして資格試験の勉強をする大人の方も利用しているとのこと。何らかの事情で学校教育が満足に受けられなかった方の、学び直しの場としてもご利用いただきたいと書かれている。

 

このtalkはとても交通量の多い立地であるため小学生は対象にしていないけれど、子供からお年寄りまで、さまざまな年代の、さまざまな背景を抱える人たちの、憩いと学びの場所となるよう祈りたい。そして友人がクラウドファンディングのところで言っていたように、やがては各学校区にこのような場所ができ、新たな地域のつながりが生まれたらと願う。

 

このような場所づくりを20年以上前から夢見てはいたが、私には土地も資金力もなく、友人の取り組みを応援することくらいしかできない。でも、私は私なりに、地域の老人会で互助のつながりを作ったり、民生委員の活動をしたりと、微力ながらも自分のできることをこれからも続けていこうと思う。

 

 

それにしても「はじめてのリラックス乗馬 ペアチケット」、いつ、誰と行こうか・・・。

 

 

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手触りがたまらないプニュプニュの猫

暮らしから物を減らすなどと言いながら、なくても済むものをつい買ってしまった。とぼけた顔つきがあまりにも可愛かったし、おまけに触るとその手触りがなんとも気持ち良いのだ。

 

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家の近くにあるお洒落な雑貨ショップに先日贈り物を探しに行ってこの子を見つけ、思わず連れ帰ってしまった。素材のビロードと中の詰め物が絶妙で、なんとも言えないなめらかな手触りは、毛並みが柔らかかったドリームを思い出させ、ちょっと胸がキュッとなる。

 

今日からゴールデンウイークの始まりとかで、豊橋の町もにぎやかだった。2時からスタンディングの交流会だったので出かけたのだが、よさこいのようなイベントがあったらしく、独特の派手な衣装の若者たちが目に付いた。

 

4時からのスタンディングでは、初めて見るらしい人も多く、物珍し気に立ちどまってじっとプラカードを読む人もいて、現状に関心を持ってもらう一助にはなれたかなと思った。いろいろな層の人に訴えるためには、曜日や時間帯を変えてみるのも効果的かも知れない。

 

先日「ふれあい日本語教室」のお手伝いに行く道すがら、久しぶりに鯉のぼりを見た。爽やかなこの季節の青空に鯉のぼりが泳ぐさまは、本当に気持ちの良いものだ。

 

 

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ごく小規模な4か国交流

海峡を挟んだかの半島で歴史的会見がなされた今日、私たち国際協力コスモス会は、路面電車に乗って、市役所見学を行った。

 

豊橋駅に朝10時に集合したのは7人。一人は車で直接現地に行くと連絡が入り、この7人で市電乗り場に移動する。電子マネーmanacaのない人は、券売機で、どこまで乗っても一律150円の乗車券を買う。公共交通機関は不便がお決まりの地方都市だけれど、この市電は5、6分おきに来るので便利だ。ただ、カバーしている区域がごく限られている。

 

f:id:yonnbaba:20180427190701j:plain レトロな雰囲気のものから・・・

  

f:id:yonnbaba:20180427190722j:plain 最新式のものまでいろいろ。

 

豊橋市役所前電停で降りて、まずは徒歩5分ほどの豊橋公園内にある美術博物館へ。現在の企画展は「東三河地方の美術作家による合同選抜秀作展」で、前半は写真・書道、後半は絵画・彫刻・デザインということで、前半の期間に当たる今日は写真と書道だった。入場は無料。書は、情けないことに日本人の私でも読めないものが多い。それなのに、バングラデシュのSさんが、少し分かる字があったと喜んでいたそうだ。すごい。

 

美術館を楽しんだ後、隣接する敷地の市役所庁舎へ向かう。エレベーターで13階へ。外国の人も、必要な手続きのために市役所には来たことがあるけれど、展望フロアーは知らなかったようだ。眼下に広がる豊橋の町や豊川の流れに、歓声が上がった。

 

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一行の中には豊橋空襲体験者が一人、戦前や戦後間もなくの写真に昔話の花が咲く。

 

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いい雰囲気の広告や自動車。

 

この13階にはレストランがあるのだけれど、人気があってランチは並ばなければならない。私たちは、普段訪れる機会の少ない地下の職員食堂を予定していた。12時を過ぎると混雑しそうなので11時半に行くと、案の定ガラガラだった。でも私たちがセルフサービスの料理をトレーに乗せて歩いている頃には、どっと混んできた。

 

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食堂入り口の献立見本。ウェブサイトからのもので、今日のメニューではない。

A・B・Cの三種類の定食はメインディッシュに小鉢一つとみそ汁がついて550円。ヘルシー弁当はなんと450円!

 

今日の企画に参加したのは8人だったが、ルーツの国は4か国。ごく小規模ではあるけれど、コスモス会はつねに草の根国際交流だ。

思わぬ拾い物か『おっさんずラブ』

今期はほのぼのとしたドラマがなく寂しいなと思っていたら、思いがけない掘り出し物を見つけたかもしれない。土曜日深夜枠の『おっさんずラブ』だ。

 

キャストはなかなか魅力的だけれども、題名や内容紹介にたじろいで、見ようとは思っていなかった。ところがとても面白いという感想をいくつか目にし、見逃し配信で視聴してみたたところ、すっかりその面白さに魅了されてしまった。

 

田中圭さん主演で、「ヒロイン」が吉田剛太郎さんだ。田中さんのコメディセンスも素晴らしいが、剛太郎さんの乙女ぶりもたまらなくて、番組紹介から想像した男同士のむさくるしさみたいなものは全くなく、もうおかしくて、かわいくて、何度も吹き出してしまった。

 

今期も相変わらず警察物や医師物が多いし、おまけにヒーローやヒロインがちょっとダークな設定というのも目に付く。さらに復讐やら不倫と、「ほのぼの」とは程遠い。

 

警察は上層部が権力者の意向を受けて事件をもみ消したり、部署ごとにいがみ合ったり足を引っ張り合ったりしてばかりだし、医者は出世競争や拝金主義。そういうことは、もう現実のニュースでうんざりしているのだから、せめてフィクションの世界はスッキリ爽やかであってほしいと、私は思う。

 

そんななかで、この『おっさん・・・』の舞台となる、主人公の勤める不動産会社は、壁に営業のノルマ達成競争のグラフが貼られたりはしているものの、営業部長の剛太郎さんは部下に理解と思いやりがあって、こんな職場で働きたいと思わせてくれる。

 

ひょんなことから、母親が家出してしまった主人公の家で、ルーム(ハウス)シェアで同居することになった後輩の林遣都くんまで何やらあやしいムードで、さてこれからどんな展開を見せてくれるのだろうと興味が募る。

 

 

今日、局留めにしている「Send Peace Project」の郵便物を受け取りに行ったら、高校の同窓会名簿から住所を知って協力依頼の手紙を送った、俳優の平田満さんからの返信が届いていた。でも中に葉書はなく、手書きの便せんが一枚入っていた。「WWF国境なき医師団、途上国支援など各種会員になり寄付もしていますが、政治的には偏りなく、自分なりの考えで行動しています」ため、協力できないとのことだった。

 

「平和」というと「政治的」となってしまうムードが、この何年かですっかり出来上がってしまったようだ。右であろうと左であろうと、資本主義であろうと共産主義であろうと、平和が大切であることは変わらないと思うのだけれど。「平和」というと政治的であると思う人は、どこに忖度し、そしてその忖度の対象者が「平和」を嫌っていると考えているのだろうか。

 

 

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『おっさんずラブ』の素敵な面々。このドラマの世界は平和だ。

 

 

「九条の会」や「沖縄」に条件反射?

今日、東三河九条の会主催で、沖縄の映画を撮り続けている三上智恵監督の講演会があった。以前、同監督の映画は見たけれども、私は講演会というものが苦手なので、そのあとの「Send Peace Project」のチラシ配りだけ手伝いに出かけた。

 

市電が公会堂に近づくと、ものものしい警官の集団が目に飛び込んできた。10人ほどが固まっている。あたりには何のトラブルもないので、手持ち無沙汰そうに雑談しているような雰囲気だけれど、制服警官が集団でいるというだけで、なんだか平和とは程遠い風景になる。

 

講演の中で監督ご自身が、「私などの話に、右翼も来ないだろうと思っていた」と仰ったらしいが、ちゃんと「おいでなすった」ようだ。私が思うに、どなたの話であろうと、「九条」とか「沖縄」というだけで、そのての方々は条件反射してしまうのだろう(まあ、九条守れ!のほうも条件反射的傾向は否めませんが)。数年前に中村哲医師がいらしたときは、講演中も会場の中まで街宣車の音が響いてくる騒々しさだった。

 

沖縄の話に集まった方々だけに、「平和の葉書を募集しています!」と言いながら手渡すチラシは、ほぼ100パーセントの方が受け取ってくださり、瞬く間に配布終了となった。あとは、たくさんの方が「平和の葉書」に参加して下さることを願う。

 

 

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豊橋市公会堂。これはネット上からお借りした写真だが、上天気の今日は、まさにこんな感じだった。この前に制服警官の集団は、まるでそぐわない。

 

 

「Send Peace Project」フェイスブックページ

https://www.facebook.com/groups/2222527617785640/