よんばば つれづれ

民主主義を機能させる、自立した「ひとり」でありたい

混迷を深める世界にため息も深まる秋

独立しているとは思いがたい日本の司法なので予想はしていたけれど、今日の最高裁の判決はやはり「違憲状態」にとどまった。「憲法違反、選挙無効!」なんて言ってくれれば狂喜乱舞してしまうが、そんなことはありっこない。裁判官の方たちも退職してからでなければ、本当のところは言わない。でも肩書を失った人が何を言っても、傲岸な政治家たちにとっては痛くも痒くもない。

 

雨を心配したけれどなんとか天候が持ってくれたので、今日も駅前ペデストリアンデッキハンドベルの練習をした。今日は都合で昨日のメンバーのうち2人が来られないのでさらに人数が少なく、先生にもベルを持ってもらってなんとか演奏。

 

そうしているうちに男女の若者が4人興味ありげに近づいて来たので、「やってみない?」と誘うと3人が参加してくれた。あとの1人もなんだかんだ言いながらそばで見守っている。若いだけに呑み込みも早く、昨日今日と練習している私たちと同じように演奏し、バイトの時間までは・・・と結構飽きずに付き合ってくれた。

 

時間が来て別れるとき女の子に「見てるよりやった方が楽しかったでしょ?」と聞くと大きく頷いていた。毎日夕方6時から6時半まで駅前でサイレントスタンディングしているから、良かったらまた来てねと声を掛けた。昨日の母子と言い今日の若者たちと言い、音楽は人を結び付けてくれる力があると、改めて感じさせられる。

 

昨日今日は3時からの練習だったが、これからは通常のスタンディングのかたわらで練習すると、こんな風に会話を持つきっかけになって良さそうだ。駅近くに楽器や譜面の表などの道具を預けられる場所があれば、誰がいてもいなくても、いつでも練習ができて便利だと思うが、残念なことに誰もつてを思いつかなかった。

 

練習の後だいぶ肌寒くなってきてはいたが、しばし立ち話で近頃の社会の状況を嘆く。国内も国外もどんどん不安な要素が増えるばかりで、皆苦しんでいる。「考えることを放り出してしまったらどんなに楽になるかしら」。ああ、私だけではない・・・と安堵する。「でも、自分だけならいいけど、もう孫ができちゃったもの、終わりじゃないから放りだせない」。これも同じだ。私も、孫も含めてやはり若い世代に対して責任を感じる。

 

 

少し前に椎名誠さんの『黄金時代』を読んで、私はさっぱり理解不能で感想も書けなかった。中学から高校にかけての喧嘩に明け暮れる日々が書かれていたのだが、さんざんひどい目に遭って、警察沙汰になりお金まで払って決着がつき、それから相当な時間がたっても、町でその相手を見かけると追いかけてまで喧嘩を吹っかけまたかなりの怪我をする。特別自分が強くなって完全に勝てる自信がある訳でもない。相手は気付いていないのだし、やり過ごせば痛い思いもしなくて済むのに、なぜわざわざ・・・と、私にはまったく理解不能の「男の世界」だった。

 

女性でも格闘技をリングのすぐそばで観戦するのが好きな人もいるから、たんに性差ではないかもしれない。また格闘技の観戦が好きなことがイコール闘争好きでもないかもしれない。けれども、やはり一般論として男性は闘う性であり、女性は子を産み育て家を守る性だろう。

 

男性的男性は闘争本能が強い、好戦的なのだ、と思える。そして政治の世界のトップクラスに上っていくような人々は、やはり男性的男性が多いのではないか。・・などと考えないと、理解不能な昨今の世界のリーダーたちの勇ましさだ。誰も理性的に考えればテロが力で根絶できるなんて思えないだろう。現在のリーダーを廃したところで、すぐ次の人物が出てくるであろうことも誰だってわかる。

 

今回のテロで妻を亡くしながら、テロリストに向けて「君たちを憎まない」と言った男性の声、そういうものはなかなか大きくならず、勇ましい言葉ばかりが肥大し、力に力の報復ばかりがエスカレートしていく・・・。

 

 

今日はいつもの市役所庁舎最上階のレストランで、ピアノのクラスのランチ会だった。男性は二人とも欠席で、期せずして先生を含め中高年7人の「女子会」となった。相変わらずここにはのどかな風が吹いていた。ランチの後、皆は隣の公園の中にある美術館に、今日欠席の男性メンバーの参加している日本画の会の展覧会を見に行くと言う。私はハンドベルの練習があるので断ったが、前回浮いてしまったのに懲りて、スタンディングのことなどは一切言えなかった。本当は、こういう人たちを説得していかなければいけないのだけれど・・・。

 

 

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新しくしたファンヒーターを初めて使った。

するとすぐこの通り。100歳のお婆さんにはやっぱり寒さがこたえるのね。

 

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ちょっと水を飲みに行ったすきにドリームに特等席を奪われ、

困惑している百歳。