よんばば つれづれ

民主主義を機能させる、自立した「ひとり」でありたい

両陛下お疲れ様でした。パラオの方々ありがとうございました。

一泊二日、しかもその一泊は現地の事情を考慮して巡視船にご宿泊だそうです。八十代というご高齢のお二人には、かなりきついスケジュールだったと思います。

 

つつがなく日程を終えられて何よりでした。まだ無事に飛行機が日本に着陸するのは確認できていませんけれど。

 

両陛下のお気持ちにも感ずるものがありますが、同じくらいパラオの方々にも敬意を抱きました。日本が統治していた時代、横暴なこと理不尽なこともあったはずです。テレビ画面でインタビューに答える現地の高齢者の流暢な日本語が、何より雄弁に物語っています。

 

それでもめったにないというほどの大勢の人が沿道に集まり、両陛下に歓迎の意を示してくれました。

 

戦争と天皇とを考えると、いろいろ難しいことになるでしょう。青森の舅などはシベリア抑留体験が相当にひどかったのか、天皇の「て」の字も見たくない、聞きたくないというふうでした。余程思い出したくないらしく、話し好きな人なのに、戦争体験は決して口にしませんでした。学究の道半ばで戦争に駆り出され、神宮外苑から日の丸の旗を振られて送り出されるのは、どんなに不本意だったことでしょう。勝ち目のない戦であることも分かっていたでしょうから。

 

戦争と天皇の責任を論じられるだけの知識は私にはありませんが、とにかく今上天皇美智子皇后のお姿には敬意を感じないではいられません。そして外国の賓客がお見えになった時に、この国を代表して接待するのが政治家や官僚だけでは少々情けないけれど、両陛下がいてくださることでどんなに救われることか。

 

どうか無事に帰国なさって、しばらくゆっくり静養がおできになるように祈りたいと思います。

 

 

それにしても、毎度のことながら皇室のニュースでの敬語が「れる」「られる」一辺倒なのがなんとも残念。せめて、「お言葉をかけられた」のように受け身にも取れてしまう語の時くらい「お○○になる」を使ってほしい。そうすればこれほど「ご利用できます」のような間違った使い方が氾濫しなかったのではないか・・・。