よんばば つれづれ

民主主義を機能させる、自立した「ひとり」でありたい

ESDフェスタ2014in三河を覗いて

ESDとは、「持続可能な開発のための教育 Education for Sustainable Development 」の略。

環境、貧困、人権、平和、開発といった、現代社会の様々な課題を自らの問題として捉え、身近なところから取り組むことにより、それらの課題の解決につながる新たな価値観や行動を生み出すこと、そして、それにより持続可能な社会を創造していくことを目指す学習や活動のこと・・・という非常に広範でとらえにくい概念だけれど、世界中で様々な国や団体が取り組んでいる。

「教育」であるので、当然ユネスコが大きく関わっている。ユネスコの提案が国連で採択されて、2005年に「持続可能な開発のための教育の10年」がスタート。今年はその10年の最終年で、締めくくりの世界会議が11月に名古屋で行われる。それにむけてこのところいろいろなイベントが行われており、時々ニュースでも報じられている。豊橋ユネスコ協会でも来月フォーラムを開催する。

今日は穂の国とよはし芸術劇場プラットを会場にしたイベントだった。地元の小学校が干潟の再生に取り組む活動の成果を発表するというので、当地のユネスコのメンバーたちと出かけた。

当初は来月私たちが主催するフォーラムのチラシを会場で配布するつもりだった。ところが、今日のイベントの主体である「ESDユネスコ世界会議あいち・なごや支援実行委員会」に了解を得ようと問い合わせたところ、さんざんあちこちの係りや団体にたらい回しにされた挙句、配布はあいならん、会場で他の印刷物と一緒に置くことは受けるが部数は100枚のみ、たくさんもらっても処分に困るからという驚くべき回答をもらった。

同じESDの活動で、しかも同じユネスコを謳いながらこのケンモホロロの対応はなんということ!


この団体の紹介サイトの写真で、大勢のお偉い(と思われる)方々の真ん中で大村愛知県知事と河村名古屋市長が微笑んでいるのを見れば明らかなように、中心はお役所だ。問い合わせをして電話をたらい回しにされたメンバーの話では、結局役所には開催現場のことをわかる人はいなくて、イベントを請け負っている民間の企業の担当者に行きついたという。その人にとって請け負ったイベントの成否は大事だろうが、地方の民間団体のイベントなどどうなったところでシッタコッチャナイ、のだろう。


大崎小学校の子供たちの発表はとても良かった。けれども司会進行をしている女性たちの服装やメイクがけばけばしくて、イベントのコンセプトとあまりにミスマッチ。せっかくの子供たちの発表まで汚されたような気がして私は不快だった。発表者たちの間にタレントらしき女性(地元のラジオかなんかで仕事している雰囲気)がつないだのだが、これがまた衣装も派手ならしゃべり方もイカニモなDJ調で場の雰囲気に合わず上滑りしていた。

先日ニュースでアイドルグループSKEとにやけた大村知事が握手している映像などが取り上げられていたのは、このフェスタの「in 尾張」版だ。11月の世界会議本番に向けて、盛り上げるためのイベントが次々開催されていくのだろう。かなりの額の予算が組まれているらしい。

けれども今日のイベントを見る限り、経費の大半は丸投げで請け負った企業やタレントにかかっているように思われる。いや経費をかけても、それに見合った仕事をしてくれれば構わないけれど、明らかに会場の作り方もタレントの人選も演出もセンスがなさ過ぎる。

日本全国でこんなふうに税金が使われているんだろう。自分のお金で何かするのならコストパフォーマンスを考えないわけないけれど。その結果日本中倒産寸前自治体だらけになった。それでもあまり財政再建に必死になっているようには思われない。みんな「夕張」まで行きつかないと変われないのだろうか・・・などということまで考えてしまった。


来月の私たちのイベントはおそらくとても地味なものになるだろう。なにせ予算はない、メンバーは熱意はあれどイベントの企画運営は素人ばかりだ。今日の会場でも華やかに何種類も並んだビラ、パンフレットのはじっこで、私たちのビラだけが普通のコピー用紙にモノクロ印刷で異彩を放っていた。

でも、子供たちの未来を思う気持ちは、絶対今日のイベント関係者よりアツいぞ!!!


豊橋ユネスコ協会のホームページはコチラ
これも外注していないので地味ですが、よろしければ覗いてみてください。