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よんばば つれづれ

民主主義を機能させる、自立した「ひとり」でありたい

今朝の天声人語から

ことば

被災者のみなさんにこれだけ勇気を与えた選手たちを、ほめてあげてください」

楽天星野監督の言葉だ。今朝の天声人語でさまざまな11月の言葉を集めていて、嫌な例ばかり挙げた最後にこれだけが救いだったという感じで紹介している。

被災地仙台を根拠地とするチームが日本一に輝いたこと自体は良かったと思うけれど、この言葉そのものはあまり私は褒められるものではないと思っている。「勇気を与える」はすっかり流行語化してしまっているが、どうも尊大な言い方のような気がして好きになれない。「与える」は目上の人が自分より立場の下のものに授ける語感があると思う。「勇気をお届けする」とか言ってはダメなんだろうか。

そのうえ「あげてください」だ。「あげる」は逆に敬うべきべき対象に物をさしあげることで、本来は敬語だった。だから犬にえさをあげる、花に水をあげるという使い方は間違いなのだけれど、いまやEテレの園芸講座でもごく普通に使われてしまっている。

選手を大切にする監督はうるわしいかもしれないが、部外者、とりわけこの場合「ファンに対して」と求められて話したのだから「褒めてやってください」と言う方がふさわしいと、この時の映像をニュースで見ていて私は思った。それを天声人語で良い例としてひいていたので少々驚いた。他に適切な事例はなかったのだろうか。



世のスコーシ体格良すぎのみなさまに、

  勇気を与える!

アタシのメタボなおなか!!!