よんばば つれづれ

民主主義を機能させる、自立した「ひとり」でありたい

21世紀の産業革命

長らく無沙汰をしていた甥っ子にメールを送りました。すぐに返信が来たのですが、仕事でヨーロッパにいるとのことで、あらためてインターネットの便利さ再確認でした。こんなとき従来の手紙なら、留守宅のポストにずっと入りっぱなしか、もし家人がいて転送してくれたとしても、返事が私の手元に届くまでかなりの時間がかかったことでしょう。それなのに返信メールは数時間後に私のパソコンに届いていました。

インターネットがごく普通の人々に使われるようになって、まだせいぜい十数年だと思いますが、世の中は大分変わってきたようです。新聞の購読者数が落ち込み、音楽も雑誌や本もダウンロードで購入できます。DVDを借りるのもレンタルショップに出かける必要はなくなりました。お中元お歳暮も混雑するデパートの売り場に行かなくても、コーヒーを飲みながら茶の間でできてしまいます。その支払いの振込みもまた夜中の茶の間で完了です。生産者、製造者が直接消費者に売ることもでき、流通は大きく変わり始めています。時代の変化を読めなかった業種や企業は滅んでいきます。デパートという巨大な恐竜が今まさにのたうちまわっています。大都市にある一部の店舗は、ドイルの『失われた世界』の恐竜のように生き残るかもしれませんが・・・。


そしていま、パソコンによるインターネットから時代はスマートホンに移ろうとしています。さらに便利に使いやすくなって、ますます世の中を変えていくでしょう。あとどれくらい時間がかかるかわかりませんが、いずれ選挙も、運動から投票までインターネットを使うようになるでしょう。税金の申告や納付も政府が音頭を取る割りに普及はまだまだですが、パソコンに親しんで育った世代が経営者の大勢を占めるようになれば、当たり前のことになっていくでしょう。そうすれば、お役所の人間は今よりうんと少ない人数で処理できるようになるはずです。

のちの時代には「インターネットは21世紀の産業革命」だった、と言われるようになるのではないか・・・とかねがね私は思っていたのですが、検索してみたら、このフレーズを副題にした本が2冊見つかりました。1冊は『ナノフューチャー』なのでちょっと分野が違いますが、もう1冊は『コンピュータ・シミュレーション』なので私が考えているような話かなと思います。これからどんなふうにインターネットの世界が進んでいくのか、興味深く見守っていきたいです。便利さは必ず危険も併せ持っているものですから、人間の知性でうまくコントロールすることも忘れてはならないでしょう。