よんばば つれづれ

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誘われてゆず狩りへ

昨日の日没でクリスマスは終わり(「チコちゃん」でかなり一般的な知識になったと思うが、クリスマスイブはクリスマス前夜でなくクリスマス当日の夜。その昔は日没で日付が変わっていたのだそうな)ということで、昨夜サッサとクリスマスの飾りつけをしまった。かわって正月らしさを盛り上げるよう、和風の飾りに。典型的な日本的風景。

 

私は休んだけれど、先週の日本語教室で唯一の男性スタッフであるTさんから、ゆずを摘みに来ませんかとのお誘いがあったらしく、LINEで連絡が入っていた。参加することにはしたが、週間天気予報ではずっと26日は傘マークだったので、雨でお流れかなと思ったが、幸いなんとか持ちそうなので、大人6人とちびっこ3人、車2台に分乗してTさん宅目指して出かけた。

 

広めのお庭にゆずの木がある程度を想像していたら、なんとなんとTさんのお宅は何千坪もありそうな敷地で、一画は林にさえなっている。私が普段利用する豊橋鉄道渥美線愛知大学前駅からいくつか南に行った駅から、徒歩で5分くらいの実に便利な場所なのに、Tさんのお宅だけはちょっと入ると里山にいるかのような錯覚に陥った。

 

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ヨーロッパ製というおしゃれな薪ストーブが燃えていて、室内はポカポカ。薪ストーブはものすごく暖かく、しかも足もとから温まるので快適だが、薪を買うのでは維持費が結構高くなる。その点Tさんのところでは自宅の庭の木々から薪が調達できるので、薪ストーブ使用には理想的だ。

 

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こちらは戸外で利用している薪ストーブ。このタイプは私も青森の婚家で使っていた。もちろん室内用として。Tさん宅にはこのほかにレンガを積んだかまどもあって、いつでも庭でバーベキューができそうだった。

 

それぞれ存分にゆずを摘んだあと、Tさんの案内で敷地内をあちこち見せていただく。立派な桜の木があって、咲くと見事ですよというので、来年の春はここで花見のポットラックパーティーをさせていただく話がまとまった。

 

15分おきに電車がある豊橋ではかなり恵まれた場所で、自動車道路も便利なところなのに、庭にはもぐらの作った小山がポコポコ、どんぐりはいっぱい落ちているし、木々のトンネルをくぐって歩く小道もありで、まさに田舎暮らしの気分が満喫できる。

 

一時期本気で田舎暮らしに憧れた私には羨ましい限りだけれど、でもたまにこうして遊ばせてもらいに行くのは楽しいですむけれど、ここで暮らすとなればやはり維持管理は大変だろうと偲ばれる。息子さんは離れて家庭を持っていて、この広い敷地に奥様とTさんと二人暮らし。Tさんももう80近いお年だ。つくづく、何事であれ、あれもこれも手に入れることなどできないのだなあと思う。

 

足るを知り、今日の健康に感謝して生きよう。

 

 

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中国人のYさんもチリ人のFさんも、友達にもあげると楽しそうにいっぱい採っていた。私は20個ちょっと。ゆず茶にしてみようと思う。