よんばば つれづれ

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爽やかな二人の恋に拍手『これは経費で落ちません!』

今日は11月のチャリティー・アート展にむけて、”言い出しっぺ”が関わる2つのグループ合同のミーティングを行った。

 

今まではほとんどの企画をスタンディングが主導してきたけれど、もう一つのグループ(今のところ「スイミー」という仮の名をつけている)は、40代や50代の、少し若いメンバーがいるのと、スタンディングのほうにはすでに政治活動という「色」が付いてしまっているので、そのイメージにとらわれて欲しくなくて、今回は意識的にこちらを前面に出そうと試みている。

 

今までの展示だけだったPeace展と違って、今回のアート展は10人以上の出品者の作品を販売するうえ、会場で9コマのワークショップも開催するので、お金の管理が少々煩雑になる。今日は期間中の会場の当番を決めたのだが、そのことでいささか紛糾気味になったが、なんとかまとめることができた(ちなみに、私は11月12日(火)の午後、15日(金)の午前、最終日16日(土)の朝から終了までは、会場にいる予定になっている)。

 

一人で家にいてももちろん嫌なニュースは目に耳に入るけれども、こうして仲間に会うと、さらにさまざまな問題が話題に上がり、もう何をどうすればいいの?!という気分になる。あいちトリエンナーレの問題も大変な展開を見せていて、今回ばかりは大村知事を大いに応援し励まさねば・・・と思うけれど、ちょうどこのチャリティー・アート展の準備も本格的になる時期なので、どうしたものかと考えている。

 

そんな頭の痛くなることの多い生活の中で、毎週金曜日の夜10時(私は録画で見ていたが)、NHKのドラマ『これは経費で落ちません!』は実に爽やかだった。舞台となった会社は、いまどきこんなにのどかで生き残っていけるのだろうかと心配になったが、案の定、後半ではきな臭い企業買収の話が出てきた。ヒロイン始め社員一丸となってなんとかめでたしめでたしで収まった。今後あの会社が、社員を大切にする温かさを残しつつ、合理的に無駄を省いて繁栄していくことを切に願う。

 

あんな会社で働きたい(お局様と高慢な秘書はいらないが)と思わせる職場の描き方も良かったが、何より爽やかで気持ちよかったのは、ヒロインと彼女にまっすぐな愛を捧げる営業部員太陽君の若い二人だった。

 

全く恋愛経験のないうぶなヒロイン森若さんが、キスくらいは許さないといけないかと思って無理をした時、彼女の頭をポンポンと叩いて「ゆっくり行こう」と言った太陽君。これこそが相手を本当に大切に思う者のとる行動だ。特別「イケメン」ではない太陽君だが、彼の愛する人への行動や言葉は素晴らしく、私の心に深く残るものになった。もちろん、ヒロイン森若さんは、多部未華子さんの魅力と相まって、仕事に対するきりっとした姿勢とプライベートのちょっぴり「天然系」のギャップも魅力的で、太陽君に負けず劣らず印象的なヒロインだった。

 

地味であまりスポットの当たることがなかった経理部を舞台に、領収書や請求書を扱って、サスペンスでもないドラマができるのだろうかといぶかりながら見始めたが、みごとに楽しい作品になっていた。これも原作はコミックだという。

 

 

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