長男夫婦が来たので、5月に行って舌鼓を打った割烹ゆうしゅんさんにまた出かけた。入口に大きな胡蝶蘭の鉢。ミシュランガイドに掲載されたらしく、そのお祝いの花だった。今回はコース料理でなく単品で注文する。
突き出しは、ひんやりねっとりの枝豆豆腐に細かく泡立った何やら(聞き取れず)のソースに、タピオカや小さな赤とピンクのエディブルフラワーをあしらった、涼しげで美しい小鉢。
続いてお造り盛り合わせ。
甘鯛・鯵・イカ・平貝・鮪・ヒラメ・鱧・のどぐろ・ウニ、どの素材もみな素晴らしかったが、なかでも鱧・のどぐろの美味しかったこと。ウニもいままで食べた中で最高だった(まあ、大したものは食べていないのだけれど)。
夏野菜の和風バーニャカウダ。
水ナス。ただ生の水ナスを切ったものに塩が添えられて供される、それだけのものなのだが、これも「超」のつく美味しさ。
野菜の炊き合わせ。
薄味なのにお出汁が良いせいか、非常に美味なジュレがかかった炊き合わせ。野菜を食べた後、3人とも残ったジュレをきれいにいただいてしまった!
天ぷら盛り合わせ。
これもみな素晴らしかったが、特に甘鯛の松笠揚げがとりわけ美味しかった。中心にコーンを入れた葛よせを揚げたものも珍しい味わい。
ジャコと山椒のお茶漬け。
デザートは、桃のパンナコッタとシャーベット。
飲み物はエビスの生でスタートし、日本酒へ。開運・三井の寿・日置桜など。私と息子は非常に弱いし、嫁も年齢のせいか大分弱くなったので、あまり大した量は飲めず。お料理はどれもこれも素晴らしいので、もっともっと注文してみたいが、いかんせん、四十代2人に七十手前の私では、こちらも大して食べられず。
「ここの美味しい料理を〇〇に食べさせたい!一緒に来られたらよかったのに」と、嫁は部活のために今回も一緒に来ることができなかった孫のことを残念がっていた。
孫は同席できなかったが、でも、こうして家族で美味しいものをいただきながら和やかにおしゃべりを楽しむのは、何よりの幸せだ。
お店が紹介されているサイトから拝借。
このお店で楽しく食べてしゃべってするうちに、いつしか3時間以上経ってしまい、この日はマウスピースの装着が20時間を切ってしまった。