家庭菜園をなさっている方から、「酸っぱいですけど・・・」と夏ミカンをいただいた。近頃は市販の野菜果物類はみな必要以上に甘い品種が多くなっているので、確かに懐かしい酸味だった。私が子供のころ、夏ミカンはお砂糖をかけて食べるものだったと思い出す。
ゼラチンの使いかけがあるので、ハチミツを足してゼリーにした。
せめて庭に回ってミントの葉でも摘んで飾ればよかった・・・。
ダイスに切ってグラスに盛ってみた。この方がいくらかでもマシになったかな。
一人だとあまりデザート類を作ることもなく、ゼラチンはイスラムの人が参加するポットラックパーティーの時には使えないこともあって長く冷蔵庫で眠っていたが、やっと使い終わった。
先日の『きのう何食べた?』では、シロさんがアールグレイミルクティーのシャーベットを作っていた。シロさんはバナナケーキも焼くし、クレープも焼く。でも、ケンジのいない一人の時は、そんなシロさんも「めんどくせーなあ」と言っていた。やっぱり喜んで食べてくれる人の存在が、台所に立つエネルギーの元なのだ。
細部まで丁寧に作られているこのドラマ、シロさんと梶芽衣子さん扮するお母さんが、いかにもこの親にして・・・と思わせるほど几帳面さや合理性が似ていて面白い。美人の女優さんがドラマの中でエプロン姿の後ろを見せた時に、ひもが縦結びになっていて興ざめすることもあるのに、このドラマのシロさんのエプロンのひもは、いつもきれいなきれいな蝶結びになっている。お母さんの割烹着も、みごとな蝶結び。
役者さんたちの演技はもちろんだが、このドラマのすばらしさは、やはりスタッフの方々すべての、細部まで行き届いた丁寧な仕事に支えられていると感じる。
オンエア中に、一つのドラマについて何度も語ってしまう(今検索してみたらすでに5回も取り上げていた)なんて初めてのことだと思うが、それくらいこのドラマは楽しんでいる。録画も何度も何度も再生している。1回だけ世界卓球の放送延長で半分録画できなった(追っかけ録画にしてなかった!)こともあり、DVDを買おうかとさえ思ってしまう。来週で終わってしまうのが残念でならない(残念ついでに言えば、お父さん役が途中交代になったのも痛恨)。
新しい時代の新しいホームドラマを見せてくれた。来週の最終回をじっくり観賞しよう!