『居眠り磐音』の「イワネ」のアクセント
何週間か前に書きかけて下書きフォルダに入れておいて、忘れてしまっていた記事。少々時機を逸してしまったかもしれないが、せっかくなのでアップする。
*****
smoky(id:beatle001)さんのブログ「『居眠り磐音』を見にいく」を読んで思い出した。確か以前この「磐音」のアクセントについてブログを書いたはずだと。ところがブログ内検索をしてもヒットしない。確かに、はっきりと、書いた記憶はあるのに・・・。
狐に化かされているのかしらと思ったが、化かされているのでも、私が認知症だったわけでもなかった。10年以上前、別のブログサービスで書いたのだった。
以下2008年9月12日の他サービスのブログより
今日は月に一度の音訳の勉強会でした。
私は6月以来3ヶ月ぶりの出席でした。
この勉強会に参加するのは、活動歴5年以上の一番キャリアの長い人たちです。初めは年間24回の初級講座を受け、2年目からは年間20回開催される総合の講習に参加(ここからは必ずしも全回参加しなくて良い)、5年目からは年間12回の勉強会のクラスに属することになります。
今日の勉強会には20人ほどが出席、そのうち録音した作品(勉強会用に原本2ページ分時間にして5分程度にしたもの)を持ってきた人は13人、3時までの定刻をオーバーしての盛会となりました。
先週の土曜日からNHKでスタートした「居眠り磐音」の原作の作品に取り組んでいる方が2人いて、その2人が主人公の「磐音」と言う名前を「いゎネ」と、頭高(あたまだか)のアクセント(イが高くワ、ネが低い)で読んでいました。
テレビでは「いわね」と平板(イ、ワ、ネ全部同じ高さ)になっているのでどうしましょうということになりました。なにしろ主人公ですから出てくる回数が半端じゃありません。読み直すとなればほとんど全部やり直すようなことになるでしょう。この作品はシリーズで何冊もあるようなので、もう録音してしまったものは今のままで、次のからはテレビと同じに・・・ということに落ち着きました。
私はテレビの前作から見ていたのですんなり「イワネ」と平板アクセントで頭に入っていましたが、改めてアクセント辞典で調べてみると、3拍の男子名は和語であれ、漢語であれほとんど頭高となっています。「・・・夫、・・・男、・・・雄、・・・也、・・・弥、・・・哉などの特定の字がつく時のみ平板」となっていますが、これには当てはまらないのじゃないかと思います。
近頃のテレビはNHKといえども随分いい加減であてにならないので、べつにテレビのアクセントに合わせなくてもいいんじゃないかしらと私は思います。テレビの放送は3ヶ月ほど、それに比べて音訳の作品はもっとずっと長く残るのですしね。
それにしても、宗教関係の本で仏教に関係する難しい読みのことばがいっぱいの作品や、小さな活字で小難しい話がビッシリの、アラビヤ文化についての作品に取り組んでいる方もいて、相変わらずみなさんがんばってるなと、大いに刺激をいただきました。
このところ暑さで作品に取り組む意欲も萎えがちでしたが、そろそろ秋の気配も漂って来たことですし、今取り組んでいるのは大好きな猫や犬のことがいっぱい書かれている本でもあるのですから、ちょっとピッチを上げてさっさと仕上げるようにいたしましょう!
*****
時機を逸したかと思ったけれど、『居眠り磐音』はまだ上映されている。Yahoo!映画では評価3.89で、おおむね評判は良いようだ。松坂桃李さんはこれが時代劇初主演とか。
今日のコスモス会は、またしても日本人4人の寂しい会になってしまった。仕事が忙しくなかなか参加できないKさんが来てくれて、お得意の折り紙の新作を見せてくれた。アジサイの作品は、働いている老人施設のお弁当の上に飾ってにぎやかにし、楽しく食べてもらう工夫だとか。花びらの上に、水滴をかたどったダイヤのようなキラキラシールが乗っている。たくさん作らなくてはならないので大変そう。
親指姫のためのような、ちっちゃなちっちゃな靴。3センチほどしかない。
smokyさん、勝手に言及・リンクさせていただいちゃいました。あしからず。