よんばば つれづれ

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顰に倣って(ひそみにならって)メルカリデビューするも・・・

前回の「木元竹末」が好評(?)だったので、調子に乗って本日も使ったことのない言葉でタイトルをつけてみた。「顰に倣う」。よしあしも考えないで人のまねをする意、だそうだ。

 

若い方のブログを読んでいたら、メルカリでどんどん不用品を売っているという記事があった。そんなに反響があるのかと思い、正月前の方が需要もあるかと、昨年12月慌ただしくメルカリデビューを果たし、出品してみた。

 

品物は、母亡き後ずっと気にかかっていた母のハンドバッグだ。母は蛇やワニの革製品が好きだった。ちょうど母が私の家にいた時に、街で上品な蛇革(正規輸入の証書つき)のバッグが目に留まり、母が喜びそうだと思って、自分のバッグには出したことのない5万円近い大枚をはたいてプレゼントした。

 

ところがそれから間もなく母は街のデパートまでの外出もままならなくなり、結局そのバッグは一、二度使ったきり、出番がなくなってしまった。そのため新品同様で残った。けれども、私は通勤もしなくなった今、革のハンドバッグを持つことさえめったにないうえ、蛇は好みではない。

 

我が家で眠らせておくより、好きな方に使っていただけたらバッグも喜ぶだろうと思いながら、オークションに出品するのも面倒そうだしとグズグズしていた。

 

でも、どうやらメルカリはとても簡単そうなので、挑戦してみようという気になったのだ。確かに、出品は非常に簡単だった。さあ、これで引き合いが来るだろうとウキウキしていたが、「いいね」はいくつかついたものの、1か月以上たち値引きをした今も買い手はつかない。

 

そうか、私が読んだブログの方が出品したのは小さくなった子供服。まさにメルカリ利用者層の需要にどんぴしゃりの品物だろう。それにひきかえ私の出した品物はおよそ若者向きではない。

 

まさに「顰に倣う」。よく考えもしないで・・・。

 

 

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このバッグに悩まされるなんて・・・。こんなことならプレゼントするんじゃなかった。母を喜ばせることしか考えてなかった、思慮の浅かった自分を悔やむ。