よんばば つれづれ

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朝顔の芽が出た

昨日行われる予定だった地域の中学校の「ネットモラル講座」が、午後に資源回収がセットされている都合からあいにくの天候で延期され、今日の開催となった。今朝も起きたときはまだ雨が降っていて、これではタクシーで行くはめになるかしらと思ったが、幸い予報通りに家を出るころには雨は上がっていた。

 

ネットモラルについては主にプロジェクターでDVDを見たのだけれど、その内容は、いまどきいくら中学生でもほとんど知っているだろうと思われるようなことばかりだった。いわく、安易に画像をアップすると背景から住所を特定される恐れがあるとか、IDやパスワードを控えておくのは良いが、それを人目につくところに貼っておいたりしないといった程度のことだ。

 

上映のあと話をした講師は年配の男性で、おそらくその人自身があまりインターネットに明るくないだろうと感じられた。質疑応答の時間もなく、答えられない質問が出ると困るから設定させなかったのかとすら思ってしまう。

 

そのあと「自分の身を守るすべ」と題して警察の方が話をした。後ろからつけてくる人がいたら早めに察知するようにして、おかしいと思ったら走って逃げろとか、前をしっかり見て歩き、あやしい人物(目つきや雰囲気で分かるのだそうだ)には注意するようにとのことだった。

 

そして別の講師を助手に呼んで、いざ殴り掛かられたらこう払うとか、腕をつかまれたらこう逃れると実演に移り、次に求めた女性の相手として教師が一人出ていくと、「これは若い綺麗な先生が来てくれて・・・」と相好を崩した。私は、そのあとの腕をつかんだりつかまれたりの実演を見ているのが不快だった。六十代の私が不快に感じることが、思春期の子供たちの目にどう映ったか、気にかかった。

 

ネットモラルにしても護身術にしても大切なことには違いないが、せっかく貴重な子供たちの学習時間を削って行うのなら、もっと実のある内容にならないものだろうか。どうも、学校側は年間計画でこういう種類の講習会を何回とか、お役所側はこういう依頼にはこの講師やDVDでと、スケジュールや役割を消化する意識しかないように思われてならない。

 

このところ日本の生産効率の悪さが指摘されるが、学校教育も非常に無駄が多く、せっかくの子供たちの能力を、伸ばすどころか摘み取るようなことが多いと思えてならない。もちろん教育は効率などでとらえることではないけれど、伸び盛りの時代のかなりの時間を学校に拘束するのだから、大人たちはもっともっと真剣に子供たちの力を引き出さなくては申し訳ないし、もったいないことだ。

 

 

以前、地域の小学校の「昔の遊びを楽しむ会」をお手伝いして、児童からお礼としてもらった朝顔の種を、遅ればせながら数日前に蒔いた。今日庭を見たら、その朝顔が芽を出していた。すくすく育ってほしい。

 

 

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プランターの手前のほうに、二つほど芽が・・・。