よんばば つれづれ

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小雪がちらついています

借りていた本一冊を、市民館に返却に行った。今年はこれで終わりにしようという気持ちで出かけたのだけれど、行く途中で気が変わった。市民館は29日から休館になり、来年4日からでなければ借りることはできない。考えてみれば暇を持て余しかねないと気づき、また3冊お借りしてきた。

 

正月が来るというのに3冊も借りるなんて、年末の忙しい家事や、遊びに来る家族などもいないのだろうかと呆れられただろうかと、チラと考える。

 

高校生になった孫が部活動や友人たちとの付き合いで多忙なため、息子一家は去年のお盆以来の帰省だというのに、ひと晩泊って嫁の実家に移動してしまう。次男も仕事の都合でおそらく帰ってくるのは三が日が過ぎてからだろうから、大晦日から暇になってしまいそうなのだ。

 

帰り道、どんよりした暗い雲からチラチラ白いものが舞っている。風も強くて寒い。けれども、西のほうは雲が切れていて、空が燃えるようなオレンジ色になっている。江戸時代の大火事の時の空はこんなだっただろうかと、ふと思ってしまうような激しい色だった。

 

待っている人がなかろうと、古くて狭い家だろうと、帰る場所のある幸せ。この寒空に、家のない人もいる。たとえ家があっても、その中で監禁され、十分な食事も暖房も与えられず、凍死などという理不尽な終わり方をした命もある。親やその周囲の大人の暴力で奪われたいたいけな命もあった。

 

今年もあと4日。こんなつらいニュースはもう終わりであってほしい。そして来る年が、少しでも明るいニュースの多い年であってほしいと願わずにいられない。

 

 

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あったかいって、それだけでシアワセ・・・。

ホットカーペットの上で幸せそうに眠るドリーム。