こわいほど忘れる!
我が家にはもう15年以上になるスパティフィラムの鉢があるのだが、以前、黄ばんできた葉を取り除く手入れをしているときにうっかり小さな株ごと抜いてしまい、可哀そうで空いている鉢に植えた。その小さな鉢もすでに何年かになる。
先週その鉢に小さな蕾を見つけ、あらスパティフィラムの子供の株がとうとう花をつけた!と嬉しくなり写真を撮った。そしてその写真をパソコンの写真のフォルダに整理しようとして、見つけてしまった、ほとんど同じような写真があるのを・・・。
やっと花をつけたと思ったのだけれど、もうすでに一度花を咲かせていたのだった!なんということ。それも撮影日を見るとたった1年前のことで、しかもその時も結構喜びだったからこそブログにも綴っていたというのに、すっかり忘れていたのだ。
今年の蕾
去年の蕾(真ん中少し右の白いとがったもの)
これまでにも、新しい記事を書くときなどに必要があって過去記事を調べていて、ずらっと並んだタイトルの中に「えっ、こんなこと書いたかしら?」と思うことに出くわすことがあった。たいてい読み直せば思い出すが、時に、書かれている出来事をきれいに忘れ去っていることがある。このブログ自体、2011年の7月に始めているので、最も古くてせいぜい6年前のことである。
実際の出来事でこれであるから、読んだ本などはもっとひどい。記録を付けていなければ題名さえも忘却の彼方になるし、その記録自体もかなり漏れがあるようだ。他の人と話していて、この人この話を何回言うんだろう・・・と思うことがあるけれど、きっと自分も人にそう思われていることだろう。この話、前に誰かにしたことがあるなという記憶がうっすらある場合もあるが、相手が今目の前にいる人だったかどうかが思い出せないことも多い。
でも、話したことをすっかり忘れるのは私だけではないらしく、今日などテレビ関係者の方々どの局も皆さんいっせいに健忘症か認知症になってしまったらしく、朝から延々繰り返し同じニュースをしゃべっている。