よんばば つれづれ

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救命救急講習とビール電車

登録している市のファミリーサポートで、救命救急講習会があった。

 

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泣き声の合唱 ファミリサポート実働第2回目 - よんばば つれづれ

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今年度からファミリーサポートの援助者登録をしている人は、この講習が必須になったとのこと。こういう処置が必要な状況にはできるだけ遭遇したくはないけれど、いつ何が起きないとも限らないし、サポートのボランティア中でなくても、生活の中で命の危険に瀕している人を目にするかもしれない(コスモス会でも毎年この講習会をするのでたしか昨年秋あたりにも受講してはいるが、何度受けても多すぎることはない)。

 

今日はファミリーサポートの講習ということもあって、乳児の場合の救命にも多く時間が割かれた。

 

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写真は撮らなかったのでネットからお借りした。人形はこれと同じものだった。大人と違って指二本で胸部圧迫をするのだけれど、これがなかなか大変で、指がつりそうだった。交替してもらえる人がいないと、なかなか長時間続けるのは難しそうだ。実際の場合はそんなこと言っていられないだろうけれど。

 

AEDは小児用のパッドが入っているタイプならそれを使うが、なければ大人用のパッド、大人用の電流で良いのだそうだ。なんだか強すぎないかと心配になってしまうが、最悪のことを考えれば、とにかく使った方がいいのだろう。この他に喉にモノを詰まらせているときの、吐き出させ方というのも教わった。

 

10時からたっぷり2時間の講習を終えて市電(路面電車)で豊橋駅に向かう。電車の中に、このところ豊橋の夏の風物詩になっている「ビール電車」の広告があった(冬には同じような「おでん車」という企画がある)。一度経験してみたい気がするけれど、まだ機会がなくて利用していない。

 

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明日の朝は「あいさつ運動」で小学校の校門前で子どもたちに声掛けをするのだけれど、その頃にはもう台風は通り過ぎているだろうか。

 

ヤフーニュースにあった「もの言う人をバッシングする風潮で私たちが失うもの」という、弁護士伊藤和子さんの意見の中にあった一文を、今日”言いだしっぺ”がスタンディングのフェイスブックにあげていた。教師として非常に共感を覚えると。私もこの頃学校で教師と一緒の会議に同席することが多く、同じようなことを感じる。

こうしたバッシングの根底にあるものはなんだろう?と考えることがあります。

日本では、小さい時から校則などのルールが厳しく、小さい子が教えられることは「きまりをまもる」「迷惑をかけない」ということです。校則には不合理で過度に自由を制約するものも多く、それでもみんなは従うしかない、共同体のルール、学校のルールを守らない者は、「きまりをまもらない」「周囲に迷惑をかける」者として批判の対象となります。

そして、会社に入っても、共同体の中でも、独自のルールがあり、それに従わないと生きていくことが難しいとされています。

しかし、日本ではあまりにこうした「きまりをまもる」「迷惑をかけない」という価値観が染みつき、人々が同一的な行動をすることが期待されているため、それが逆に社会を窮屈なものにしています。

 

見守り隊の会議の時によく出る意見に「挨拶しても返事をしない子がいる」というものがある。返事をしない子がいても、大人は根気よく声を掛け続ける。それだけで良いではないかと思う。返事をしないのもその子の個性。いつか返事ができるようになるかもしれない。返事をすると気持ちいい、と知るかもしれない。

 

あいさつ運動で大人がいっぱい校門に並ぶのさえ、プレッシャーに感じる子もいるかも知れないのだけれど、これが「青少年健全育成活動」の一環なのだ。