よんばば つれづれ

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胸が締め付けられます

少し前から、「リキ丸くん」さんのブログに時々登場する黄色い迷い猫ちゃん。今日もこの子のお話だった。

 

rikimarutti.hatenablog.com

 

この子の話題が出てくるたびに、胸が締め付けられる思いだ。あまりに無防備そうで人懐こそうなので、いっそう哀れを誘う。そんなに人間を信じ切っていたら、いまにおかしな人と出会って大変な目にあいかねない・・・。

 

どこかで元の飼い主が心配して探し回っているかも知れないけれど、リキ丸くんさんやその周辺の方々の努力の範囲には、情報がひっかかって来ないようだから、迷って来たとしたらかなり遠くから来てしまったのかも知れない。

 

元の飼い主は心配だろうが、この際いっそ、どなたか里親になってくれたら・・・と思う。でも、引き取ってしばらくしてから元の飼い主が判明したりすれば、それもまた胸の痛む話になってしまう。

 

ペットにマイクロチップを埋め込むということを時々目にする。環境省のサイトにも情報があった。

環境省_マイクロチップをいれていますか? [動物の愛護と適切な管理

 

このサイトによれば「利用者は急増しています」とあるけれども、どれくらい普及しているのだろうか。私はまだ、チップを入れているという飼い主さんを知らない。「動物に過度な痛みや負担はない」ということなので、外出もさせている飼い主さんや、室内飼いでも万一の場合を考えれば、これを埋め込むのも一つの方法かもしれない。

 

我が家は猫たちがいた時は、夏でも決して窓を開けなかった。網戸にすると猫は簡単に開けてしまうし、工夫して網戸が動かせないようにすると、無理にバリバリやって網を枠から外してしまう。今年の夏は二十年ぶりに網戸を通る風を味わった。

 

 

ただ私が知らないだけで、迷った子や捨てられた動物はこの黄色い猫ちゃんだけではない。この子が救われたところで、ほかの動物たちすべてが救われるわけではない。考えても、自分にどうする力がある訳でもなく仕方のないこととは思うのだけれども、知らなければ知らぬが仏だが、知ってしまうと辛い・・・。

 

今回、新幹線の中で見つかった蛇にしても、見つけた方もビックリなさったことだろうが、見つけられた蛇だって、さぞ不安で怖ろしかったことだろうなあと、何にでもすぐ感情移入してしまう単純な私は、蛇にまでちょっとあわれを覚えてしまう。すべて悪いのは人間なのだ。

 

昨日はニュースで、絶滅が心配される象の密猟をなくすために、世界中で国内まで含めて象牙の取引を全面的に禁止することを呼びかけているが、日本は長い象牙利用の文化もあり、国内取引の禁止には反対していると伝えていた。

 

色々なことを知れば知るほど、心穏やかではいられなくなる。だからといって目を、耳を、塞ぎっぱなしで暮らすことはできない。無力な私は、ただただ、自分たちで生き方を選べない動物や子供たちや弱い立場の人たちが、少しでも心穏やかに暮らせますようにと、祈るばかりだ。

 

 

黄色い猫ちゃん、リキ丸くんさんも願っていらっしゃるように、寒くならないうちに安住の地が見つかりますように!

 

 

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多様な生物がいなくなって悲しいのは人間。