日中の日差しの猛烈さはまだまだ健在だけれど、それでも日々ひそやかに少しずつ、夏と秋が入れ替わっていくことが感じられる季節となった。
今年の夏、活躍したものたち。
足の健康のため奮発して購入したビルケンシュトックの黒のリズモアは、白っぽい夏の服装にはさすがに少々重く、この、夏用スニーカーを新たに購入した。素足でも履けるし歩くのも快適で、比較的服にも合わせやすくとても重宝した。
姉の刺繍作品の日傘。粗忽な私は傘をよく忘れるので、これを持つと「忘れないようにしなきゃ」とちょっと気を引き締める。市販のベージュのものと、服装によって使い分け。外出と言えばひたすら歩くし、暑くて帽子は苦手な私にとって日傘は必需品だ。
襟ぐりが大きく開いたデザインの服が少々気が引けるようになり、この何年か下に着るタンクトップを探していた。なかなか気に入るものが見つからなかったのだけれど、今年はレースをあしらったデザインのものが豊富で、手ごろな価格の通販で見つけることができた。このタンクトップのお陰で、気に入っている白いワンピースもまたしばらく着られるようになって嬉しい。
去年に比べると今年の夏の外出は半分にも満たなかったので、スニーカーも日傘も出番は多くなかったが、間違いなくこの夏の私の外出の心地よさに貢献してくれた。会社勤めをしていた時は、少々我慢してもとにかく毎日変化を付けたかったけれど、今は本当に気にいった物が少しあれば良いと思うようになった。
世界中で日々大変なことが起こっているというのに、つまらないのんきな文章を綴っていて申し訳ない気がする。だからといって、ちっぽけな私に何ができるでもない。せめて地球上に生きる一個の生物として、周囲に及ぼす害を最小限にするよう努力したい。
あなたたちのようにシンプルに生きられたら・・・。