よんばば つれづれ

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ビルケンのさすがの履き心地とヒロシマの写真

昨日に続いてまた今日もアイプラザへ。今日は知人が主催する勉強会の講演を聞くために出かけた。いよいよビルケンシュトックの靴の出番だ。黒白ギンガムのワンピースにビルケンの黒い靴、ピッタリ。去年までは白のパンプスを組み合わせていた。パンプスにしては結構履きやすい靴だと思っていたのだけれど、先日今夏初めて履いて出かけてみたら、すっかりスニーカーで楽を覚えた足が悲鳴を上げた。

 

ビルケンの靴で歩くと、足の裏がしっかり地面を掴んで歩く感覚があり、いかにも健康的な歩き方ができているという気がする。今まで、なんと足に犠牲を強いる靴を履いてきたことかと思い知る。しかも何のメンテナンスもせず・・・。私の足よごめんなさい、という気持ちだ。

 

初めのうちはソールの硬さに馴染めない場合もあるそうなので、徒歩で十数分の今日の目的地は、初回にはちょうど良い距離だったかもしれない。私は特にそのソールの硬さが気になることはなかったが、気は強いくせに肌が弱い私は、もう少し長く歩くと、擦れて痛むところが出てくるかもしれないような気がした。(まだ、歩き方も悪いのかも知れない)

 

 

今後この靴を履きこんでいったとき、はたして自分の足にどんな変化がみられるのだろう。このところ3センチほどのスーパーボールを足で掴む運動をしているせいか、ほんの少しだけれど外反母趾が改善したような気がする。足指で「パー」をするとき、親指だけは反るばかりで全く開かなかったのだけれど、反らずに開きそうな雰囲気になってきた。いつか、ちゃんとグーチョキパーができるようにしたい。

 

 

去年から始まった足の痛みのために、生活の質(QOL)がいくぶん低下した実感がある。「老化は脚から」と言われるくらいなのだから、今まで酷使した分まで余計にいたわってやらなければ!長生きをしたいとは思わないけれど、生きている限り、元気で自分のことは自分でできるようでありたいと願う。

 

 

f:id:yonnbaba:20160702213831j:plain 松重さんの写真「御幸橋の惨状」(部分)

今日の講演は渡辺仁さんという方で、「広島・長崎原爆と写真および原爆と原発」というテーマだった。時間が足りなくなって原発の話はほとんどおできにならなかったが、広島の被爆後の写真は新聞社のカメラマンだった松重さんという方が撮ったもので、長崎の方は従軍カメラマンだった人が撮ったということを知ることができた。

 

松重さんは6枚の写真をやっと撮ったのだけれど、うち1枚はミスショットで5枚が残っているのだそうだ。被災者の人たちがあまりに気の毒で辛くて、松重さんはあまり近づいて撮影することも、まして顔を正面からとらえることもできなかったという。

 

それに比べると、長崎の山端さんのほうは従軍カメラマンだけに、300枚以上撮っていて、しかも黒焦げの死体といった凄惨な場面もしっかり写している。

 

この他にも、原爆の開発過程や広島・長崎の原爆の種類の違いや、投下までの時間軸に沿ったアメリカ軍の行動などの話もあったけれど、やはり写真という視覚に訴えるものを見たせいか、二人のカメラマンの話が印象に残った。

 

 

このような怖ろしい兵器と親類の原発を、狭くしかも地震の多い国土に54基も作ってしまった日本。それをコントロールしていくには、あまりにお粗末な政治家と、自分の頭で考えず流されやすいという心配な主権者たち。

 

ちゃんと考えて、「よりマシな」ものを選んで、投票に行きましょう!