よんばば つれづれ

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利己的な時代

国際協力コスモス会のあと、都合のつく人だけでランチを食べに行った。前にもこのブログで紹介したマクロビオティックのカフェレストランgarden。

 

いかにも体の中がきれいになりそうで、そのうえ美味しい料理を幸せな気分で食べていると、メンバーの一人が「イギリスの国民投票離脱派が勝ったって」と言った。耳を疑った。かなり接戦になるだろうとは思っていたが、それでも、最終的には残留に落ち着くだろうと思っていた。結果論になるけれど、国民投票という制度は、やはりかなりの危険性をはらんでいる。

 

イギリス一国の国民の投票結果で、EU加盟国のみならず、世界中の国が大きな影響を受ける。自分の身のまわり何メートル(イギリスだから何ヤード?)かのことしか考えていない人の投票が、世界の金融や経済を左右しかねない。グローバル時代の国民投票制度というものは、そういうリスクを負っているのだと痛感する。

 

 

それにしても、なんだか世界中のあちこちで、ヒステリック、あるいはエゴイスティックな考え方の集団が台頭してきているような気がして怖ろしい。もちろん移民を極端に厳しく制限している日本では、移民に職を奪われるとか、自分たちの社会保障費が圧迫されるというような実感が全くないので、こんなことが言えるのかも知れない。

 

それでも、人々が正義とか理想とかをかなぐり捨てて、大声で本音をわめいて恥じない世の中は残念な気がする。それだけ追い詰められているからだろうか。

 

イギリスの今後、EUの他の国々への影響、日本の参院選、アメリカの大統領選・・・。これから世界はどのように動いて行くのだろうか。混迷は深まるばかりのように思えるが、なんとか知恵ある生きものとして、より弱い立場の人を思いやって、少し我慢できる人は譲って、理知的で愛のある方向に進んでほしい。間違っても、これ以上争い憎み合い、血を流し合う方向に行くことがないようにしなければ・・・。

 

 

夕方は今週初めての駅前のスタンディングに参加。この週末は豊橋夜店祭の最終週ということもあってか、お天気が悪いのにもかかわらずとても人出が多かった。それでスタンディングを見慣れていない人も多かったのか、結構プラカードをじっと読みながら通る方がたくさんいて、賛成であれ反対であれ、注意を払ってもらえたことは良かった。

 

今日の私のプラカードは「今度ばかりは野党で!」。今日の毎日の記事によれば改憲勢力が三分の二をうかがう勢いとか。「選挙に行こう」だけではだめだと急遽作った。(これもエゴイスティックな行動になるのか?いやいや、ヒステリックでエゴイスティックな政治を止めるためだ!)

 

 

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今日のコスモスは「煎茶」水出しでした。肘をついて見ているのはベトナムの方。

 

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マクロビランチ

 

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食後のお茶はこれをチョイス。一回飲んだからといって若返りは無理でしょうけれど。