よんばば つれづれ

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「お痛み止め」を頂戴つかまつりました

今週月曜日、3か月目の歯の定期健診に行った。「気になることは?」と聞かれ、右下奥がもう水を含んだ時だけでなく常に痛みがあって、何度か鎮痛剤も使用したことを告げた。歯も神経もできる限り温存する主義の先生だけれど、もう神経を殺さないといけないようですねと仰った。当日はいつも通りのクリーニングで終わり、次回から処置に入ることで予約をして帰宅した。

 

ところが、翌々日の水曜日、かなり歯が痛み気分も重い。なんだかドリームも生気がないように思いNHK文化センターの講座は休むことにして、家でひたすら猫と一緒になってグダグダのんびり過ごす。なんとか来週の予約の日まで我慢しようと思ったが、翌日になるとさらに痛みが強まり鎮痛剤もきかず、心なしか熱っぽいような気もした(36度8分、私にしたら微熱)ため、デンタルクリニックに電話して相談した。夕方5時ならと言うので、無理を言ってすみませんがと入れていただき、夕方を待ちかねて受診した。

 

なるべくそのまま使えるように努力はしますがと仰ったが、はずす際に、何年か前に作っていただいたセラミックのかぶせ物は壊れ、作り直すことになったので、またこれで何万円かの出費になるだろう。

 

・・・とここまで書いて、参考までに何年くらい前だったかしらと調べたら、今回の歯はなんと去年の4月に4万円かけていた。結構歯にはちょくちょくお金をかけているので、どこがいつだったかきちんと把握していなかったが、これは少々問題発生が早過ぎではないだろうか。

 

治療の時、たしか、保険のきく金属と違って高価だけれどセラミックなら長持ちすると説明があった。3か月ごとに検診にも行っていた。歯磨きはいつもとてもきれいにできていると言われていた。使用者である私に落ち度はなかったように思うけれど・・・。

 

ちょっと文句の一つも言いたいところだが、とても近い上に明るく清潔なハード面も、優しい先生も気に入っていて長い付き合いだし、いまさら他の歯科に替えたくもないと思えば、何も言わないほうが無難だろうか。

 

ところで、少々辛かった治療も終わって支払いの時、受付で「お痛み止めが出ています」と鎮痛剤を渡された。化粧品売り場では「(肌に)クリームを塗ってあげてください」と言うし、テレビの料理番組では「(材料を)切ってあげてください」だし、病院でも今や「患者様」と呼ばれる時代なのだから、「お痛み止め」ごときで驚いてはいられないのだろう。

 

麻酔で顔がゆがんでいるかのような感覚に陥りながらの帰り道、なんだかふうわり、ゆらりと地に足がつかないような感じでノロノロと帰宅。体温を測ると37度9分あった。どうりで自分の体でないような気分がしたわけだ。ドリームがオシッコをすませたタイミングでオムツを付け、私も早々に休んだ。

 

 

参院選の公示まで2週間を切ったというのに、近頃の私はなんだか闘争本能が抜け落ちてしまったような頼りない気分だ。やはり心身とも充実していないと、戦うということは難しいものなのだろう。元気のないドリームを支えて洗面所で水を飲ませ、濡れた手足を拭いてやりながら、この小さな生き物の存在は私に大きな慰めをくれるけれど、私という存在はどれほどの意味を持っているのだろうと思う。意味などなくても、生まれた以上死ぬまで生きるしかないのだけれど・・・。

 

 

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どんな運命も受け入れて、

 

 

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せいいっぱい楽しみながら、生きていく・・・。 

懐かしの映画パンフレット   1971年の映画『屋根の上のバイオリン弾き