午前中は大雨注意報が出るほどの降りだったけれど、幸いなことに昼頃から雨は上がり、第6回目となる「9.19を忘れない!諦めない!全国統一行動」の集会&パレードが始まる頃には、日焼けを心配しなければいけないような青空になった。
集会に先駆けて1時から、通常のスタンディングでも、金曜スペシャルなどでギターの弾き語りをしてくれているハヤオさんの「平和フォークライブ」が今回も開催された。開始前に毎日新聞のいつも取材に来てくれるY記者がハヤオさんにインタビューしていた。明日あたり記事になるのだろうか。
1時間のライブに続いて集会が始まり、恒例の主催4団体から一人ずつの代表がスピーチ。まだメンバーの少ない「安保法制に反対するママの会@三河」でマイクを握ったのは、今月初めに地元の「九条の会」の主催で沖縄旅行に出かけたkunikoさんだった。
彼女は沖縄キャンプシュワブゲート前で座り込みをし、地元の人々が大勢自決などで犠牲になったガマの見学などをしてきた体験を話した。投降などすればひどい目に遭う、辱められると洗脳されたせいで、多くの女性や子供が死ななければならなかった。たまたま、アメリカで暮らした経験のある人がいたガマでは、全員無事に米軍の捕虜収容所に収容されて、新しい衣類や食べ物を得ることができたのに・・・と話しながらkunikoさんは涙声になっていた。聞いている私も思わずもらい泣き。彼女の言葉はきっと多くの人の心を打ったことと思う。
各政党代表もこれくらい、自分の言葉で訴えてほしいと思う。あとでkunikoさんに「とっても良かったよ」と伝えると「時間オーバーって言われちゃった」と言っていたが、心に届く言葉は少しも長いなんて感じない。
いつもコーラーを担当してくれている女性が今回は休ませてと言うので、お鉢が私に回って来て、コーラー初体験。いままでどうもリズムのノリがいまひとつしっくりこない気がしていたし、実際やってみれば私の知らない困難があってうまくいかないものなのかも知れないけれど、これはやってみるしかない!と引き受けた。
さて、果たしてうまくいったのかどうか・・・。車の中にいるとみんなの声はかすかにしか聞こえてこないし、パレードの列の後ろの方まで合っているのかどうかなど全く分からない。終わったあと何人かの人が「良かったよ」と声をかけてくださったが、ねぎらいの優しさだろう。
武器を売らずに平和をつくろう
外交努力で平和をつくろう
子どものために勇気を持とう
武器を持たない勇気を持とう
子どもと福祉に税金使おう
市民のために税金使おう
みんなの声をひとつにしよう
小さな力をひとつにしよう
みんなの心で社会を変えよう
みんなの力で政治を変えよう
・・・
今回は浜松のミュージックパレードのコールを参考に、上記のような柔らかな言葉を多くした。そうしたら、パレードが終わった途端先導車両に来て、「どうして安倍はやめろをなくしたの!」と言って来た女性がいた。「外部の人の共感を得るためには強い言葉は反感を買いやすいので、今回はやめました」と答えるとあっさりと納得してくれたのでほっとした。
それにしても、自分が60代も半ばになって、まさかデモでシュプレヒコールの先導をするような日が来るなんて、全く想像したこともなかった。専業主婦でいいお母さんになって、子供が巣立った後は、夫婦仲良く穏やかに老後の人生を楽しむ・・・と思い描いていたのに、実現したのはなんとか子供たちが巣立ったことだけ。トホホ。
今日のパレード。