よんばば つれづれ

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市民館の窓辺、嬉しい春の演出

昨日今日の冷え込みは、すっかり春気分になっていた身にこたえる。それでも借りていた本の返却日なので、午後から地区市民館まで出かけた。

 

図書室には高校生くらいの女の子たちが何人か、そちこちのテーブルで勉強したり低い声でおしゃべりしたりしている。3台あるヘルストロンという電気の椅子に、普段なら二人くらいは高齢者がいるのだが、コロナウイルスの影響か誰もいない。

 

今回借りる本を選び、『クロワッサン』の最新号の特集が「住みたいのは工夫のある家」というタイトルだったので、興味を惹かれ読む。紹介されている家はどれも我があばら家とはまるで違う素敵な家ばかりだけれど、インテリアや暮らしぶりは参考になる。

 

この市民館の1階から2階に行く階段の踊り場の窓は、いつもその季節にふさわしい心遣いの飾り付けがされていて楽しい。今日はつくしの寄せ植えされた鉢が飾られていた。

 

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窓の全体。この館で行われている講座の作品と思われるものを、いつもうまく飾っている。今回は春らしい華やかな切り絵。

 

 

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毎日少しずつ切り詰めるので、やっと花瓶と釣り合いが取れてきた我が家のストック。ピンクの色は濃くなって、すっかりごく普通のピンクになってしまった。

陽気に誘われウオーキング

昨日は雨だったので、翌日の食パンがないにもかかわらず、一日中家から出ずに過ごした。今日は晴れたし上着もいらないくらい暖かい。早速午前中に買い物に出かけ、朝食べられなかったパンで昼食にする。太るからと思って一時期朝食のパンをやめていたが、なんだか近頃、若いころ以上にパンが好きになってしまい、ご飯はやめられても、パンはとうていやめられない。

 

日本語教室も休みになってしまって、会場であるアイプラザに行く機会がない。その施設の前が以前紹介した松根油の松林のある公園で、公園とアイプラザの間を通る道路は桜並木になっている。東京では開花宣言があったというが、ここの桜はどれくらいだろうと思い、午後からウオーキングを兼ねて開花具合を見に行った。

 

まだまだ蕾は固かった。でも数日暖かい日があると一気にほころんでしまうので、桜は気が抜けない。今年は桜が開花しても、その下の風景はずいぶん違ったものになることだろう。

 

帰り道は通ったことのないルートをと思い初めての道を進むと、途中に「車両は通り抜けできません」という表示があった。歩きなのだから、これは通らずにはいられない、とそのまま進んだ。その先の区画にはさらにまた細い道が続いていた。このあたりはずいぶん歩いているのに、こんな細い道があるとは全然知らなかった。

 

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舗装の色の黒いところから急に道幅が狭くなり、しかも上り坂になっている。このあたりはほとんど平坦なところなので、坂にもビックリ。

 

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そのさきのブロックにもあった車の通れない細い道。面白がって歩いているうち、方向音痴の私の方向感覚はすっかり狂い、どちらに向かうべきか分からなくなったが、このあたりはしばらく歩けば必ず見覚えのある場所に出るので大丈夫だ。

 

 

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細い道の途中に咲いていた斑入りの椿。

 

恒例の春の作業を終える

恒例の春の作業とは、老人会で市の補助金を受けるための書類づくりだ。2015年の秋に発足し、以来毎春作成しているので今回で5回目になる。何度やっても、お役所に提出する書類は面倒だ。収入支出・年間事業・会員の名簿(年齢層別の分布の付表まで)・振込口座(通帳表紙と見開きのコピー添付)などを、今期の実績と来年度の予算や計画まで、全部で書類は10枚を超える。

 

やっと終了して、自分で「お疲れ様」と、クッキーとカフェインレスコーヒーで一服したところだ。昨日は午後に豆乳ティーを飲んでしまったため寝付けなくなってしまい、開き直って起き出し、録画した番組を1時過ぎまで見た。こんなに夜更かししたのはいつ以来だろう。そして、それでも朝6時過ぎには目覚めることに驚く。年を取ったんだなと・・・。

 

3月は通常予定が多いのだけれど、今年は新型肺炎騒ぎでほとんどの行事が中止あるいは延期となり、私の好きなスケジュールなしの日が続く。それなのに、気持ちが穏やかとは言い難いのが残念なところだ。行き当たりばったりの政治や、ヒステリックにわめくテレビなどに惑わされず、自分で気持ちを上げるようにしなくてはいけない。

 

まだ寒の戻りはあると今朝の天気予報で言っていたが、それでも今日のように天気が良くて暖かいと、落ち込みがちな気分も随分救われる。毎日飲んでいる温活ドリンクが、体温を上げる効果はあまり確認できないものの、もしかしたら花粉症にいくらかでも耐性をつけてくれたのか、昨秋もまったく苦労しなかったし、この春もまだほとんど症状を自覚せずに済んでいる。

 

毎日のコロナ騒ぎは鬱陶しいが、これがなければ、オリンピック狂騒曲が日ごとに高く流れていたことだろう。どっちみち、今年はかまびすしい年になる運命だった。それにしても、昨年12月に武漢で始まり、今年1月の中旬には日本で初の感染者が確認されているが、それからたった2か月後に、世界がこんな状況になっていると誰が予測しえただろう。9年前の今日を思うまでもないほど、明日も今日と同じ日が来るとは限らないとしみじみ思う。

 

ささやかな喜びを見つけながら、無事に今日を終えられることに感謝して暮らしたい。

 

 

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画像だと普通のピンクになってしまうけれど、肉眼ではニュアンスのある素敵なピンクで思わず選んだストック。お花が安い。ささやかに、買って応援・・・。

昨日のフラワーデモ

昨日は雨に雷まで加わって大変な天候だったが、それでも豊橋では、先月と同じ17人の参加があって、フラワーデモが行われた。前日のメンバーのLINEには美しい花模様の傘の写真とともに、「カラフルな傘をさして、お散歩しますか?」のコメントや、「このブーケを持って参加します」と、用意した花束の写真がアップされたり、ハンカチマスクの作り方が動画付きで紹介されたりして盛り上がっていた。

 

フラワーデモのあとに引き続いて行われた、コロナ対策への要望スタンディングはさらに参加者が増えたようだ。私は所用で今回参加できなかったので、Facebookにアップされた”言い出しっぺ”の記事でご報告させていただく。

 

雨にも負けず、フラワーデモとスタンディング やりました!

フラワーデモは17人参加、共同通信からはカメラマンが来ていました。30分街を歩いた後、デッキに集合。そのままスタンディングを開始しましたが、フラワーデモに参加した若い女性たちもそのまま参加してくれました。そこへ東愛知新聞の女性記者が。数人が取材を受けました。スタンディングは24人でした。

雨にもかかわらず、集まってくれた人に感謝です。
やはり、メディアに載るということが大事ですね。僕らの行動を路上で目にした人たちはそんなに多くはないでしょうが、新聞などのメディアに取り上げられれば、もっと多くの人の目に触れます。抗議している人たちがいる!ということを知って、私も、僕も、と思ってほしいのです。

庶民が声をあげないと、この国はどうなってしまうだろう。危機感は大きいです。緊急事態宣言、これは憲法改正とも相まって、緊急事態条項というトンデモナイものに結びついていくのでしょう。ナチスがやったことのように。もう遅いかもしれませんが。
でも、でも、それが許されるうちは、声をあげ続ける、、、かな。

 

 

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明日のフラワーデモ

豊橋での明日のフラワーデモは、予定通り開催する。すでにマスコミに対してこのイベントについて告知していたので、こんな折りでもあり、幸か不幸かいくつかの社から、開催はしますか?ということを中心に問い合わせが来た。私のところには東海テレビ中日新聞社から、”言い出しっぺ”のところには共同通信から連絡があったそうだ。

 

豊橋では同日同時刻に「さよなら原発東三河ネットワーク」による「つながろう福島なくそう原発」の集会もあり、途中でそちらの参加者とエールの交換なども考えていたのだけれど、3.11以後毎年行われてきたこの集会は、残念ながら中止になった。

 

そのかわりというわけでもないが、フラワーデモのあと、新型コロナウイルスの政府対応への疑問や注文を訴えるスタンディングをすることになった。残念ながら私は明日抜けられない用事があって参加できないのだけれど、デモもスタンディングも盛り上がることを祈りたい。

 

そして今日は、友人に誘われて、今秋の豊橋市長選に向けての活動の会議に参加してきた。豊橋市では、一昨年から「ユニチカ跡地売却」問題が起きている。市が無償でユニチカに貸していた土地を、操業を止め撤退を決めた同社が63億円で売り払った(当初の契約では、使わなくなったときは市に返還することになっていた)ことに対し、市民130人が原告となってその代金の返却を求める訴訟を起こしたのだ。

 

一審では市民側の全面勝訴で、市長はユニチカに対し63億円の返還を求めるようにという判決が出た。財政が苦しく、高齢者サービスなどもどんどん削られている折り、棚ぼたのような63億円は狂喜乱舞してもよさそうなものだが、市長はこの判決を不服として控訴した。控訴審では金額が三分の一の21億円に減額にはなったものの、やはり同様の判決が出た。現在は市民側も市長側も控訴し、最高裁で争う展開になっている。

 

現在の市長は運輸省(当時)から外務省に出向した元官僚で、現在三期目だが、どうやら四選目指して出馬するらしい。財政難を理由に市民サービスを縮小する一方、このユニチカ問題だけでなく、全く採算度外視の大規模新アリーナの建設推進や、先日当ブログでもご紹介した小学校での過激なイマージョン教育に多大な予算をつけるなど、市民の求めるものとは違う市政の在り方に、なんとしても四選は止めたいと、遅ればせながら市民が動き出したのだ。

 

すでに選挙まで8か月ほどしかない今、市民側でぜひとも推したい人物がいるわけでもなく、市民の要求を政策に取り入れてくれる候補者の出現を願うというのはもどかしい話だ。けれども、市長選の投票率が30%を切ってしまっている現在、今回の市民運動で市政の現実を市民に知らせ、関心を持たなければどんどん為政者に都合の良い政治になってしまうということに気づいてもらうのは、次のつぎの、いやもしかしたらもっと先の選挙のためかもしれないが、意味のないことではないだろう。

 

これから市内を10くらいの地区に分けて集会を開き、市民の要望を聞き集約していくという。3月22日そのスタートの集会を開く。200人は集めようという目標でチラシもたくさん配布して張り切っていたようだが、このコロナ騒ぎのため、中止しないのならせめて100人以下の規模でと、市から要請があったと言う。市内で感染者が確認されれば、もちろん中止だ。

 

なんだかスタートからつまずいてしまった感じだが、一番身近な市政を市民の手に取り戻すため、これも諦めず取り組んでいかねば・・・。

 

明日のフラワーデモは

14:00 豊橋市広小路一丁目 精文館書店前集合

14:30からはコロナ関係のスタンディング

 

 

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豊橋市水道局製の当市の水道水をペットボトルに詰めた「とよっすい」。

緑は豊橋の特産品キャベツの色、ボトルの側面には手筒花火や路面電車のイラスト。

防災訓練時のお土産としてもらったが、これ、売れるんだろうか?

ちなみに500ml 100円。

 

 

素敵な男性たちともうすぐお別れ

素敵な男性たちというのは、『旅するイタリア語』の小関裕太さんと、『旅するフランス語』の柄本弾さん、そしてその柄本さんの旅の相棒であるティノさんだ。

 

柄本さんはとにかく男らしさがあふれている。彫りの深い輪郭に濃い眉、漆黒の瞳、そしてバレエダンサーとして鍛え抜かれた、ギリシャ彫刻のような美しい肉体の持ち主だ。

 

いっぽうその相棒のティノさんは、ちょっと運動が苦手そうで頼りなげで、母性本能をくすぐるタイプで、柄本さんと好対照をなしている。

 

小関裕太さん(と言うより、裕太くん、と言ったほうがぴったりするが、24歳になるれっきとした大人なので、いちおう小関さんと呼ぼう)は、いかにも今どきな雰囲気の爽やかな好青年。性格が非常に人懐こい感じで、現地の人にもすぐ馴染んでしまう。そして間違いを恐れずどんどん話しかけるので、イタリア語の上達も早い。

 

旅する語学シリーズの、10月にスタートする番組の宣伝をたまたま目にし、何気なくフランス語、イタリア語、スペイン語アラビア語の4つの番組を見始めた。申し訳ないが、スペイン語アラビア語はあまりひかれず(アラビア語は言葉や文化は興味深いのだが)、じきに脱落してしまった。

 

フランス語とイタリア語は、語学のほうはサッパリだけれど、上述の3人の男性の魅力に引っ張られて、紀行ものとして楽しんでいる。しかし3月で終了なので、この楽しみとも間もなくお別れだ。寂しい・・・。

 

 

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ボレロ』を踊る柄本弾さん。番組の中でも映像が流れたが、ドキリとしてしまうほどの美しい体だった。

 

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小関裕太さんと旅の相棒マッティーさん。

 

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柄本さんとティノさん。

ティノさんは東海大学の講師で、専門分野は「原子力の表象」「原子力の歴史」「メディアの国際比較」などだそうで、番組でのちょっとドジで可愛いイメージとはギャップがあって、それがまた魅力かも知れない。

猫好きはついニンマリ『ねこのことわざえほん』高橋和枝著

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珍しく画像から始めてみた。

いつもの市民館の図書室で、ついこういう本を手に取りたくなる心境のこのごろだ。

 

中身は三十余のことわざが、「人の場合」と「ねこの場合」に分けてあげられていて、一つひとつ楽しいイラストが描かれている。

 

ねこと暮らしたことのある人なら、思わず「ある、ある、ある!」と思ってしまうようなことばかり。そしてまた、そのイラストのねこちゃんがたまらなくチャーミング!

 

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左端の下半身だけになっているねこが、わりとたまらない。 

 

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「猫は邪魔なり」。すっごく分かる! 

 

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何度も登場している我が家の「猫は邪魔なり」。 

 

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こんなのも・・・。

 

カバーの内側部分に、

ねこにさわりたくなる、

ねこと遊びたくなる、

ねこをかってみたくなる、

そんな絵本です。

とあるが、まったく、そんな本であった。

 

 

ところで著者は高橋和枝さんという方。1971年生まれ、東京芸大卒の絵本作家さんだが、昔放映されていた『ルーシーショー』という面白いアメリカのテレビドラマの主演女優ルシル・ボールの吹き替えをしていた声優さんが、同姓同名の方だったなあ・・・などと、なぜかすぐ頭に浮かんだ。毎週楽しみに見ていたんだなと思うと同時に、今ならどんなに熱心に見ていても、絶対覚えられないという変な自信を感じる。