今週のコスモス会は「生け花」。インドネシアのLさんと、アメリカから一時帰国中のAさんが参加してくれたので、かろうじて国際的になった。
このところ参加者が少ないので花材が無駄にならないよう、購入するのはごく少量にして、メンバーのOさんがお庭の花や美しい葉物類をたくさん提供してくださった。Lさんへの簡単な生け花のレクチャーは、Oさんを中心に他のメンバーも言葉を添える。
私は親戚の叔母のお茶とお花の教室に通ったが、「行き遅れそう」なタイプだからゆっくり習えばよいと思っていたのに、思いがけなく早く嫁いでしまったため、どちらも門をかすめた程度で、表千家だ安達式だと言うもおこがましく、コスモス会ではご披露できる知識も特技もなく、まるで貢献できていない。
先日行った姉の家でも、部屋のそこここに庭の花や緑が姉の好きな骨董の器などに生けられていて、ちょっとしたひと枝の緑でも目を楽しませてくれるものだと痛感した。昨年の股関節の手術のあと、「退院したら、第一に自分の足で歩いて花を買いに行き、部屋に飾る」ことを楽しみにし実行もしたけれど、すでにして日常に埋没、観葉植物のほかは、ドライフラワーやプリザーブドフラワーのみになってしまっている。
これからの季節、花瓶の水はすぐ濁るし、観葉植物など置いていると小さな虫が飛んだりもして煩わしさもあるが、味わいや情緒は面倒さと背中合わせなものなのだ。せっかく毎日が日曜日で時間はふんだんにあるのだから、花器の水替えを楽しむ心の余裕を持とう。