今回の入院体験で、私一人の手術のために実に多くの方々が働いてくださっていることを実感した。執刀担当医はもちろんのこと、それを支えるたくさんの若いスタッフさんたち。理学療法士や看護師そして検査技師の方々。事務処理や食事、はては清掃に至るまで、あらゆる経費を総合したら大変な金額になることだろう。
でも、私は今回入院するにあたり、限度額適用認定証というものがあるのを知り、事前に市役所に行って発行してもらった。だから私が直接病院に支払う金額は、その膨大な経費のごく一部に過ぎない。残りは保険から支払われることだろうが、どうか病院に適正な収入が入り、尊い仕事に携わる方々がきちんと報われますようにと願わずにはいられなかった。
それと同時に、低所得者でも安心して快適な医療が受けられる現在のような制度が、どうか将来の世代まで、安定して維持されていって欲しいものだと思った。
そのために、いよいよ来年から消費税が引き上げられるようだが、きちんと社会保障費に使われるのかを見守らなければならないし、同時に、消費者の側も、無駄な医療費を発生させない努力が必要だと思う。
病院内のカフェとしてタリーズが入っていた。
マスコットのベアフルが黒猫の着ぐるみを着たハロウィンバージョンがあって、あんまり可愛らしかったのでつい買ってしまった。
猫じゃなくて、クマだよ。