よんばば つれづれ

民主主義を機能させる、自立した「ひとり」でありたい

エビアンで顔を洗う!

固定電話のベルの音で眠りを破られた。自治会の会長さんからで、「水は出ますか?」と言う。蛇口をひねると、あら、出ない。「もし同じ棟の人から問い合わせがあったら、集会室の水は出るので使っていいと伝えてください」という連絡だった。

 

電話をもらって初めて断水に気付いているのだから、寝ていたということがバレバレだ。時刻は6時半だった。いつも6時前に起きているのに、今日に限って・・・。

 

ところで、ミネラルウオーターの買い置きと風呂の湯が残してあるので、とりあえず我が家は困ったことにはならないが、今日は浜松の病院の受診予約をしているので、11時ころにはどうしても出かけなければならない。突然の断水なんてなったことがないから、簡単に復旧するだろうと高をくくっていたが、10時になっても水は出ない。

 

諦めて、買いおきの水で洗顔せねばならない。阿蘇の命水とエビアンの2種類を買っているが、阿蘇の水はエビアンよりも高いので、エビアンで顔を洗うことにする。洗面台にトポトポとあけると、あっけなく1.5リットルのボトルが空になってしまった。もったいないので丁寧に丁寧に洗った。でもべつにそれで美人になるわけでもない。

 

さて、準備万端、家にいても水も出ないし、予定より1本早いバスに乗って駅でゆっくりしようと家を出た。バス停には年配の女性が一人先にいて、私のあとにまた若い女性が来た。で、待てど暮らせどバスは来ない。台風禍の停電で信号の消えているところもあるようだから、通常より遅れるんだろうなと思って辛抱強く待っていた。

 

定刻より30分ほど過ぎたころ、通りがかった男性が、「バス動いてます?」と仰る。その方が朝出勤のために乗ろうと思った時は運休していたそうで、カバンからタブレットを出して現況を調べ、やはり運休してますと教えてくださった。渥美線は大清水駅以南は不通だが、最寄り駅は動いているようだとのこと。

 

丁重にお礼を言って、すぐタクシー会社に電話した。すると1時間くらいかかるかもしれないと言う。それでは予定の電車に乗れなくなってしまう。こうなれば、頑張って電車の駅まで歩くしかない。しかも、のんびりしていればJRに乗り遅れる!と、必死に頑張って歩いた。

 

こうしてなんとか予定の時刻に間に合って豊橋駅に辿り着いたのだけれども、なんと、東海道線が動いていなかった!そこで、また一番端の新幹線のホームまで行き、特急券を買って新幹線で浜松まで。駅前のタクシー乗り場も順番待ち、浜松の街も信号がところどころ消えているなかを病院へ。なんとか予定通りに到着することができた。

 

ここまでで十分クタクタだったのだけれど、また大きな病院の中をあっちの検査、こっちの検査とグルグル。

 

帰りはさすがに東海道線も動いていて、表示を見ると18時28分にちょうど乗れそうで良かったと思ったのだが、30分以上遅れていて、豊橋駅に着いたのは8時少し前。遅くなってしまったから夕飯を食べて帰ろうと思っていたのに、さすがにもう、一歩も余分に歩く気力がなく、まっすぐタクシー乗り場に向かってしまった。

 

クッタクタの大変な一日ではあったが、でも、なんと、「いつでもいいです、とにかくなるべく早く・・・」とお願いしたら、来週手術していただけることになった!8か月待ちで目の前が真っ暗になったことを思うと、夢のようだ。

 

みなさんにも、大変ご心配をおかけしました。

 

 

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帰宅するとさすがに水は出ました。ありがたや、ありがたや。

バスが走っていて、電車が動いていて、蛇口をひねると水が出る。

当たり前と思っていることが、なんとありがたいことであるか。