よんばば つれづれ

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ホースセラピーに参加

クラウドファンディングのリターンとしてのチケットを使って、ホースセラピーに参加した。「30分のリラックス乗馬」コースがペアで利用できる権利だったのだけれど、私はファンドの募集主である友人のK子さんが参加するホースセラピー講座に、一緒に参加させてもらった。彼女の送迎付きという贅沢なものになった。

 

朝9時前に我が家を出発、道路が空いていてスイスイと行けたので、牧場には私たちが一番乗りだった。

 

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入り口を入るとこの景色が目に飛び込んできて、えっ、ここが本当に豊川市?と思うのどかな牧場風景に驚かされる。サラブレッドと、それよりちょっと小柄な道産子の馬と、二頭がのんびり朝ごはんタイムで草を食んでいる。右手の家屋のテラスでは二頭の犬が歓迎の尾を振ってくれていた。

 

しばらくほかの参加者の到着を待ち、午前中は10時からプロジェクターの資料を見ながら、講師のお話を聞き、昼食をはさんで午後が馬とのふれあいというプログラムだった。8人ほどの参加者のうちで私だけが初参加、あとの方々は全11回のこの講座の3回目とのことだった。

 

今日のイベントは正式には〈ともニティ講座「馬の暮らし型セラピー勉強会」Equine Centered Form of Life〜ECFoL勉強会〜〉という名称で、全回参加でも1回だけでも自由なのだそうだが、午前の講座も午後の実践も、どちらかというとセラピーを必要とする当人というより、セラピストを目指す人のためという印象を受けた。

 

K子さんと一緒に参加できたし、午前の講座も示唆に富むものだったので、これはこれで有意義だったのだけれど、私が勝手に想像していた内容とはだいぶ違っていた。とりわけ、馬に乗ってみることを楽しみにしていたので、それがなかったのはちょっと残念だった。

 

乗らないでいったい何をしたのかと言うと、「調馬索」というものだ。円形の馬場で綱を付けた馬を並足で歩かせたり、速足や駆け足をさせる。講師がする模範演技を見ているといとも簡単そうなのだが、やってみるとこれが非常に難しく、何度声を掛けても馬はまるで動き出そうとしない。結局8人が挑戦して、いくらかでも歩かせたり走らせたりできたのは3人だけだった(私もダメだった)。

 

 

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馬は言葉自体は分からないので声の調子が大切だという説明だったのだが、実践のあとの話では、馬を動かすためにはモノローグではだめで、真に相手に届かせる気持ちが必要だとのこと。これが人間同士のコミュニケーションの改善にも、とても役立つのだそうだ。

 

 

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全員が「調馬索」に挑戦し終え午後のプログラムが終わると、右側の少し小さめの馬場にいた道産子のシグマが、「終わったの?もう一緒に遊んでいいんだね?!」と言わんばかりにすっ飛んできて、人間のお手伝いをしていたサラブレッド(こちらは名前が分からず)に寄り添った。

 

予算や要望によってさまざまなプログラムがあるようなので、お近くで興味のある方はご覧になってみてください。

NPO法人Tomonity - ホースセラピーのともニティ牧場 Tomonity