よんばば つれづれ

民主主義を機能させる、自立した「ひとり」でありたい

思わぬ拾い物か『おっさんずラブ』

今期はほのぼのとしたドラマがなく寂しいなと思っていたら、思いがけない掘り出し物を見つけたかもしれない。土曜日深夜枠の『おっさんずラブ』だ。

 

キャストはなかなか魅力的だけれども、題名や内容紹介にたじろいで、見ようとは思っていなかった。ところがとても面白いという感想をいくつか目にし、見逃し配信で視聴してみたたところ、すっかりその面白さに魅了されてしまった。

 

田中圭さん主演で、「ヒロイン」が吉田剛太郎さんだ。田中さんのコメディセンスも素晴らしいが、剛太郎さんの乙女ぶりもたまらなくて、番組紹介から想像した男同士のむさくるしさみたいなものは全くなく、もうおかしくて、かわいくて、何度も吹き出してしまった。

 

今期も相変わらず警察物や医師物が多いし、おまけにヒーローやヒロインがちょっとダークな設定というのも目に付く。さらに復讐やら不倫と、「ほのぼの」とは程遠い。

 

警察は上層部が権力者の意向を受けて事件をもみ消したり、部署ごとにいがみ合ったり足を引っ張り合ったりしてばかりだし、医者は出世競争や拝金主義。そういうことは、もう現実のニュースでうんざりしているのだから、せめてフィクションの世界はスッキリ爽やかであってほしいと、私は思う。

 

そんななかで、この『おっさん・・・』の舞台となる、主人公の勤める不動産会社は、壁に営業のノルマ達成競争のグラフが貼られたりはしているものの、営業部長の剛太郎さんは部下に理解と思いやりがあって、こんな職場で働きたいと思わせてくれる。

 

ひょんなことから、母親が家出してしまった主人公の家で、ルーム(ハウス)シェアで同居することになった後輩の林遣都くんまで何やらあやしいムードで、さてこれからどんな展開を見せてくれるのだろうと興味が募る。

 

 

今日、局留めにしている「Send Peace Project」の郵便物を受け取りに行ったら、高校の同窓会名簿から住所を知って協力依頼の手紙を送った、俳優の平田満さんからの返信が届いていた。でも中に葉書はなく、手書きの便せんが一枚入っていた。「WWF国境なき医師団、途上国支援など各種会員になり寄付もしていますが、政治的には偏りなく、自分なりの考えで行動しています」ため、協力できないとのことだった。

 

「平和」というと「政治的」となってしまうムードが、この何年かですっかり出来上がってしまったようだ。右であろうと左であろうと、資本主義であろうと共産主義であろうと、平和が大切であることは変わらないと思うのだけれど。「平和」というと政治的であると思う人は、どこに忖度し、そしてその忖度の対象者が「平和」を嫌っていると考えているのだろうか。

 

 

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『おっさんずラブ』の素敵な面々。このドラマの世界は平和だ。