犯人はおそらく、いや、間違いなく、セロリだ。
昨日ご近所さんから、「娘がたくさんくれたんだけど、食べきれないからもらってくれる?」とセロリをいただいた。さっそく夕食で食べた。しばらくすると、なんだか体がだるいような、胸が少し重苦しいような感じになって、後片付けをする気にもなれず、ソファでしばらく横になっていた。
でも、だんだん胸の重苦しさは増し、むかむかしてきた。そのうえ、手のひらに始まって、肘の内側、首筋、やがてわきの下、胸のあたりから腰のあたりへと、かゆみが襲ってきた。
間もなく、夕食に食べたものはすべてもどしてしまって胸のむかつきはおさまったが、かゆみは増すばかりで、触ると指先にぼこぼこと発疹が感じられ、袖をまくってみると、かゆい部位は真っ赤になっている。
ジンマシンだ、と思った。間違いなく、セロリの残留農薬だろう。
近ごろの野菜がとてもきれいなことに気を許して、このところ野菜の洗い方が簡単になっていた。恐ろしいのは土などではなく、残留している薬のほうだということを改めて思い知らされた。
かゆくてたまらないが、かけばますますかゆみは増すばかりだろうし、かき壊してあとになったりしたらさらに悲惨だ。ネットで調べると入浴もしない方がいいとあったので、後片付けも洗顔・歯磨きもそこそこに、9時前に寝てしまった。
寝てしまえばかゆみも忘れるだろうと淡い期待もあったのだが、やはりそう簡単には眠れなかった。それでもなんとか眠りに落ち、何度か目覚めながらも朝を迎えると、いくらかかゆみは軽減していた。
人手が足りなくて困っていると頼まれて、なんだか断れず先月の終わりころから木曜日は日本語教室のお手伝いをすることになったのだけれど、今日は休ませてもらった。夕方には「じじばばの会」の二か月ぶりのミーティングもあったのだが、それも欠席させてもらい、今日は化粧もせずひたすら家で静かに過ごした。
それにしても、有害なものが体に入った時、ちゃんとそれを感知して、即座に体外へ排出しようとする人体の優秀な機能には感心する。もどすということなくすべて消化吸収していたら、どういうことになっていたかと思うだに恐ろしい。
それと、私にセロリをくれた方は大丈夫だったのだろうか。しっかり洗ってなんともなかったのか、あるいは私が農薬に過敏すぎるのか(過去に中国産の食べ物で何回かひどい目に遭った)、お聞きしてみるわけにもいかない・・・。
太りすぎておなかを引きずるようになった結果、おなかの毛が擦り切れ、傷になって化膿する事件を起こしたドリーム。この写真はその対策としてのパンツ作戦中の1枚。(かわいいので何度も使っています)
このほかにも、「すわ、認知症?事件」とか「よだれタラタラ、奇病にり患?事件」とか、ドリームはたくさん事件(後になれば笑い話の)を起こしてくれた。