よんばば つれづれ

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アンビリバボー!な鍼治療体験

通い始めは一回行くたびに痛みが軽減したマッサージだったが、一か月ほど経過した頃から、あまり改善が見られなくなった。先日受診した時、先生に「どうですか」と聞かれたのでそのことを言い、もしかすると筋肉だけの問題じゃなく、股関節の軟骨もすり減っているのかもしれないと話したところ、軟骨や筋肉について説明したうえで、軟骨の可能性は低く、中殿筋の深いところに凝りがあるようなので、一度鍼を打ってみませんかと勧められた。

 

以前鍼の知識のある知人から、鍼治療で神経を傷つけてしまい大変なことになった事例を聞いたことがあったので、少々恐怖心があってその時は即答できなかった。帰宅してからその知人にメールで相談したところ、大丈夫だから受けてみることを勧めるという返事だった。

 

マッサージは一週間後の予約を入れてきたのだけれど、どうせ鍼治療を受けるのなら、早く受けて早く改善したほうが良いと思い、鍼灸整骨院に電話した。こうして、初めての鍼治療を受けることになった。

 

注射の時くらいチクッとするのかと思っていたが、ほとんど刺すときの痛みはない。ただ筋肉の拘縮部分にちょうど当たったときだろうか、ズンとするような刺激を感じる。横向き、うつ伏せと、体勢を変えて何本かの鍼を打ち終了。案じたほどの痛みもなく、たぶん、不運な事故もなく、鍼治療初体験は終わった。

 

驚くほど効果が感じられるかと期待していたのだが、改善どころか、帰り道、最初に鍼を打った右側の腰が痛い。びっこをひかないと歩けないほど痛い。なにせ初めてなので、こういうものなのかな、だんだん効果が実感できるのかなと思いながら、ちょうど昼時なので近くのお店でランチを食べて、痛みをこらえながら帰宅した。

 

だいぶ経ってトイレに行ったときに、ポロリと手に触れるものがあり、見るとなんと鍼だった。知らずにいた私も鈍感かもしれないが、先生、使用した鍼の本数は確認して回収してくださいよ!という気分だ。

 

昔、寸暇を惜しんで子供のお昼寝中などに子供や自分の服を縫ったが、万一赤ちゃんに事故があってはと、縫い針も待ち針も、針の本数チェックは必須事項にしていた。

 

治療を受けた日の私の服がテロンとした生地のチュニックだったため、きっとまくり上げていたのがタラっと鍼を打った部分にかかってしまい、隠れて見えなかったんだろうなと想像するのだけれど、それにしても、本数さえチェックしていれば起こらなかったはずだ。

 

刺さっていた鍼を抜いたあと、急速に痛みは解消した。もちろん一回の治療で股関節の痛みが雲散霧消ということはないが、少なくとも、不快な膝折れ症状(俗に言う膝カックン)が消えた。2、3日後が一番効果を感じられるかもしれないという話だったし、少し様子を見て、良さそうなら次回も受けよう。ただし、鍼の抜き忘れにはくれぐれも注意していただいて・・・。

 

 

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私の腰に残っていた鍼。比較のつまようじと。針部分6センチ、全長8センチ。