よんばば つれづれ

民主主義を機能させる、自立した「ひとり」でありたい

「ガテン系」にガッテン、ガッテン!と愛知大学前駅でのスタンディング

雨の中、朝から外壁を水洗いする機械の大きな音が響いている。9月初旬からという通知だったが、ひと月近く遅れて、今月から私の住む棟の外壁の塗装工事に入った。

 

樹木の伐採(おかげで我が家のライラックモッコウバラジャスミンもツルハナナスもすべてきれいに根元からなくなってしまった。共用スペースなのだから致し方ない。工事前の確認の際にも、お好きに伐採してください、文句は申しませんと伝えた)に始まり、次に足場が組まれ、今日と明日は水洗い工事とのことだ。

 

2日間ベランダに洗濯物や布団は干せませんと通知したからか、あるいは初めからこの作業は晴雨関係なくするものなのか、作業員の方たちは雨をものともせず働いている。

 

こうした作業を間近に見ていると、ガテン系の仕事というのはなかなか魅力的だ。なぜか私は昔から職人仕事が好きで、子供の頃にうっとりしながら見た、大工さんがカンナ掛けする姿や、左官さんの見事な鏝さばきなど、強く脳裏に焼き付いている。長い修練の果てに会得する繊細な技の持ち主など、一も二もなく尊敬してしまう。

 

ところで、先程使った「ガテン系」という言葉、いつの間にかなんとなく理解してしまっていたが、自分で使用したのは初めてである。いったいなぜ「ガテン」なのだろうと思って改めて調べてみたら、「リクルート出版から出ている就職情報誌『ガテン』からきた言葉」なのだそうだ。

 

そして、その「ガテン」という情報誌の名前はどこから来たのか、外国語か?と思ったら、なんと、職人さんたちが使う「合点・がてん・がってんだ」という言葉がもとになっているのだそうだ。

 

・・・と、今回初めて「ガテン系」という言葉にガッテンした。ガッテン、ガッテン!

 

 

夫の実家の弘前に転居し同居を始めた後、姑と嫁と女が二人も遊んでいる家はない・・・ということで二歳半の次男を保育園に預けて、婚家の親戚筋の会社で働き始めた。その会社が建設資材を扱う会社で、内装工事の下請けもしていたので、出入りの職人さんがいた。当時すでに建設業は不況と言われて久しかったが、それでも、親方はもちろん、「手元」と言われる下働きの人でも結構いい日当を取っていたように記憶する。

 

今、ここで作業をしている人たちの労働条件は、どのようなものなのだろう。新国立競技場の建設現場では、あまりの過酷な労働に疲れ果てて自殺者が出てしまったが、うちの団地の現場は朝8時半か9時頃に始まって、お昼のほかに10時と3時には休憩があり、そして夕方5時頃には終了している。収入のほどは分からないが、労働時間に関してはたいへん健全そうだ。

 

どんな仕事も、しかるべき敬意をもって遇せられ、労働に見合った報酬や待遇が保証されてほしいと心から願う。経済大国でも軍事大国でもなくて良いから、世の中全体が、真にボトムアップ型の誰にとっても穏やかで暮らしやすいものになってほしい。二度や三度の選挙では大して変わらないかもしれないけれど、そんな未来がいつか来ることを信じたい。

 

・・・とここまで書いたところで中断し、4時から渥美線愛知大学前駅で「選挙に行こう」のスタンディングアピールをする予定になっていたために出かけた。明日が愛知大学での期日前投票日なのだ。

 

雨天だったけれども決行。参加者は4人だった。4時1分、16分、31分、46分の4本の上り電車を送った。このうち1分はあまり乗客がいなかったけれど、あとの3本はホームにいっぱいの学生がいて、道路を挟んだ向かい側に立つ私たちが掲げる、模造紙で作った大きなプラカードを見てくれていた。もちろんスマホ画面から目を上げない人もいるし、プラカードを見てくれた人でも投票に行くかどうかは分からない。でも、残された日々、できることをするしかない。

 

このあといつもの豊橋駅前に移動し、定刻より少し時間が早いが、30分スタンディングして帰宅した。

 

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愛知大学前駅。右側の車が連なっているのが国道259号線。この道路の、駅とは反対側の歩道でスタンディングした。