よんばば つれづれ

民主主義を機能させる、自立した「ひとり」でありたい

「大エルミタージュ美術館展」愛知県美術館

友人に誘われて「大エルミタージュ美術館展」に行って来た。春から初夏まで東京は六本木ヒルズの森アーツセンターギャラリーで開催されていたようなので、ご覧になった方も多いかもしれない。

 

サンクトペテルブルクまで出かけることはまずないだろうし、だいいち、名古屋の美術館に出かけることさえ相当久し振りなので、大して考えもしないで誘いを受けた。私の頭の中は、かつてやはり名古屋で観た「マリア・テレジアシェーンブルン宮殿」展に似たような展示かなと勝手に思い込んだ。

 

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                            (10年も前に観たもの)

 

この時は絵画だけでなく、マリア・テレジアの使用したお茶のセットや彼女の愛娘マリー・アントワネットのライティングデスク、中世の豪華なドレスなど、工芸・衣装・宝飾品まで幅広い展示内容だった。

 

世界三大美術館と言われ所蔵品も膨大であろうから、さぞバラエティに富んだ内容ではと勝手に想像していたが、ちょっと調べれば、「オールドマスター 西洋絵画の巨匠たち」と副題がついているのを知ることができた。そう、16世紀から17世紀を中心とする絵画のみの展示だった。

 

1イタリア:ルネサンスからバロック

2オランダ:市民絵画の黄金時代

3フランドル:バロック的豊穣の時代

4スペイン:神と聖人の世紀

5フランス:古典主義的バロックからロココ

6ドイツ・イギリス:美術大国の狭間で

このような6つのテーマに分けた85点にのぼる作品の展示だったのだけれど、正直なところ、あまり変化がなくて少し疲れてしまった。もう少し美術に造詣が深く、このテーマ分けから多くのことを感じ取ることができれば、もっと興味く見ることができたのかも知れない。

 

それでも、心に残る作品がなかった訳ではない。ルカ・カルレヴァリスの「ヴェネツィア、運河に面したドゥカーレ宮殿前の眺め」や、

 

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ムリーリョの「受胎告知」の白い鳩など、印象に残っている。

 

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(会場は、下のパンフレットに印刷されたエカテリーナ二世肖像画以外は撮影禁止だったので、ウェブ上よりお借りした)

 

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夏休み中とあって親子連れで来ている人も多かったが、けっこう子供たちはマナーがよく、落ち着いて観ることができた。