水は低きに流れ、私は易きに流れる。5年前の夏は、どんなに暑くても毎日仕事に出かけていたのに、もう窓の外の強烈な日差しを見ると気持ちが萎えて、なんだかんだと出かけられない理由を探し、延ばせる用事は一日延ばしにしてしまう。
気にかかっていることは、さっさと片付けないとよけいに気鬱のもとだ。スッキリして元気になるためには、できることをできる日にしていかなくては・・・。
ということで、まずは墓参。近くのお店で花を買って、さてタクシーを呼ぼうと思ったら、スマホを忘れている。店頭には公衆電話があるのでそれでかけてもいいのだが、もう一つ、ついでに取って来たいものもあったので家に戻って車を呼んだ。
車の中で、運転手さんに「今朝がたの雨すごかったですねェ」と話しかけられて驚いた。私は全く知らずに寝ていたのだ。名古屋では道路が冠水したリ、地下道に水が入ったりして大変だったらしい。水の心配もしないで寝ていられる幸せに感謝しなければ。
暑いときなのでちょっと贅沢して、墓参の間タクシーに待ってもらって、そのまま次の用事の先へ移動する。先月自転車で転倒して骨折した方のお見舞いに。ご高齢なのでかなり回復には長い期間かかるのではないかと案じたが、もう杖を突いて歩けるまでになっていた。
リハビリ専用の広い部屋で、さまざまな器具を使って、たくさんの若いスタッフの方たちが患者さんの指導をしていた。その人たちを見ているうちに、この仕事も将来AI搭載ロボットが代わるようになるだろうかと考えた。できなくはないだろうけれど、たぶん患者さんは人間の方がいいだろう。でも、ロボットが冗談なども言えるようになり、人間味も備えるようになれば、気の合わない人間のスタッフより好まれるだろうか・・・などと夢想してしまった。
ところで、民進党の蓮舫代表の国籍問題が再燃している。最初にニュースになった時から、私は二重国籍の何が問題なのだろうと思っていた。今回の震源は同党内だというのだから、民進党には本当にガッカリさせられる。 ただし、べつに私は蓮舫氏が代表として望ましいと思っているわけではない。
この騒ぎに関連して、フェイスブックにどなたかがアップしてくれて知ったサイトなのだけれど、対象が子供なだけに、とても分かり易く二重国籍問題について書かれていたので紹介したい。
難民問題といい、この国籍の問題といい、いったいこの国は今も鎖国状態なのだろうかと思う状態だ。先日閉会した通常国会も、本来首相が李下に冠を正さないだけの良識を持ち合わせていたら、存在しなかったはずの「もりかけ」問題に膨大な時間を取られてしまった。
志の低い政治家や官僚を持つと、私たちの納めた税金が本当にもったいない使い方をされてしまう。一人当たり800万円を超えるような借金財政の国で、しかも今後は下り坂を行くしかない状況だというのに、なんともったいないことか。
政治家をAI搭載ロボットにしたら、こんな無駄がなくなるだろうか。それとも昔の映画にあったように、AIが暴走して人間に君臨するようになってしまうだろうか。
猫にまかせれば、いちばん平和よ~。 byドリーム